社会福祉学専攻
高齢者心理研究
担当教員●加藤 伸司
- 4単位
- R
- 1・2年
テーマ
生涯発達の視点から捉えた高齢者心理学
心理学の分野におけるこれまでの研究の多くは、乳幼児期から青年期、成人期を対象に行われたものが多く、特にわが国における高齢者心理学の研究は乏しかったのが現状である。しかし急速に進んだわが国の高齢社会において、心理学に期待される役割は大きい。「高齢者心理研究」「老年心理学特講」では、高齢期を生涯発達心理学的視点からとらえ、加齢が心身機能に及ぼす影響について検討していく。特に高齢期における認知機能の変化やパーソナリティの変化、対人関係、欲求と適応等の心理学的諸問題を系統的に理解し、これらの現象が高齢者の生活にどのような影響を与えていくのかを考察する。
レポート課題
| 課題1 | 高齢者の心理学的諸問題について、これまで通説として知られてきたものが誤りであることが様々な研究結果から明らかになってきている。このような問題を一つとりあげ、過去の通説が心理学的研究の結果からどのように明らかにされたのかについて解説せよ。 |
|---|---|
| 課題2 | 高齢期に多くみられる認知症について、その原因と種類、特徴などについて触れ、認知症高齢者および介護家族に対する心理学的援助法について述べよ。 |
アドバイス
| 課題1 解説 |
「高齢者心理学」「エイジング」「老年学」ということばをキーワードに現在刊行されている書籍や学術論文を参考に、これまでの通説と新たな発見について簡潔にまとめ、自分自身の意見を取り入れてまとめていく。 |
|---|---|
| 課題2 解説 |
認知症高齢者に関する心理学的視点からの書籍や文献は少ないため、医学や看護、介護、福祉の視点から書かれている書籍や文献も参考にし、自分自身の意見を取り入れて課題をまとめていく。 |
参考文献
(赤字=大学から送付される必読図書)
- 加藤伸司編 2010『発達と老化の理解』介護福祉士養成テキストブック10 ミネルヴァ書房
- 長谷川和夫監修 加藤伸司編集 1992『痴呆性老人の心理学』高齢期の痴呆シリーズ5 中央法規
- 加藤伸司著 2005『認知症になるとなぜ「不可解な行動」をとるのか』河出書房新社
- 黒川由紀子編 1998『老いの臨床心理』日本評論社
- 東京都老人総合研究所編 1998『サクセスフル・エイジング』潟潤[ルドプランニング
- 下仲順子編 1997『老年心理学』培風館
- 長谷川和夫監修 1997『痴呆予防と介護』PHP研究所
- 柴田博 他著 1985『間違いだらけの老人像』川島書店
- 日本認知症ケア学会編 2005『認知症ケア標準テキスト 認知症ケアの基礎改訂』(株)ワールドプランニング
