学部案内

総合福祉学部:情報福祉学科

情報福祉学科は改組により、平成20年4月から[総合マネジメント学部・情報福祉マネジメント学科]に生まれ変わります。
詳しくは情報福祉マネジメント学科のページをご参照ください。

学科長 風間 典昭「専門は金属材料物理。アメリカ、カナダ、ドイツでの研究を経、産学官民連携コーディネーターを経験し平成16年赴任。福祉情報に基づく健康・福祉(機器、サービス、システム)開発と伝統的工芸文化に基づく福祉茶道の研究を進めている。」

情報福祉学科とは

21世紀の豊かな福祉社会を実現させる手段として、情報科学に大きな期待が寄せられ、情報科学と社会福祉学の両分野に精通した人材育成が急務となっています。本学科は、情報科学を理解した上で、これを活用したより質の高い福祉を推進できる人材の育成を目標としています。

例えば、福祉施設でコンピュータを使って行われるデータ処理の基礎的知識や技術を学び、それを応用して現場で役立つ新しいソフトウェアの開発に挑んだり、障害者に取って使いやすいインターフェースなど、機器の研究も行っています。

本学科では、単にコンピュータの操作技術を身につけるのではなく、真に豊かで活力のある福祉社会を実現させるため、情報処理技術をどのように活用すべきかを実践的に学びます。

学ぶべきはコンピュータの操作ではない。
情報技術を福祉の未来にどう生かしていくかということ。

明日の福祉社会に役立つ情報機器、サービス、システム開発を目指す

「情報」という言葉から連想するものは、コンピュータなどのいわるゆITだと思います。それはあくまで処理方法であり、機器の扱い方です。しかし、この学科で考える「情報」は、それだけにとどまりません。情報機器、サービス、システムにまで発展します。

人々はいずれかに不満を持っていることが多いのです。その不満は重要な情報であり(広い意味で、情報はどこからでも読み取れます。自然界からも、人間からも、福祉の現場からも)、そこから総合的なコンテンツを開発して世の中に提案していきたいと考えています。

例えばリハビリ機器。これは決して楽しいものではありません。患者さんたちは苦痛を耐え、黙々とメニューをこなしていくしかありません。でも、もしリハビリがゲーム感覚で楽しめたら…。歩行訓練がバーチャルリアリティを活用した3次元の中で体感できたら…。リハビリも楽しいものになると思いませんか? このように現場での体験から、不便であるとか、使いにくいとかの情報を得て、そしてそれを改善・サポートできるシステムを開発し、最後に再び現場に戻す。これがこの学科の目指すサイクルです。

福祉の心をもっていれば開発すべきものが見えてくる。

また、これからの社会福祉は「地域における総合的ケアシステムの確立」が大事になってきます。

このシステムの確立にも、やはりコンピュータやインターネットなどの「情報」技術は不可欠です。

この学科では福祉の心を持った感性豊かな人間を育て、「情報」技術を活用していくことで、世の中をよくしていく手法やシステムを構築していきたいと思っています。

福祉に役立つ情報を生み出す力は一般企業でも十分に活かされる

本学科では、「福祉」と「情報」に密接なつながりを持たせて授業が展開していきますが、好奇心のある学生はそれだけで教え甲斐があります。好奇心が学びの吸引力になるのです。また、どんな情報でもそこに込められている意図や理由を読み取るようにしてください。隠されている情報を読み取る感性もとても大事なのです。

情報福祉学科は、一般企業への就職率が高いことも大きな特徴です。福祉に役立つ「情報」を生み出す力は、どの分野でも活かされるのです。

現場でのケアを側面から支援するという、
福祉との関わり方もあるんです

情報福祉学科 似内 寛 先生

福祉の場に役立つソフトやハードの開発を学ぶ

私のゼミでは主に福祉施設で情報管理をするソフトの開発をしています。ゼミは2年生次から始まるのですが、2年生次ではソフトの作り方をしっかり学び、3年次では各自何を作るのかの検討を始め、4年生次で卒業制作を完成させます。

福祉施設で扱う情報はとても複雑になっていますし、利用者の健康記録の管理なども、無駄が多くて効率が悪かったりします。例えば、ある在宅介護のお年寄りが、ヘルパーを利用し、週何回かはデイサービスに行き、時々訪問介護ステーションの看護師さんに来てもらうとします。すると一人の利用者に複数のん業者が関わることになりますが、現状では業者ごとに利用者の健康状態などの情報を管理しているんです。

また施設での情報管理は、まだ紙が主流です。もちろん各施設にパソコンもデータベースソフトも入ってはいるのですが、あまり便利ではないようですね。紙になら入力技術がなくても書けますし、書いたものを後から検索することはあまりないので、今のところは紙の方が効率がいい。でも今後、先ほどの例のようにいろいろな業者が連携して仕事をするようになると、情報の共有が必要になってきます。

ゼミでは、こういった課題をみつけ、効率的な情報管理の方法を考えて、サービスの質を上げ、職員の仕事を楽にしていくことを目標にしています。他の先生方のゼミでは、幅広く環境問題を扱ったり、障害者用ゲームソフトを作ったり、障害者が使いやすい機器づくりなどにも取り組んでいます。

豊かな発想を生かして新しい福祉を作っていこう

学生たちにこの学科で学んでほしいと思うのは、まず「実際に役立つものを作る」という感覚です。また、自分の作ったものに対して「もっとこうならいい」とか「使いにくい」とかさまざまな意見をもらって、よりよいものに仕上げていく行程。3つめは、人に何か意見を言われながら仕事をしていくという経験です。社会に出ればこれが日常ですから、これらをしっかりと身につけてほしいですね。

このように、現場でのケアを側面から支援するという、福祉との関わり方もあるんです。今パソコンが使えなくても、新しい福祉にチャレンジしたい人を歓迎します。君たちの中には豊かな発想をもっている人が大勢いますよ。

在校生からのメッセージ

福祉施設の情報管理をサポートするデータベースを開発したい

情報福祉学科
3年 小野寺 一洋さん[千厩高校出身]

福祉の現状を知り、必要な情報技術を考える楽しさ

もともと高校時代に情報技術について学んだのと同時に、ボランティア活動などもしていたんです。そういう経験があったので、情報と福祉の双方を学べるこの学科はいいなあ、と思っていました。情報福祉学科で、1年生の時には福祉の基礎や情報科学の基礎、そして大学生としての心構えを学びました。2・3年では、福祉分野に役立つソフトの開発など、情報技術やその知識を学んでいます。

一番楽しいのはゼミ活動です。社会福祉ゼミでは佐々木浩哉先生のもと、介護保険など法律についてと、福祉施設やサービスの現状、改善点などを学び、そこで学んだことを基に、情報福祉ゼミの似内寛先生のもとで、福祉の場で役立つ情報技術を考えていきます。勉強している内容が無駄なくつながっていて、自分に力がついていることが実感できるんです。

大学に入って自分の道を見つけることができた

僕自身、大学に入っていろいろな講義を受講するうちに、視野が広がったように思います。そうしているうちに「人と接する仕事がしたい」と、自分の進むべき方向もはっきりわかってきました。将来は、施設で情報管理をサポートするデータベースソフトを開発したいです。同時に情報技術と社会福祉士の資格を取得して、福祉の場でも企業の場でも活躍できるようになりたいと思っています。

福祉大には福祉施設や研究所もありますし、パソコンやネットワークシステムなどの設備が整っています。その結果、福祉と情報技術を深く学ぶことができて、とてもよい環境だと感じています。また良き仲間、良き先生方に出逢えて楽しい大学生活です。みなさんも自分の目標を見定めて、充実したキャンパスライフを送ってください。

取得できる資格

活躍が期待される場

老人福祉施設、老人保健施設、障害児・者福祉施設、児童福祉施設、官公庁・自治体における情報処理部門、情報処理企業、福祉関連企業、高等学校等の教育機関、社会福祉団体、非営利法人 等

情報福祉学科オリジナルサイト

http://wwwx.tfu.ac.jp/jhp/index.html

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