Introduction共生まちづくりの
学びって?
私たちが目指すのは、誰も取り残されず、
誰もが自分らしく生きられる「共生のまち」の実現です。
そのために、「共生のまちづくり」を目指す上で必要な3つの領域を設定しました。
一人ひとりの「好き」に合わせて3つの学びを掛け合わせ、実践し、
自分なりの「共生のまち」を描いていきます。
私たちが目指すのは、誰も取り残されず、
誰もが自分らしく生きられる「共生のまち」の実現です。
そのために、「共生のまちづくり」を目指す上で必要な3つの領域を設定しました。
一人ひとりの「好き」に合わせて3つの学びを掛け合わせ、実践し、
自分なりの「共生のまち」を描いていきます。
通常、大学は「専門」に分かれて学びます。しかし、日々変化する地域やまちの課題に応えるために、これからは専門別よりも「深い専門性を持ちながらも広く知識と経験を有し、総合力を発揮できる人材」が求められます。分野や領域の枠を越えて、地域づくり・まちづくりに必要なすべてを学び、将来の活躍の場と可能性を広げる唯一無二の学びの場こそ、この共生まちづくり学科です。
学びのフィールドは、教室だけ、現場の見学だけにとどまりません。学んだ成果とあなたの興味を組み合わせて、地域を舞台に実践できます。その過程は新鮮なドキドキとワクワクに溢れ、貴重な経験を経て本物の実力を育みます。
何を学べば良いかなんて、悩む必要はありません。当学科では少人数の演習・議論・プレゼンテーションを組み合わせながら、多彩な専門分野の教員がサポート。4年間でじっくり自信を養い、希望する進路への自己実現を目指します。
社会福祉学・地域福祉
地域創生論、社会起業入門、社会起業フィールドワーク
東北の地域課題に実践的に関わりながら、市町村の行政計画の策定過程をもとに「福祉でまちづくり」を実証的に進めています。
東北の地域課題は多様です。人口減少する地域、高齢化と単身化が同時進行し、ケアすることが困難になるコミュニティ。これからのまちづくりには、課題解決に向け、既存の枠組みに囚われないクリエイティブな方法が求められています。その解決は簡単ではありませんが、フィールドに出かけ経験値をあげ、志を育てる4年間にしましょう。
まちづくり学(工学)・インクルーシブデザイン
参加と協働のまちづくり入門、観光まちづくり論、ユニバーサルデザインのまちづくり
まちづくり学(工学)を基礎に社会学や観光学を援用しながら、多様な当事者との協働活動に基づいたアクションリサーチを行っています。最近の研究テーマは、小さな声の人(特に見えにくい障がい)によるまちづくり、災害や観光など非日常時におけるユニバーサルデザイン、広域周遊観光のアクセシビリティ、防災とユニバーサルツーリズムの連携などです。
まちには子どもから高齢者、外国人、障がいのある人、LGBTQ+の人など、多様な人たちが共に暮らしています。そして、まちは日常だけでなく、災害が起こった時、観光に行った時など多様な場面があります。誰もが、いつでも楽しく過ごせるまちを創るには、みんなで一緒に考える場や機会(まちづくり)が必要です。多様な人たちがいるまちに出かけて、みんなで未来のまちを探究していきましょう。
地域経済・金融・イノベーション
金融の基礎・地域経済分析・社会起業実践論
地域経済は人々の営み、企業活動などが絡み合って成立しています。ただしその姿は必ずしも安定的ではなく、環境の変化、新技術、お金や人々の動きなど、多様な要因でその姿を変えていきます。地域経済の構造と変化をデータから探りつつ、「地域をより良くしよう」「ワクワクを創ろう」と奮闘する人々の活動にも注目し、地域が持続的に発展するための方策を探っています。
これからは地域の時代であり、私たちが「新しいアイデア=イノベーション(革新)」を自ら生み出すことが大切だと考えます。「これがあったら便利だな」「これでみんなが笑顔になれるはず!」そんな気持ちからみなさんが動き出すことで、地域はより良くなっていくはずです。一緒に地域のワクワクドキドキを作り出していきましょう!
福祉工学、AI、コンピュータグラフィックス
AIの基礎、プロモーションビデオ制作実習
現在、ゼミ生といっしょに、AIを応用した自動走行車いすの研究開発を行っています。これが完成すれば、高齢者や障がい者が安全に楽しく外出したり旅行に行ったりすることができるようになります。今後も最先端テクノロジーを人々やまちづくりに応用する研究を行ってまいりたいと思います。
まちづくりは、デザインです。例えば「交通のデザイン」「景観デザイン」「環境のデザイン」「法律のデザイン」「観光のデザイン」「文化のデザイン」「行政のデザイン」「産業のデザイン」「医療や福祉のデザイン」などです。これらのデザイン的思考力を身につけて、ステキなまちをいっしょにつくっていきましょう。
文化人類学・民俗学
文化人類学、フィールドワーク論、観光文化論
観光というコンテクストの中で生成する文化を研究対象としています。特に身近な文化を観光やまちづくりに活用する現場で、人々の実践を支える論理に関心があります。ゼミでは、自治体や商店街、美術館等と協働し、祭りやイベントを企画・運営しながら、多様な価値観が出会うその先にどんなワクワクすることが起きるかを実践的に研究しています。
文化人類学は、他者との出会いを通じて、自らの価値観を見つめ直す学問です。私の「ふつう」と誰かの「ふつう」は違うはず。その違いを楽しんでみる。多様な価値観をパレットでぐるぐるかき混ぜて、「まち」というキャンバスに絵を描いたら、どんな面白いことが起きるでしょう。文化の多様性とその可能性を考える文化人類学を学びながら、共生のまちづくりを実践してみませんか?