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VOL.31 NOVEMBER 2005

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スクーリング講義概要


●冬期スクーリングIII

心理学概論 佐藤 俊人

 心理学の基礎を学び,自分や他者の心を理解することは日常生活の多くの場面で有効なものです。今回のスクーリングでは,心理学の研究対象になっている諸現象の基本について概観しながら「人間らしさ」を考えてみたいと思います。
 研究をはじめて間もない方にとっては心理学の全体像をイメージしていただき,また,すでに研究が進んでいる方にとっては,その再確認をしていただけると思います。


教育原理 寺下 明

 今日,子どもをめぐって,これまでの常識でははかりしれない現象や事件が頻発しています。実際,身近にも,いじめ,不登校,学級崩壊,暴力,対人関係の希薄化などの事例にはこと欠きません。しかも,そうした問題状況は,わたしたちの想像を超えて深刻化しているように思われます。
 こうした教育問題を解決するためにわたしたちは,行政や制度や方法を検討するに先立って,まず,教育あるいは人間形成とは何か,ということについて改めて問い直さなければなりません。なぜ,人間にとって教育が必要なのか,人間にとって教育とはいったい何か,という問いに答えなければなりません。古くて新しい問いかけです。その問いに対する何らかの解答は,教育の実践を根本において強く支えてくれるはずです。
 本講義のねらいは,今日の教育の現状を踏まえ,教育事象の根底を貫く本質的なもの,原理・原則的なものを把握し解明することにあります。
 (1) 教育の意義
 (2) 子どもの成長と発達
 (3) 子どもと家庭・学校をめぐる関係の日本的特質
 (4) 日本の近代化と教育
 (5) 現代社会と教育


福祉社会学 ビデオ・スクーリング 赤塚 俊治

 超高齢・少子化,高度情報化,国際化が進捗して,家族関係や地域社会における生活環境が一層複雑な様相を呈している。こうした変革期の時代において私たちの社会生活にとって「本当の豊かさとは何か」を主眼におきながら講義を展開する。講義内容の具体的な視点として,現代社会が生み出す社会現象をより包括的に捉えながら,今日の生活問題を規定している諸要因やそれらの相互連関を体系的に究明する。特に国民生活のさまざまな社会問題に対応すべき社会福祉の援助過程に係わる社会的行為や社会政策などを社会学的な視点から現状分析することにする。そのための学習方法として,(1)社会学の一般的概念枠組みの理解,(2)現代社会の社会組織と社会集団に関する理解,(3)現代家族の変容と扶養機能の理解,(4)地域社会の変容と諸問題などを中心に講義を行う。その際,受講生の皆さんは,「事実・現実はいかにあるか」「いかにあるべきか・いかになすべきか」「それらはどこから」「どこにいこうとしているのか」を考察しながら講義に望んで頂きたいと思います。
 (講義期間中は,プリントに沿って講義を進めますが,教科書を持参してください。)


福祉心理学 ビデオ・スクーリング 渡部 純夫

 冊子版『With』31号p.40をご参照ください。


公的扶助論 ビデオ・スクーリング 阿部 裕二

 講義のテーマは,「豊かな社会における貧困の様相と生活保護の現状・課題」です。社会の基底的なセーフティ・ネットである生活保護の仕組みや現実は,豊かさのなかに潜在化し,十分に知られているとはいえません。しかし,貧困が私たちの生活上に直面する危険(リスク)の一つであるとすれば,貧困問題に対応する公的扶助(生活保護)は,年金や医療と同様に身近な制度ともいえるのです。そこで本講義においては,拡大しつつある貧困概念(様相)を踏まえながら,生活保護の考え方(目的,原理,原則など),制度の内容,そして現代社会における生活保護の課題について,受講生の皆さんとともに考えていきたいと思います。
 ※教科書をよく読んで出席してください。

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