【9月卒業者からのメッセージ】
[卒業者インタビュー]
実習を通じてイメージが変わりました
社会福祉学科 S.I.
Q 本学を何でお知りになりましたか。
インターネットで知りました。4月頃に知ったのですが,職場から半年待って欲しいと言われ,半年後に10月生として入学しました。
Q 在学中,特に苦労したことは何ですか。
仕事上では関係があっても,直接馴染みのない法律関係等のテーマについて,レポートでどのようにまとめればよいのか分からず苦労しました。入学した月に初めてのレポートを出せたものの,自信はありませんでした。
Q レポートの書き方については,どのように克服されましたか。
自宅近くの図書館に通って,先生がレポート課題集等で紹介されている参考文献をひたすら読むことで知識を貯め,自分なりに克服しました。夕食後の8時ごろから寝るまでの間に,少しでも時間を作って読みました。
Q 在学中,特に良かったことは何ですか。
先生から直接教わるスクーリング講義が楽しかったです。先生ごとのやり方や考え方があり,短大時代の講義とイメージが違うと感じました。様々な見方で「勉強」というよりは「学問」を教えていただき,これまで受けてきた授業とは違った感じがしました。
スクーリングに出ると,レポートを書いていて何となく不安な所について,「ああ。やっぱり合っていた」とか「こういう意味だったのか」という確認ができました。
Q 本学通信教育部で学んで得られたものは何ですか。
一番は,私自身の物事にたいする「考え方」が変わったことです。お年寄りの方や様々な方と接する際,相手の方への理解が深まり,共感できるようになったと感じています。
Q 入学希望者・在校生へのアドバイスをお願いします。
皆さんはそれぞれ希望を持って入学されたことと思います。仕事とかいろいろ大変な方もいらっしゃると思いますが,是非あきらめないで頑張って卒業していただきたいと思います。
Q 今後の具体的なご予定があればお聞かせ下さい。
正科生のときは精神保健福祉士の資格取得を目指しましたが,演習等で多くの精神保健福祉士資格取得希望者が社会福祉士も目指していることを知り,私もそのつもりで社会福祉士の資格指定科目も修得しました。
卒業後は,科目等履修生として再入学して実習関係の科目を履修し,社会福祉士の受験資格取得を目指します。
将来はできれば相談員の仕事に就きたいと考えています。今の職場(施設)には,最初栄養士として入りましたが,今は介護職を担当しています。私の職場では,介護職を経験しないと相談員にはなれないので,資格が仕事に活かされるといいですね。関連施設には特別養護老人施設もあるので社会福祉士も取っておきたいと考えました。
Q 通信教育部への要望があればお聞かせください。
特にありません。土日・祝日のスクーリングは,仕事の休みと合っていたので問題ありませんでした。だからこの大学を選んだということもあります。
時々,学生掲示板で事務局の対応について,いろいろ不満が書かれているのを読みます。私自身は丁寧に対応してもらったので,何で不満が書かれるのか不思議です。
Q 学生さんのご不満は,事務処理の不手際や説明不足によるものが殆どです。お詫び申し上げるとともに,ありがたい教えと受け止め,業務の改善に真摯に取り組んでまいります。
学習について。普段どのように勉強されましたか。
夕食後に一段落してから,図書館から借りてきた本を読んだりしました。レポート課題は,私にとって書きやすいものと書きにくいものとがあって,書き易いのは2〜3日,書きにくいのは1ヶ月以上もかかることがありました。
Q 科目修了試験にはどのように取り組まれましたか。
すでに受験した方に,「自分が受けた時はこんなところが出た」というように,どんな内容が出題されたのか聞いたりしました。なるべく教科書は読むようにして,どこから出題されるか分からなかったので,「ここら辺が重要かな」という所を選んで重点的に読むようにしました。その際,レポートの出題範囲やその近辺,もし試験を受ける前に添削が終わっていたら先生のコメントも参考にしました。
Q スクーリングにはどのように取り組まれましたか。
教室では,積極的になるべく先生の声が聴こえやすい席に座るようにしました。事前に教科書を読んで受講すると,先生の言っていることが何となく分かり,理解の助けとなりました。
Q 在学中,学習を進めていく中で特に支えとなったものは何ですか
スクーリングで知り合った友人です。通信教育には一人で勉強する辛さがあります。同じ仲間としてお互い励まし合うことができました。頭の中では「やらないと」と思っていても,スランプでなかなかレポートが書けず,上手くいかない時もありました。そんな時は,1〜2ヶ月全く勉強から離れリフレッシュして,「やるぞ」という気分になってから取り組むようにしました。
Q 在学中に友人はできましたか。
はい。スクーリングで席の隣や前後の方と知り合いになりました。
Q 本学を志望した理由は何ですか。
以前から精神保健福祉士に興味があり,仕事を続けながらでも取得できるということでこの大学を選びました。現在,養護老人ホームで働いていますが,障害のある方やメンタル的な支援を必要とする方がいて,その資格を仕事に活かしたいと思ったからです。
Q 志望目的は達成されましたか。
達成しました。この1月には精神保健福祉士国家試験を受験します。
Q 今後学生さんの学習を支援する仕組みとして,どのようなものがあれば良いと思いますか。
すでに開催されている「レポート学習会」は,レポートの書き方が分からないという方にとって,「こんな感じで書く」ということが教わることができると助かると思います。私も最初は書き方が滅茶苦茶で苦労しました。
Q 実習について,特に苦労されたことはありますか。
私は精神保健援助実習を履修しました。最初,実習機関は精神科病院を希望しましたが,精神障害者授産施設での実習となりました。周りの方が優しい方ばかりで,楽しく学ぶことができました。もし病院での実習だったら,キビキビして,また違った雰囲気だったのかもしれません。実習施設では,明るい方,興味を持っている方等,とにかくいろんな方がいました。実習を通じて,私自身がこれまで抱いていた精神障害者の方への暗いイメージが明るいものに変わりました。楽しかったです。また機会があれば実習に行きたいです。
ありがとうございました。
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