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VOL.57 JANUARY 2009

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スクーリング講義概要

重複障害教育総論 前田 泰弘

 重複障害児の教育では,個々の知覚,認知,運動等の特性に応じた指導に加え,日常生活における動作・活動への援助や医療的ケアなど,教育実践を進める上でさまざまな配慮が必要になります。本講の前半では,そのような重複障害児の特性を広く理解し,個々のニーズに応じた教育的配慮の設定と,それに基づく指導を行っていくための知識と技術について解説します。また,後半では,重複障害児の豊かな日常生活を保障するための医療・保健的,社会福祉的援助の実際について解説します。これらを通じて,受講者の方々には,重複障害児のライフコースにおける教育の役割について考えていただければと思います。

教育実習の事前事後指導(事前) 佐藤 暢芳・吉井 宏

 平成21年度に教育実習を行う方に向けての事前スクーリングです。

1日目

  1. 教科「福祉」の内容について(講義)
  2. 指導案の書き方(講義)
  3. 指導案の検討(演習)

2日目

  1. 教材,教具について(講義)
  2. 指導案をもとにした教材,教具の活用について(演習)
  3. まとめ(講義)
  4. 実習ガイダンス(VTR)

 事前指導スクーリングの前にとくに提出課題はありませんが,各自で指導案や教材・教具についての予習を行っておくとよいでしょう。模擬授業も行っていただきます。そのため「福祉科の指導法」の教科書『福祉科指導法入門』を読み,また当日必ず持参してください。なお,申込み者に3月13日ごろ発送予定の『教育実習の事前事後指導』も教科書ですので,事前に読んでおいてください。また,スクーリング当日必ず持参してください。

 交通機関の遅延(当日)が理由であろうとも遅刻・欠席すると,5月以降21年度の実習の受講ができなくなりますので,余裕をもってご来校ください。

障害者(児)教育実習の事前(・事後)指導 荒川 圭介・庭野 賀津子・北岡 侃・阿部 芳久

 特別支援学校における教育実習は,特別支援学校教員免許状取得のための学習の一部である。しかし,別の面からすれば,これまで大学において履修してきた障害者教育に関する理論や技術等を実際の場で活かし,確かめ,深める機会でもある。

 教育実習者は,学生の身分としての実習ではあるが,現実には特別支援学校の一教員と同様の勤務を行うものであり,教育者としての責任ある言動をもって実習に臨まなければならない。

 実習にあたっては,現場で戸惑うことのないように,事前に,障害者への接し方や学習指導案の作成のしかた等の最小限の必要事項を学び,確認しておく必要がある。また,終了後は,実習の成果を,“理論と実践”の統合の視点からまとめる必要がある。

1日目

  1. 聴覚障害者を主として指導する特別支援学校の理解
  2. 知的障害者を主として指導する特別支援学校の理解
  3. 肢体不自由者を主として指導する特別支援学校の理解
  4. 病弱者を主として指導する特別支援学校の理解
  5. 障害者の実態把握の方法
  6. 実習ガイダンス

2日目

  1. 学習指導案の作成
  2. 授業分析
  3. 観察記録の書き方・実習日誌の書き方
  4. 生徒指導・実習の心得

諸注意

  1. 申込み締切日3月6日(金)の時点で
    • 旧法履修者=『レポート課題集2008(3・4年次)』p.128211〜212
    • 新法履修者=『レポート課題集2008(3・4年次)』p.211〜212
      の条件を満たしている方のみが受講できます。
  2. 教科書『障害者教育実習の手引き』(3月13日発送予定)を事前に読んでおいてください。また,スクーリング当日必ず持参してください。
  3. 事前指導スクーリング受講後4月15日必着(ただし実習を5月18日以前に開始する方は4月6日必着)の課題=『障害者教育実習の手引き』p.214〜217の作成資料に基づき,指導案を作成することが必要です。
  4. 交通機関の遅延(当日)が理由であろうとも遅刻・欠席すると,5月以降の実習の受講ができなくなりますので,余裕をもってご来校ください。

公的扶助論 阿部 裕二

 講義のテーマは,「豊かな社会における貧困の様相と生活保護の現状・課題」です。社会の基底的なセーフティ・ネットである生活保護の仕組みや現実は,豊かさのなかに潜在化し,十分に知られているとはいえません。しかし,貧困が私たちの生活上に直面する危険(リスク)の一つであるとすれば,貧困問題に対応する公的扶助(生活保護)は,年金や医療と同様に身近な制度ともいえるのです。そこで本講義においては,拡大しつつある貧困概念(様相)を踏まえながら,生活保護の考え方(目的,原理,原則など),制度の内容,そして現代社会における生活保護の課題について,受講生の皆さんとともに考えていきたいと思います。

※教科書をよく読んで出席してください。
 12月以降に履修登録をされた方には,改訂版教科書をお送りしておりますが,講義内容は旧版の教科書に対応したものとなっております。改訂版教科書をお持ちの方には,スクーリング時に旧版教科書の該当ページをコピーし配布いたします。

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