大学概要

建学の精神及び教育の理念

行学一如[学業も実践も本は一つ]。自利・利他円満[支え合い、ともに幸せに]

本学は、我が国最大の仏教宗派である曹洞宗宗立の学校法人 栴檀学園の経営にかかる福祉学専攻の私立大学であり、道元禅師の『行学一如』を建学の精神に掲げ、その教育の理念は、大乗仏教における『自利・利他円満』の哲学を基調としている。

即ち、本学が目指すところは、「人間は凡て生かされつつ、生かしつつ」を信条とし、「それぞれの人間の持てる力を出し合い、互いに支え合いながら生き甲斐を感ぜられるような社会」を実現することであり、建学以来受け継いできた「学問研究と実践実行は全く一体である」ことを認識し、この両者の両立・調和(『建学の精神』)を図りうる人材の育成にある。

今さら言うまでもなく大学は、学術の中心として広範な知識を伝授するとともに、深奥なる専門的学術技能を教育・研究し、知育、徳育、体育の滋養を図り、やがては社会における応用能力を展開しうる人材を育成する高等教育機関として設置されたものであって、人類の幸福と国家社会の発展に資する責任をもつものと考えている。

本学は、その『沿革』にも記したように、 1875年(明治8年)発祥の宮城県曹洞宗専門支校を淵源とし、その後、我が国教育制度にかかる文部省令の改正や曹洞宗教育令の制定などにより幾多の変遷を重ねた後、 1962年(昭和37年)、4年制大学へと進展した長い歴史をもっている。現在、総合福祉学部の中に社会福祉学科、産業福祉学科(平成20年度募集停止)、社会教育学科福祉心理学科、情報福祉学科(平成20年度募集停止)の5学科に加え、平成18年4月には、時代の要請に応えるべく新たに子ども科学部子ども教育学科健康科学部保健看護学科の2学部2学科を設置、平成20年4月には総合マネジメント学部を新設し、産業福祉マネジメント学科と情報福祉マネジメント学科が誕生した。また、健康科学部にリハビリテーション学科と医療経営管理学科を設け、4学部9学科体制になった。大学院には通学制修士・博士課程を有し、通信教育部通信制大学院をも擁する東北地方屈指の私立大学となっている。

さらに近年に至って、学生には建学の精神たる「行学一如」を体得しうる実践の場を提供し、一方では、21世紀の新しい社会福祉学の創出を模索しつつ、時代が求める「開かれた大学」「地域社会に密着し、共に歩む大学」としての理想を実現するために、その一環として 1996 年(平成8年)に大学所有地内に関連社会福祉法人 東北福祉会を、また、 2000年(平成12年)には、同じく関連の医療法人社団 東北福祉会を設立し、これら経営にかかる老人福祉施設5ヵ所のほか、認知症介護研究・研修仙台センター、児童福祉施設等を開設するとともに、 2003年(平成15年)には、本学が標榜する『予防福祉・健康増進』の拠点としてウェルコム21を竣工し、予防福祉クリニックの開業等、多角的福祉関連事業を展開する(現在は大学院およびリハビリテーション学科が学ぶ)一方 、教育環境のさらなる向上と地域貢献ならびに学生諸君の通学の利便性を図る目的で平成19年春、ステーションキャンパス ーJR仙山線「東北福祉大前駅」およびこれに隣接する「ステーションキャンパス館」(地上8階)ー を完成し、平成20年4月には経営母体を同じくする学校法人栴檀学園「東北福祉看護学校学校」を開校。続く同年6月には、多様化する現代社会において大きな課題となっている『こころのケア』に、大学の持つ各種の福祉研究の成果を基に、保健や福祉と融合した医療を提供し、地域社会のニーズに応えようとの試みから「東北福祉大学 せんだんホスピタル」(地上4階・144床)を開業したところである。

本学は、新世紀が求める福祉の理想像、即ち、人間の持つ可能性をさらに深く探求しつつ、従来の「モノやカネ、あるいは施設や行政に偏りがちであった社会福祉」を変革し、社会のシステムがどのように複雑化しようとも、人間一人ひとりが生きがいと自立を見いだし、一層の「生活の質(QOL)」を高め合う社会が実現できるよう—との願いから、 1998年(平成10年)、文部省(現文部科学省)が進める「学術フロンティア推進事業」の拠点校としての指定を受け『感性福祉研究所』を設置し、生命科学、環境、心理、福祉、感性情報、学術情報の6部門にわたり「生命科学を基礎とする感性と環境の相互作用に関する学術研究」を推進し、その成果を全世界に向けて発信、広く人類の福祉の増進に役立てようと試みているところである。

また本学は、「福祉の対象は人間である。従って社会福祉事業に携わらんとする者はもちろんのこと、社会のあらゆる分野で活躍せんとする者は、唯単に、学業のみを積み重ねるだけでなく、他人との関わりを大切にし、他人と協力し合う気質を養うことが肝要である」との認識をもち、その方策の大きな柱として学業以外のいわゆる課外活動、即ち文化活動をはじめとしてスポーツやボランティア活動等の振興についても、全学挙げて取り組んできている。

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