【お知らせ】
芹沢銈介工芸美術館
[企画展]芹沢銈介作品にみる 吉祥文様
型絵染の人間国宝芹沢銈介の仕事は多岐にわたります。着物・帯地・のれん・壁掛・卓布・扇子・うちわ・カレンダーといった日常に用いられるもの。屏風・軸・額絵という空間を飾るものや,看板・ハガキ・マッチラベル・品書きなどの商業デザイン。それだけにとどまらず,陶器の絵付,緞帳,ステンドグラス,家具のデザインまで多方面にわたる創造と,生活を彩る美を求め続けたデザイナーともいえるのではないでしょうか。
これら作品のモチーフには植物,動物,風景といった自然界のものから,芹沢が集めた世界各国の木工・染織品のコレクションなどが用いられ,長年の仕事の中で様々なかたちを表現しました。
今回はたくさんの文様の中からおめでたい文様,吉祥文をテーマに展示しています。日本でもおなじみの松竹梅,鶴亀といったものから,中国伝来の「豊かさ」・「不老長寿」・「子孫繁栄」・「立身出世」などの願いが込められた動植物や,縁起の良い意味を持つ文字をモチーフにした作品をご紹介します。
扇文着物・寿の字文のれん・丸紋いろは六曲屏風・雛絵図軸など代表的な作品に交えて,干支の動物たちが描かれた型絵染年賀状,郷土人形や日本家屋,雪の日に遊ぶ子供たちの姿を吉祥文様とともに染めたグリーティングカードなど芹沢銈介の幅の広い作品をご覧ください。

寿の字文のれん |
展示点数
約100点
会 期
2005年1月20日(木)〜3月28日(月)
同時開催
芹沢銈介コレクション 世界の民族衣裳
宮城県のやきもの 堤焼・切込焼
開館時間
10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日
1/29〜31,2/20〜21,3/15
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※本学学生は無料です。
※コーヒーショップやハガキ等販売しているミュージアムショップもありますので,どうぞ休憩時にご利用ください。
ホームページ http://www.tfu.ac.jp/kogeikan/


