【お知らせ】
スクーリング・アンケートから
スクーリング受講者へのアンケートから,各科目の感想を抜粋いたしました。
●福祉法学
- 全ての人に役割があり,希望を持って生きる権利があるということを学んだ。マイナス思考にならず,プラス思考に物事を考えようと思いました。
- 幸福追求権とは,「自己選択・自己決定・自己責任」であることを知った。軽度の認知症や知的障害のある人たちに説明するとき,その権利を侵害することのないように,葛藤があるかもしれないが,審判的な態度で接することがないように,注意が必要だと感じた。
●更生保護制度論
- 刑法に関して,今回の講義で初めてその内容に触れたので,聞く話すべてが興味深く面白かった。講義の内容そのものには直接関係のない,先生のお話も面白く,とても勉強になった。
●高齢者福祉論
- 知識を単に覚えるのではなく,自分なりに解釈して身に付けること,また,実践に結びつけることが大切と改めて感じました。
●社会保障論
- 政権が交代することにより,社会保障制度が変わるなど,国民は政策に振り回され,将来や現実の生活への不安は増すばかりである。スウェーデンのように政権は変わっても社会保障制度の骨格は変わらないという,与党・野党の合意の上での政策作りが,国民のための真の制度なのではないかと思った。
- 社会人として常識的なことであり,社会福祉を志す人は,知っていて当たり前,訊かれたら答えられなければいけないと思った。
- その制度ができた経緯や,何を目的としてある制度なのかという,制度全体を捉える視点が大切なのだということを学んだ。すべての事象においても,全体的に捉えて,考える(自分ならどうか)視点を持ちたいと思う。
- 社会保障制度は,その目的意識(価値意識)が大事であり,それが議論されることが少ない現状(子ども手当てなど)が問題であるという話が印象的だった。目先の損得勘定に左右されることはあってはならないと考えさせられた。
●心理学概論
- 心理学的な技術を使えば,例えばオペラント条件づけのように,人間をコントロール出来てしまうこと,また,普段は気付かないが私たちがコントロールされていることというのは日常にあふれており,そのほとんどに私たちが気づかないで生活しているということに,恐怖を感じた。
- この講義を子育ての前に聞けていたら,子どもともっともっと良い関係で人生を送れたと思います。
●社会心理学
- 人間は,自分にとって有益であるか否かで物事を判断する「意欲的な戦術家」であること,その戦術家が独自に築く他人の認知など,全くあてにならないことを知った。人を見るときは,型にあてはめることをせず,多面的に見るように心がけようと思った。
- 「認知症」の中で,今までいかに思い込みで判断してきたことが多かったか改めて知った。ステレオタイプのイメージが頭から離れないので,正しく判断することの難しさを感じている。否定的な情報は尾ひれが付いて広まっていく恐さが日常的にあるので,注意しなければならないと思う。「少数派の意見」になることの多い自分に,少し自信が持てるように思った。
●教育実習の事前事後指導
- 実習にあたっての心得や授業の内容にばかり気を取られず,生徒の視点で授業を進めることが大切であると確認できました。
●障害者(児)教育実習の事前・事後指導
- 各障害部門の様子(ビデオ)を見ることができ,大変参考になりました。2日目のグループごとでの授業分析は,討議も面白く勉強になりました。
- 先生の前向きな姿勢,講義に勇気付けられ,絶対に特別支援の免許取得を目指そうと思いました。
●知的障害者の心理
- どんな障害がある生徒さんでも問題行動を起こす。それには必ず理由がある。その理由を上手く見つけるために大変役に立った。こちら側も教材の選び方に注意して,その子の取り組みやすい課題を選んであげたい。現在,養護学校に勤務しているが,子どもたちは同じ障害でもみんなそれぞれが違って,講義で言っていたように「マニュアル」はないのだと感じた。
●聴覚障害者の生理・病理
- 具体的な難聴の症例をたくさん見せていただき,より理解が深まりました。聾の方の独特の話し方の理由が解りました。私の知っている教科書等には出ていなく,ずっと疑問に思っていたので良かったです。
- 老人性難聴のビデオを見たが,老人の方には実際にどのように聞こえているのかという場面があった。今までは,ただゆっくり大きな声で話せばよいと思っていたが,相手の視野に入ったり,筆談や絵で補足したりと,相手の聞こえ方に配慮したコミュニケーションの取り方を心掛けようと思った。
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