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特別展「芹沢銈介があつめた 外国の扉と椅子」

開催期間

2013年4月8日(月)〜7月13日(土)

 今回は、芹沢銈介コレクションの中からイギリス、フランス、アフリカ、インドネシアなどの扉と椅子を紹介します。芹沢銈介はプリミティブな造形に関心を寄せ、各国の民族工芸品を蒐集していましたが、扉や椅子に対する情熱も深いものでした。ヨーロッパの椅子には、地方ごとに独特のスタイルを持つイギリスのカントリー・チェアや、スペインの教会用の椅子、フランスとスイスの国境で使われていた椅子などがあります。素朴でありながら使い心地を考えた工夫が各所に見られ、中には17世紀頃の古い椅子も収集しています。また、アフリカのものでは、祖先を表す人物像が彫刻されているものや、瘢痕文様が彫刻された儀礼用の扉、豊饒や権力を示す動物が表現された椅子など、扉や椅子に民族の精神性が色濃く現れています。

 芹沢銈介が暮らしていた東京・蒲田の家は、もとは宮城県石越町にあった板倉を移築したものですが、芹沢は1階を応接間兼仕事場として使っていました。そこには欧州旅行のときに買い求めたいくつかのヨーロッパの椅子、メキシコの皮張りの椅子、壁にはアフリカの穀物倉庫の扉というように、異なる国々のものを身辺に置いては楽しんでいました。個々のオリジナリティが表出されているにもかかわらず、訪れるものを楽しませ、身構える窮屈さを感じさせない空間を生んだといいます。

 芹沢銈介の長男・長介氏が「父は気に入った椅子を見かけると、すぐに手帳を取り出してスケッチをし、あとでそれをもとに板絵、ガラス絵、水彩画に仕上げ、さらに型絵染にもした」と述懐していたように、椅子や扉は数々の作品のモチーフともなっています。「扉あり入るや出づるや」「ここに椅子あり」という言葉を添えた作品のあることからも、椅子や扉がいかに好きであったか伺えます。

 この展示では、静岡市立芹沢銈介美術館から48点を借用し、当館所蔵品と合わせて約70点を紹介します。

出品作品

イギリス、フランス、アフリカ、インドネシアの扉と椅子を約70点と関連資料

同時開催

5F 企画展
「のれん いろいろ —芹沢銈介作品より—」(4月8日〜8月10日まで開催)
「氷コップとコンポート」(4月8日〜8月10日まで開催)

1F 企画展
「宮城県のやきもの 堤焼・切込焼」 (4月8日〜8月10日まで開催)

催しもの

◆講演会「アフリカの扉と椅子、そのスピリチュアルな造形」
講師:小川 弘 氏(東京かんかん代表)
5月25日(土)13:30〜15:00 定員70名
※申込方法は、電話または直接受付カウンターへ。
なお、当日の入館券が必要になります。

◆学芸員によるギャラリー・トーク
6月29日(土)、7月13日(土)各11:00〜
※ 自由参加(当日の入館券が必要です)

◆ワークショップ
①「扉のカードを作ろう」材料費300円 
7/13までの毎週火・土曜日 11:00〜15:00
② 夏休み 伝統の技体験「うちわを作ろう」材料費300円
開催日:7/20(土)、7/21(日)、8/6(火)、8/7(水)、8/18(日)
11:00〜15:00受付(但し、団体の場合は事前にお申し込みください)

休館日

日・祝日、5/2(木)
ただし、5/3〜6(金〜月・祝日)、6/30(日)、7/15(月・祝)、7/21(日)は開館します。

本日開催の展覧会・イベント