【9月卒業者からのメッセージ】
[卒業者からのメッセージ]
学生生活を振り返って
社会福祉学科 S.S.
毎日が仕事場と家との往復で,40歳後半を迎えた頃,自分の可能性を見つけたい,第2の人生は,何かボランティアをして生活をしたい,そんな気持ちが強くなった。ケアマネージャーの資格を取った。しかし,福祉に関しては全く知識がなく,資格を生かせないことがわかった。そんな時に東北福祉大通信制の募集を知った。あまり深く考えもせず入学を希望してしまった。
4年6カ月前に初めて東北福祉大の門をくぐり,岩手県出身です,福島県出身ですと言う人たちと両隣にすわり,入学式に臨んだ日。スクーリングに出席し,先生方の講義内容を必死にノートに書いたこと。レポート提出に悪戦苦闘し休暇毎に,図書館に通ったこと。科目修了試験にハラハラ,ドキドキして結果待ちしたことなどが,昨日のことのようになつかしく思い出される。どれもこれも初めての経験でとても新鮮で充実した日々が過ごせたと思う。何よりも2〜3日間のスクーリングに出席することが楽しかった。毎日の仕事や組織から解放されて,違う分野の学習ができる喜び,また若い世代や同年代・年輩の人たちより刺激や元気をもらって,職場にもどることができた。
私にとっての4年6カ月は,ハラハラ,ドキドキの毎日でもあったが,一生の宝物となったように思う。そして少しの自信も得たように思う。今は,まだ病院で働いているが,せっかく手に入れた福祉についての知識や,見方,考え方を今後の生活に生かしていきたいと思う。今後は社会や政治に関心をもって,自分の身近な人,地域に目を向けて,自分のできるところで社会参加していきたいと思う。東北福祉大の先生方と事務方の支えがあって卒業することができました。ありがとうございました。感謝いたします。
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