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芹沢銈介コレクション 絨毯(じゅうたん)

開催期間

Ⅰ期:2009年10月10日(土)~12月20日(日)
Ⅱ期:2010年1月9日(土)~2月15日(金)

 今回の展覧会は、5500点を超える芹沢銈介コレクションの中から「絨毯」を取り上げます。

 絨毯は織物のなかでダイナミックかつ華麗な手工芸のひとつです。羊や山羊の毛を紡いで糸にし、身近にある植物や昆虫などから染料を作って染め、綿密な計算のもと織機に掛けて複雑な文様を織り上げます。 手織りによる深い味わいは、諸民族の長い歴史を物語っています。絨毯は、そのほとんどが気温の変化が激しい高原地帯、あるいは内陸性の乾燥地帯で作られました。保温・断熱に加え撥水性を備えた絨毯は、 過酷な自然環境になくてはならない生活必需品でした。イランやトルコなどのイスラム圏においては、敷物としてだけでなく壁掛け、間仕切りなどの室内装飾としても使われ、 花文様やメダイヨンなどの図柄が好まれたようです。また礼拝専用の敷物は聖地メッカのカーバ神殿を表現した毎日の祈りに欠かせないものです。コーカサス地方の遊牧民族の手によるものは、 毛羽のない綴織で一般にキリムと呼ばれています。キリムは、自家用として織られてきたために伝統が守られ、毛足の長いパイル絨毯より古い意匠が保たれているとされます。幾何学的な文様で表現された 「羊の角」や「目」のモチーフは、「豊かさ」「魔除け」を意味するなど、遊牧民の深い祈りが感じられます。北米のネイティブアメリカン・ナバホ族のブランケットは、縞や菱形の組み合わせが多く、 「目くらまし」と呼ぶ不思議な文様が特徴です。絨毯はシルクロードを経てやがて日本にも伝わりました。鍋島緞通や赤穂緞通、倉敷緞通として生産されましたが、湿潤な気候の日本では素材が木綿であるところも興味深い点です。

 絨毯のデザインには諸民族の伝統に裏打ちされた世界観や美意識が色濃く現れ、自然環境や生活スタイルまでもが反映されています。

 この度の展覧会ではトルコ、イラン、アフガニスタン、中国、モンゴル、日本、北米の絨毯約50点を紹介致します。第Ⅱ期では一部展示替えを行い、静岡市立芹沢銈介美術館所蔵の絨毯等44点を加えて展示します。

出品リスト

●イラン ●トルコ ●アフガニスタン ●コーカサス 
●中国 ●日本 ●北米 ●アフリカ  
各国のカーペット、ラグ、ブランケット 約90点を展示

併設展示

・芹沢銈介の作品[着物・帯・のれん・商業デザインなど]
・宮城県のやきもの 堤焼・切込焼

催しもの

型絵染講習会(初級コース)
土手染色工房 土手武彦氏・土手千鶴子氏
11/14(土)10:00~15:30 東北福祉大学
材料費2500円
要予約 定員25名(10/20~予約開始 電話、もしくは当館受付カウンターにて受付) 
※ご本人様からのお申込みに限ります

ギャラリートーク :当館学芸員
10/24(土)・11/7(土)・12/12(土)各13:30~ 
自由参加・当日の入館券が必要

ワークショップ 「縞模様のミニタペストリーを織ってみよう」
11:00~15:00 
開催日:毎週土・日(10/31、11/1と1/30、31は除く)
体験時間は40分程度 材料費200円

休館日

11/25(水)~29(日)、1/29(金)~2/1(月)[大学入試期間]

本日開催の展覧会・イベント

ニュースレターvol.2