総合福祉学研究科 福祉心理学専攻 福祉心理学分野の教員紹介

主な研究指導教員

秋田 恭子【教授】

専門:臨床心理学/担当科目:臨床心理学特論Ⅰ、臨床心理実習ⅠA・ⅠB(心理実践実習ⅡA・ⅡB)、臨床心理実習Ⅱ、研究指導Ⅰ・Ⅱ

教員業績

【研究内容】
心理療法を行っていく上で、自死の問題に突き当たることがあります。そういう人たちに心理職としてどのような援助ができるのかということに関心を持っています。青年期の悩みに対するアプローチとして、どんなものが良いのかということにも関心を持っています。
面接場面で、クライエントが自分および自分の状態を表す言葉、セラピストがクライエントの状態を表す言葉に関心があります。

【大学院をめざす方へのメッセージ】
臨床心理士に加えて、公認心理師という新しい国家資格の誕生に伴い、さらに様々な分野での活躍が心理士(師)には、期待されています。
心理職として、自分は将来どんな分野で働きたいと思っているのか、深く相手の心にかかわりたいかあるいは、現実的な適応をめざすかかわりをしたいのかを見極めることがまず、大事かと思います。それには、大学院時代に、専門書以外にも様々な分野の本を読むこと、同級生と議論すること、教員と話すこと、様々な研修会に参加すること、実習などを通して見つけていってください。もちろん、人生は長いので、また、関心が変わることはあるとは思います。

【著書・論文】
「コミュニティ心理学からみた居場所「カドベヤで過ごす火曜日」」心理臨床の広場24 vol.12 No.2 Mar.2020
マイケル・カーン『ベイシック・フロイトー21世紀に活かす精神分析の思考』(共訳、岩崎学術出版社,2017)
北山修監修・妙木浩之編『日常臨床語辞典』(共著、誠信書房、2006)

三谷 聖也【教授】

専門: 臨床心理学、家族心理学/担当科目:臨床心理基礎実習、家族心理学特論(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践)、臨床心理査定演習Ⅱ、心理実践実習ⅠA・ⅠB、研究指導Ⅰ・Ⅱ

教員業績

【研究内容】
心理療法における抵抗概念という研究テーマを起点として、その後、がん緩和ケア領域における家族支援、発達障害児者とその周囲者の支援など、個と家族そして社会をつなぐ領域の研究に取り組んできました。近年は、心理学とデザインとの関係を探求しています。

【大学院をめざす方へのメッセージ】
大学院とは学問を探求する場です。学問とは「学ぶこと」と「問いを持つこと」と言えます。本専攻では資格取得を目指すこともできますが、資格の「学び」だけでは不十分です。資格を通して何がしたいのかどうなりたいのか、ぜひご自身に「問い」かけてみてください。資格とは手段であって目的ではないのですから。

【著書・論文】
共著『家族心理学 家族システムの発達と臨床的援助〔第2版〕』(2019,有斐閣ブックス)、共著『公認心理師実践ガイダンス 第三巻 家族関係・集団・地域社会』(2019,木立の文庫)、共著「エンドオブライフ期の家族支援」『家族心理学年報36』(2018,金子書房)、共著「発達障害とライフデザイン」『家族心理学年報34』(2016,金子書房)

渡部 純夫【教授】

専門:臨床心理学、福祉心理学/担当科目:臨床心理学特論Ⅱ、臨床心理実習ⅠA(心理実践実習ⅡA)、臨床心理実習ⅠB(心理実践実習ⅡB)、臨床心理実習Ⅱ、研究指導Ⅰ・Ⅱ

教員業績

【研究内容】
福祉心理学の領域では、人々の幸せの追求や生活の質を向上させるために、福祉心理学の理論と実践をどのように体系化すればよいのかについて、東日本大震災で被災し、かつ援助を行っている方の後方支援を通して考えております。臨床心理学では、生き方の問題を主な課題に据えて、箱庭療法など非言語的アプローチの可能性を追求しております。また、ジブリなど現代の物語から深層心理を解いていくことも行っております。

【大学院をめざす方へのメッセージ】
大学院は、研究の場であり、自覚と覚悟をもって研究を進めていかなければなりません。その過程において発見や気づきがあります。学問をすることの苦しみと楽しみを味わうことができます。自分の生き方に大きな影響を与えてくれるものを発見することになります。大志をもって大海に漕ぎ出しましょう。

【著書・論文】
『福祉心理学』 共著 ミネルヴァ書房 2021、(増補版)『こころのケアの基本』 共著 北樹出版 2020、『改訂版 現代と未来をつなぐ実践的見地からの心理学』 共著 八千代出版株式会社 2019、『福祉心理学の世界-人の成長を辿って-』 A new perspective:Psychology for Social Welfare -Well-being and Resilience in life stages- 第Ⅱ部児童期 第6章「発達障害をどう考えるか」 第Ⅲ部青年・成人期 第9章「職場としての児童養護施設で起こっていること」 共著 ナカニシヤ出版 2018、『こころのケアの基本』 共著 北樹出版 2013、『生涯発達の中のカウンセリングⅡ-子どもと学校を援助するカウンセリング-』 共著 サイエンス社 2013、『社会貢献学入門』社会貢献活動支援士を目指して 共著 TKK3大学連携プロジェクト共同テキスト開発委員会 2011、『福祉心理学総説』 共著 田研出版株式会社 2011、『心理学理論と心理的支援』 共著 ミネルヴァ書房 2010、『現代と未来をつなぐ実践的見地からの心理学』 共著 八千代出版 2009、『福祉の時代の心理学』 共著 ぎょうせい 2004、『子供の健康』 単著 奥会津書房 2000、 『高齢者の「こころ」事典』 共著 中央法規出版社 2000

清水 めぐみ【准教授】

専門:臨床心理学/担当科目:臨床心理実習ⅠA(心理実践実習ⅡA)、臨床心理面接特論Ⅰ、 臨床心理実習(心理実践実習ⅡB)、臨床心理実習Ⅱ、研究指導Ⅰ・Ⅱ

教員業績

【研究内容】
心理療法の実践にもとづき、心をどうとらえどう関わるかを研究しています。特に、遊びやイメージについての学際的な研究に力点をおいています。例えば、心理療法における「遊び」は、子どものプレイセラピーに見られるものだけでなく、おとなにとっても大切な概念です。大切だからといって、遊ぼうとして遊べるわけではありません。では、心理療法において遊びはどのように生じるのでしょうか。また、遊ぶことができるというのは、どういうことでしょうか。そもそも、遊びとは何なのでしょう。そして、遊びは心とどう関わっているのでしょうか。実験や調査だけではなく、事例性や個別性を重視し、心理療法に還元すべく研究しています。

【大学院をめざす方へのメッセージ】
人は、困難に見舞われると、何とかしようとして知識や技術で心を身体のように操作しようとすることがあります。心は、そのような扱われ方に対して従順に見える反面、実は深いところで反発し、人の力の及ばない動きをするようです。大学院では、知識や方法をひとまず棚に上げて実践に取り組み、考え続けていくための力を身につけていきます。丹念に実践に取り組むことで、お一人おひとりの力が拓かれる契機が生じることを願っています。

【著書・論文】
ペリー, 鈴木龍監訳(2013)まんがサイコセラピーのお話,金剛出版 (翻訳書)
カーン, 妙木浩之監修(2017)ベイシック・フロイト, 岩崎学術出版社 (翻訳書)

武村 尊生【准教授】

専門:臨床心理学/担当科目:臨床心理面接特論Ⅱ、臨床心理基礎実習、臨床心理学研究法特論、心理実践実習ⅠA・ⅠB、研究指導Ⅰ・Ⅱ

教員業績

【研究内容】
精神科コンサルテーション・リエゾン、サイコオンコロジー、緩和医療、疼痛、医療コミュニケーション

【大学院をめざす方へのメッセージ】
大学院は、学びの場であるとともに高度専門職として必要な姿勢や態度を身につける場でもあります。しかし、その時間は無限ではありません。自分はどのような人たちを支援の対象とし、どんな専門職になりたいか、そのために何を学び、何を身につけたいのかといった、自分自身についての将来の見通しが明確な方を歓迎します

【著書・論文】
共著『精神科リエゾンチーム活動指針(日本総合病院精神医学会治療指針9)』(星和書店、2019年)、共著『スピード攻略!公認心理師集中レッスン ’21
年度版』(成美堂出版、2021年)、単著『心理職から見たコミュニケーションと精神・心理的介入の実際:できていることとプラスワンポイント』(日本運動器疼痛学会誌第12巻3号、2020年)、共著『No Evidence for Particular Association Between HLA-Haploidentical Hematopoietic Stem Cell Transplantation and Psychological Distress』(Transplantation Proceedings,51, 2019)

主な科目担当教員

加藤 伸司【教授】

専門:高齢者心理学・臨床心理学/担当科目:老年心理学特論(福祉分野に関する理論と支援の展開)

教員業績

【大学院をめざす方へのメッセージ】
いつまでも若くありたいと思う人は多くても、早く高齢者になりたいと思い人はほとんどいないでしょう。大学院を目指すほとんどの人にとっては、老年期は現実味のない未知の世界かもしれません。老年心理学は、心理学の中ではマイナーな領域ですが、3人に1人が高齢者という時代においては、高齢者はメジャーな存在です。老いは皆さんにも平等に訪れるのです。老いは否定的にとらえられがちですが、老いの良さもあることに気付いている人は少ないでしょう。未だ体験したことのない老年期という未知の世界を一緒に学んでみませんか?

【著書・論文】
共著『認知症の人と家族を支えるガイドブック』(ワールドプランニング 2021年)、共著『改訂長谷川式簡易知能評価スケールの手引き』(中央法規 2020年)、共著『公認心理師技法ガイド-高齢者福祉における心理師の役割-』(文光堂 2019年)、単著『意思決定支援プロセスにおける家族の役割と支援」(看護技術 62巻12号 2019年)、単著『老年臨床心理学の可能性と課題-遅れて登場した専門職-』(老年臨床心理学研究 2019年)

吉田 綾乃【教授】

専門:社会心理学/担当科目:人間関係学特論(産業・労働分野に関する理論と支援の展開)

教員業績

【大学院をめざす方へのメッセージ】
マルセル・プルーストの長編小説『失われた時を求めて』に、「真の発見の旅とは、新しい風景を求めることではなく、新しいものの見方を得ることだ」という一文があるそうです。大学院で心理学を学ぶことは、真の発見の旅に出るようなものだと思います。旅の前と後では、世界が違って見えるだけではなく、何よりも、自分自身の変わりように驚くことでしょう。発見の旅の同伴者のひとりとして、みなさんを応援します。

【著書・論文】
共著『自己卑下呈示の直接的・間接的な適応促進効果の検討』(実験社会心理学研究、2003年)、単著『実行注意の個人差が感情制御と精神的健康に及ぼす影響』(対人社会心理学研究、2015年)、共著『自己心理学6 社会心理学へのアプローチ』(金子書房、2008年)、共著『現代のエスプリ ポジティブ心理学の展開 「強み」とは何か、それをどう伸ばせるか』(至文堂、2010年)、共著『パーソナリティ心理学ハンドブック』(福村出版、2012年)、共翻訳『親密な関係のダークサイド』(北大路書房、2008年)

中村 修【准教授】

専門:健康心理学、発達心理学/担当科目:心理学研究法特論、心の健康教育に関する理論と実践

教員業績

【大学院をめざす方へのメッセージ】
大学院では学部で学んだことをベースに、より深く/より細かく/より広く/よりまとまりのある学びをしていくことになります。2年間という限られた時間の中で心身ともにフル回転させていくことになることを覚悟して、アクティブに貪欲に学んでください!

【著書・論文】
(共著)『子どもとかかわる人のための心理学』(萌文書林、2020年)(共著)『現代と未来をつなぐ実践的見地からの心理学 改訂版』(八千代出版、2019年)、(共著)『事例で学ぶ生徒指導・進路指導・教育相談 (中学校・高等学校編)第3版』(遠見書房、2019年)

中村 恵子【准教授】

専門:学校心理学/担当科目:心理学研究法特論

教員業績

【大学院を目指す方へのメッセージ】
心理学という応用科学で、理論と実践は、両輪の関係で人間の問題を読み解き、解決に挑んできました。筆者は、スクールカウンセリングの立場で、学校不適応の問題解決技法を探求しています。最大の叡智は当事者の中に存在していて、その理論化が心理学の役割だと信じています。

【著書・論文】
共著「うつ症状を伴う不登校生徒に対する別室登校での学校環境調整と対人関係ゲームの効果」『カウンセリング研究(第51巻)』(日本カウンセリング学会、2018年)、単著「不登校生徒の別室登校に対するチーム支援プロセスとその促進要因」『カウンセリング研究(第52巻)』(日本カウンセリング学会、2019年)、編著『学校カウンセリング —問題解決のための校内支援体制とフォーミュレーション—第3版』(ナカニシヤ出版、2021年)、共著『新 カウンセリングテクニックで高める教師力 第1巻 学級づくりと授業に生かすカウンセリング』『同シリーズ 第5巻 「チーム学校力」を高めるカウンセリング』(ぎょうせい、2021年)

山本 良【講師】

専門:臨床心理学/担当科目:臨床心理査定演習Ⅰ(心理的アセスメントに関する理論と実践)、臨床心理実習ⅠA(心理実践実習ⅡA)、臨床心理実習ⅠB(心理実践実習ⅡB)、臨床心理実習Ⅱ

教員業績

【大学院をめざす方へのメッセージ】
臨床心理学系の大学院を目指す人の多くは専門資格(臨床心理士や公認心理師など)の取得を目的としているかと思います。大学院での様々な分野に渡る学外・学内実習を通して、これまで蓄えた知識を臨床実践に結び付けていくことができるようお手伝いします。大学院での学びが将来の夢や目標への“第一歩”となるよう応援しています。

【著書・論文】
接点としての心理療法-回避傾向のある成人男性との面接過程- 単著 2021年3月 東北福祉大学研究紀要第45巻
中年期のおける自己感の変化 単著 2018年4月 東洋英和女学院大学心理相談室紀要第21巻
対人援助場面における“待つ”こと:学生相談室における事例から 単著 2018年3月 獨協大学国際教養学部マテシス・ウニウェルサリス第19巻第2号
認知行動療法的アプローチの有効性に関する一事例—ストレスコーピングの視点から 単著 2018年3月 東洋英和大学院紀要第14号

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