2017/09/30 地域共創推進室

実りの秋、七ヶ宿町学習田で稲刈り実習

七ヶ宿町「地域と自然の共創を学ぶ」第4回食の生産フィールド ~稲刈り実習~ を行いました

穂が出揃ってから、およそ40~45日たつと、黄金色の成熟期になります。刈り取り時期は収穫・品質・食味に大きく関係するので十分な注意が必要です。刈り取りの前に、田んぼの水を抜きます。よく乾燥させてからでないと、作業が難しい上、稲が倒れやすくなります。かといって早く抜きすぎると登熟しなくなり、品質が落ちてしまいます。刈り取りを始めるのは、穂の根元が80%ほど黄色くなったら行います。早すぎると未登熟の青い米に、遅れると胴割れがおこりやすくなります。具体的には①穂が出てからの積算温度(穂が出てからの毎日の平均気温を足した気温)が、ほぼ1000度に達し、②全体の籾の中で青い籾の割合が15~20%くらいで、③籾の中の水分が25%前後、この3つの条件に達した時です。

9月30日、七ヶ宿町において第4回「地域と自然の共創を学ぶ」を実施しました。本学、食の生産フィールドのひとつである「横川地区学習田」では稲刈り鎌による稲刈り実習を行いました。受講者は「地域共創実学教育Ⅰ」の履修生18名と関川伸哉ゼミの学生19名です。

今夏の長雨による日照不足の影響で収穫への影響が心配されましたが、7月までの好天による生育によってまずまずの実りでありました。この日、2反歩ある学習田では稲刈り鎌による「刈り取り」、稲藁づくり、稲藁による稲の束を「結わえる」、「稲束を集める」、稲架(はさ)掛け用の「杭打ち」、「はさ掛けして干す」という工程を分業という形で行う場面が見られました。

稲刈りには絶好の天気でしたが、前夜、土砂振りの雨が七ヶ宿を見舞い、田んぼはぬかるみ状態でした。靴が泥んこになる学生も出ましたが、ぬかるみをものともせずに作業にあたっていました。

昼食時には学習田で数日前に刈り取られた新米を使ってのおにぎりも提供されました。今年初めての新米に学生は大喜びでした。
束ねた稲は稲架 (はざ) に掛けて2週間程度、天日 (太陽光線) と風によって乾燥させます。この自然乾燥を稲架掛け (はざかけ) と言います。稲掛 (いねかけ) 、稲架 (とうか) など、地方によってさまざまな呼び方があります。また、一本の杭に稲束を積んで干す方法は穂鳰 (ほにお) と言います。刈り取ってすぐの籾の水分は20~25%。このままでは水分が多すぎて米が変質するので15%ぐらいになるまで乾燥させます。また、乾燥によって固くなり、籾摺りのときに砕けにくくなります。
今回で七ヶ宿町学習田での活動は最後になりました。雪が残る3月末の種もみ選定、種まき、育苗から始まって、田植えの準備、水田管理など佐々木さんをはじめ千年塾の皆さん、そして美味しい昼食を作っていただいた七ヶ宿の皆さん、本当にありがとうございました。
七ヶ宿の学習田で生産されたお米は今年も本学の学食に提供されます。今年の新米「まなむすめ」は11月頃からの提供予定です。

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