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学園創立150周年デザインについて

2025年、東北福祉大学は学園創立150周年を迎えました。これを機に、JR仙台駅2階の欄間看板広告が一新され、キャッチフレーズ「福祉の新時代、はじまる。」とともに、芹沢銈介作《福の字》がモチーフに採用されました。

このデザインは本学の国見キャンパス、ステーションキャンパス、感性福祉研究所、仙台駅東口キャンパスにも掲出されています。お近くにお越しの際は、ぜひご覧ください。

 

福の字につい

《福の字》 紬 型絵染 1962年 東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館所蔵より

藍地に白抜きされた円の中に毛書体の雄渾な文字が収まり、一画ごとに朱・黄土・薄藍によって色分けされ、奥行きと厚みをもたらしています。さらに円のまわりを梅と竹が取り囲むことで、文字の持つ吉祥の意味を倍加させています。
芹沢によるかな文字や漢字を主題とする図案は、1956年に型絵染の人間国宝に認定されてから顕著に増えていき、「文字絵」と呼ばれる一つのジャンルを形成しました。着物、屏風、のれんなど独創的な作品が次々に生み出され、馥郁(ふくいく)たる品格と生命力に満ちたデザインは今もなお多くの人々を魅了しています。

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