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VOL.35 MAY 2006

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芹沢銈介美術工芸館

特別展「東北の染織と漆」展へのお誘い

 東北には固有な染織文化と,縄文時代から続く漆文化があります。布の補強や保温のために刺しつづられた「刺し子」,馬産地・南部地方で馬を精一杯に飾る染色品「馬の腹掛け」。古布を裂いて織り込んだ「裂き織り」には布を再生する知恵を見ることができます。北前船による交易で京都から東北の地にもたらされたのが,みやびな習俗の「被衣(かつぎ)」です。そして日本一の漆産地・浄法寺町。この地で生まれた「椀」や「片口」は素朴ながら古格ある堂々とした形を見せています。「秀衡塗(ひでひらぬり)」は古代箔椀とも呼ばれ,闊達な漆絵に菱文の金箔が施された装飾は独特の華やかな気分に満ち溢れています。
 これらはすべて生活必需品として使われてきたものばかりですが,今見ても魅力的で新鮮です。しかも神の加護を願う祈りや感謝,自然や先祖に対する畏敬の心が込められていることを伝えます。
 今回の展覧会では,生前東北の風土を愛しよく訪れた芹沢銈介の蒐集資料と,去る3月16日(木)に急逝された芹沢銈介当館前館長が,最後まで精魂傾けて蒐集を続けた逸品をあわせて展示します。

写真
津軽こぎん(西こぎん)
・会期
2006年4月22日(土)〜7月17日(祝)
・会期中休館日はありません
・主な出品資料
芹沢銈介と芹沢銈介前館長が蒐集した東北地方の染織品,漆器,釜面,絵馬など計150点
・併設展示
芹沢銈介の作品(新収蔵品を中心に),堤焼,切込焼,明治・大正のガラス器
・講演会
「今 なぜ柳 宗悦と民藝か」講師 松井 健氏(東京大学東洋文化研究所教授)
 6月23日(金)13:30〜15:30 東北福祉大学音楽堂 けやきホール
※要予約(予約受付中 電話022-717-3318)
・学芸員によるギャラリートーク
5/20(土),6/10(土),7/15(土) 各13:30〜
※自由参加
・ワークショップ:「合羽刷のバッジを作ろう」
5/19・21・30,6/9・16・18,7/1・6・16・17
各11:00〜15:30 ※自由参加

ホームページ http://www.tfu.ac.jp/kogeikan/

 本学学生は入館料無料です。学生証を受付に提示の上入館してください。ミュージアムショップもありますのでお土産などにどうぞご利用ください。

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