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ごあいさつ

第29回大会 準備委員長 宇田川 一夫(東北福祉大学)

 浅春の候、会員の皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

このたび、日本箱庭療法学会第29回大会を2015年10月10日(土)・11日(日)東北福祉大学で開催する運びとなり、その第1報をお届け致します。

第1報が届く頃には、東日本大震災から4年が経過する頃でありますし、大会開催の時は、4年7ケ月目となります。大会に参加された方はお分かりと思いますが、仙台市中心地は建物、道路等に震災の影を見出すことはなくとも、一足沿岸部に足を延ばせば寂寥たる風景を目にするでしょう。そこで準備委員会として、この時期もう一度東日本大震災を新たに捉え直してみようということとなりました。

大会テーマは、「“ゆらぎの物語”を創る」にしました。2011年3月11日午後14時46分頃、東日本を中心に大地が「ゆらぎ」、その後大海の「ゆらぎ」のできことを経験しました。このできことにより人々は「ゆられ」、「ゆらされ」、現在でも「こころのゆらぎ」を経験していると思います。

未曾有の被害を生じさせた東日本大震災の「できこと」を「あの時、あの場で、起こったこと」として受け止めるか、それとも自分や身近の「できこと」、「起こったこと」、これらさまざまな“こと”を結びつけ、その意味を見出しているか、現在でも千差万別の受け止め方や感じ方をしていると思います。

そこで大会テーマは、東日本大震災を経験した人々ができことを羅列するだけでなく、多くの憂い悲しいできことをひとつひとつ意味あることとしてつなぎ合わせ、いろいろな“こと”を“もの語る”一助になればとの願いを込めています。

被災された方は言うまでもなくさまざまな支援をされた方々の“こころのゆらぎ”の状態を、ひとつひとつ意味あること、運命的なこととして関連づけてその人なりの物語を創ることができれば、可逆性のある“こころのゆらぎ”の状態になるのではないかと考えております。

多くの方が参加され、大会中に経験したさまざまな「ゆらぎ」を参加者それぞれが自分なりの物語を創ることができる大会になればと、準備委員一同祈念しております。