きもの-芹沢銈介・模様の世界-
開催期間
2013年1月22日(火)~3月2日(土)

立木文着物 紬地型絵染
1965年
今回の展示は、芹沢銈介作品の中から着物を主に、あわせて屏風や染絵額など約50点を展示します。様々な花や木々、蝶や魚といった 「自然」、芹沢の得意とする「文字デザイン」、漁具や扇などの「もの」をモチーフにした作品を紹介します。
芹沢銈介は、幼い時から絵を描くことを好み、画家になりたいという強い思いを持っていました。しかし中学卒業直前に隣家の貰い火で生家が焼失、 家運が傾いたため東京の美術学校への進学をあきらめます。その後、叔父の勧めにより東京高等工業学校(現・東京工業大学)へ進みますが、これまで培ってきた優れた描写力に、 この図案科で学んだデザイン力が加わり、後に多岐にわたる模様(文様)を次々と生み出していくのです。
芹沢は61歳の時に、型絵染の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されますが、その際にも、型で染められた模様の絵画的美しさが高く評価されました。 民藝運動の創始者・柳宗悦が認めた、芹沢銈介の「模様の世界」をどうぞご覧ください。
※2012年10月から行われた展覧会に出品された作品を抜粋した5階展示室のみの展示です。
出品リスト
芹沢銈介作品
●着物・帯 ●染絵額 ●屏風
●型紙 計 約50点
併設展示
宮城県のやきもの 堤焼・切込焼
催しもの
●当館学芸員によるギャラリートーク
2013年2/2(土)、3/2(土) 11:00~
自由参加・当日の入館券が必要
●ワークショップ「型彫りに挑戦!」
[受付時間11:00~15:00・所要時間30~60分]
開催日:会期中 毎週火・土曜日(休館日は除く)
材料費:200円
休館日
日・祝日[2011年10月より日・祝日が休館日になりました]
入学試験日(Ⅱ期:1/29~2/1、2/18~21)