総合福祉学研究科 福祉心理学専攻

教育目標

福祉心理学専攻は、本学の建学の精神である「行学一如」を基盤とし、心理学に関する高度な知識と技術を学び、個人から社会の広義の福祉に幅広い心理的知見を持ち、心理的援助・実践ができる人材育成をめざしています。

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

1.学生が身に付けるべき資質・能力の目標

(1) 応用心理学全般の基礎的素養と発達、教育、健康、社会、司法・矯正、臨床心理学に関する専門的知識・技法を習得している。
(2) 心理学に関する研究課題を自ら設定し、専門的知識や技法を用いて、心理学研究法の方法を使い研究をすることができる。
(3) 社会や各種職域の変化や要請に対応できるよう福祉・心理・社会の多次元に渡る広い視点から実践することができる。
(4) 心理学の専門的知識、心理的実践活動、そして心理学研究の3領域を互換的に総合することができる。
(5) こころの健康の援助、家族関係の援助、社会福祉の援助、発達援助、地域活動の援助、災害・被害への援助、心理的・社会的適応の支援などを実践できる。

2.学位授与の条件

福祉心理学専攻の教育目標を理解し、30単位以上を取得すること。
 

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

1.教育課程編成

 現代社会が複雑化していく中で、個人が自由で円滑な日常生活を送ることが難しくなっており、社会・労働組織もストレスフルな状況に陥る傾向にあります。このような現実に対して、心理学的見地から介入できる専門家を育成すべく、福祉心理学専攻は福祉心理学分野と臨床心理学分野の2つの分野を設定しています。

 福祉心理学分野は、福祉心理学を基礎として個人並びに社会の広義の福祉を実現するため福祉心理学的知見を活用し、こころの健康の回復、維持、促進する専門家を育成していく科目を編成しています。

 臨床心理学分野は、こころの状態が長期的かつ深刻化し日常生活を円滑に過ごしにくい人を主に対象として、その人(組織)の独自な心的な世界のアセスメントを行い、こころの回復のための心理面接を行う専門家を育成していく科目を編成しています。

 なお、教育、社会、人格心理学等の科目、および心理学研究法、調査・心理統計学など実証科学としての心理学の科目については、共通科目として習得できるよう編成しています。
 

2.学修方法・学修課程

講義科目

 問題解決型学習、役割体験学習、課題学習を行います。院生同士のディスカッション、教員と院生とのディスカッションを行い、学習の目的・内容の理解を深めます。

演習科目

 課題をレポートにまとめ、プレゼンテーションし、院生間、院生と教員間でディスカッションをし、課題の理解を深めていきます。

実習科目

 学内並びに付属施設の臨床心理相談室、せんだんホスピタル、特別教育支援室、社会福祉施設等で行われます。倫理を含めた実習前指導、実習後、実習に関してカンファレンスを院生と教員で行い、共通理解を深めます。

研究指導の内容や方法

 実証的、論理的な研究を進めるため、院生1名につき指導教員、副指導教員を定め、テーマや変数の適切性、分析方法の選択、論文構成や内容等に関して、綿密な指導を行っています。また、中間発表会・報告会等により集団指導を行っています。

学修成果の把握・評価の方法と指標(客観的指標)

 課題のレポートのまとめ方、プレゼンテーション能力、ディスカッション能力、修了課題のレポート等総合的に評価をします。

研究倫理教育

 実習などでのレポート作成に関して守秘義務、個人情報の保護等の重要性を指導しています。
 レポート、修士論文等に関しては、引用文献、参考文献の明示することを指導しています。調査に関しては、個人情報の保護、個人を特定できないこと、調査を拒否できる権利があること等を被験者にインフォームドコンセントする必要を指導しています。CITI JAPANのeラーニングなどを学修することを勧めています。

キャリア支援(職業倫理教育・学会や研修会への参加)

 内部の機関や外部の機関等で実習・調査を行う場合、事前に守秘義務、個人情報保護等の倫理に関するガイダンスを行っています。また、外部実習・調査の場合も事前にその機関の職務規程、倫理に関すことのガイダンスを受けています。外部実習・調査のレポート作成も個人が特定できないレポートの作成や発表の仕方を指導しています。また、実習・調査後も個人情報を漏らさない指導も行っています。
 学会への入会と参加を極力勧めています。福祉心理分野では、目指す研究領域の学会の入会と発表を勧めており、臨床心理分野では、日本心理臨床学会の全員の入会、研修会の参加、発表を勧めています。

学修方法、学修成果の評価の在り方

 受け身の学修でなく、自らレポート課題、研究課題、実習課題を設定し、主体的に課題解決に取り組むことを求めています。課題選択のレベル、成果までの過程の分析や結果について、合理的、実証的にまとめているかを評価しています。

3.学修成果の評価の在り方

 教員と学生自身によって評価されます。
 教員による評価では、受け身の学修でなく、自らレポート課題、研究課題、実習課題を設定し、主体的に課題解決に取り組むことを求めています。課題選択のレベル、成果までの過程の分析や結果について、合理的、実証的にまとめているかを評価しています。
 学生による評価は、本学独自のWeb学修ポートフォリオによって学びの過程と学位授与の方針の達成度を視覚化して確認します。

入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

1.求める学生像

(1) 一人ひとりの人権や尊厳を重んずる人間理解を基に福祉心理学分野あるいは臨床心理学分野の専門領域に強い関心を持ち、これらの領域において研究、実践を行う明確な意志を持っている人。
(2) 心理学の専門的知識・技法を偏りなく幅広く修得する意欲のある人。
(3) 合理的、論理的な思考力、判断力、表現力等の能力のある人。
(4) 主体性を持ちながら多様な人々と協働して研究と実践ができる人。

2.入学前に培うことを求める力

(1) 両分野の研究と実践を進めるために必要な知識・技法と論理的思考、判断力を培うことを求めます。
(2) 合理的、論理的思考力、判断力そして表現力等を培うことを求めます。
(3) 人間関係において主体性を持ちながら他者を尊重し、共感性を持って接し、協働できる力を培うことを求めます。

履修モデル

※公認心理師になるための必要な科目の開講についての確認申請書を提出中につき、平成30年度カリキュラムは変更の可能性があります

この記事に関するお問い合わせ

教務部大学院事務室
住所:〒989-3201 宮城県仙台市青葉区国見ケ丘6−149−1 ウェルコム21
TEL:022-727-2288
FAX:022-728-6420
E-Mail:graduate@tfu-mail.tfu.ac.jp
長期履修学生制度
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総合福祉学研究科 社会福祉学専攻 平成28年度博士論文要旨