【次回予告】芹沢銈介 本の装いと挿絵の世界
2024年6月25日㈫より、本学仙台駅東口キャンパスにて下記の展覧会を開催いたします。
出張展示「芹沢銈介 本の装いと挿絵の世界」2024.6.25㊋~7.21㊐
【会場】東北福祉大学仙台駅東口キャンパス 東北福祉大学ギャラリーミニモリ
(仙台市宮城野区榴岡2-5-26)
【入館料】一般500(300)円、大学生以下無料
・( )は10名以上の団体料金
・障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日
本学では、仙台駅東口キャンパス 東北福祉大学ギャラリーミニモリにおいて、地域貢献を目的に様々な催しを行っています。当館ではその一環として、これまで型絵染の人間国宝・芹沢銈介の作品を紹介する出張展示を開催してきました。
今回は、ギャラリーミニモリ会場開催9回目の展覧会として、芹沢銈介の作品より「装幀・挿絵」の分野をテーマにした展示を開催します。本の表紙や背表紙、外箱、タイトルの書体や扉絵といった「装幀」、そして物語の「挿絵」や「カット」にいたるまで、芹沢が手掛けた型絵染による「本」の仕事は、書籍から雑誌まで多岐にわたりました。
装幀としては、「民藝」を啓蒙した雑誌『工藝』の表紙をはじめ、民藝運動を主導した柳宗悦や精神科医の式場隆三郎の著作本、文豪・川端康成の『雪国』や、山崎豊子の『ぼんち』など、600冊を超えるデザインを担当しました。また、挿絵の仕事では、西欧の騎士を日本の武士に置き換えるという斬新な発想で制作された『絵本どんきほうて』や、佐藤春夫の『極楽から来た』、武田泰淳の『中国忍者伝十三妹』といった新聞や雑誌連載の挿絵にも携わりました。昭和20年代に刊行された『少女の友』の物語挿絵も担当しており、芹沢が関わった本の仕事は多岐にわたります。
当館には装幀から挿絵、その制作にかかわる資料等が収蔵されており、その中から約140点を一堂に展示します。表紙や外箱、挿絵など限られたスペースに施された文様は多彩で秀逸です。思わず手に取ってみたくなる芹沢銈介の「本の装い」をお楽しみください。
※会場は本学仙台駅東口キャンパス 東北福祉大学ギャラリーミニモリです。
関連イベント
①展示作品解説
7月6日(土)、20日(土) 各13:30~ 30分程度
●当日の入館券が必要です
②ワークショップ 型紙を使った染色体験「うちわを作ろう」
7月6日(土)、20日(土) 各10:00~12:30
●当日受付(随時)
●各日 限定30人(定数に達し次第受付終了)
●体験時間30~60分
●材料費1000円 ※参加された方は当日に限り無料で展覧会を見学いただけます