展覧会・イベント

アイヌ文化の新資料 −150年前の集団種痘図・甲冑 その他−

2005年10月1日(土)~12月18日(日)

アイヌ民族は、自然と共生しながら独自の神秘的な文化を生み出しました。

 今回の展示は、芹沢銈介が生前に蒐集した資料(静岡市立芹沢銈介美術館所蔵)、東北大学大学院文学研究科所蔵資料、当館所蔵資料、 さらに芹沢長介当館館長が蒐集した新発見の貴重な資料を加え、計200点で構成します。

 アイヌの人々が日常の暮らしの中で生み出した美しい切伏(きりぶせ)衣裳や、巧みな彫刻を施した木工品。 アジア大陸との交流を物語る甲冑や蝦夷錦、首飾りなどの伝来資料。日本人の絵師がアイヌの生活風俗を描いたアイヌ絵。 これらの豊富な資料を通してアイヌ民族のすぐれた文化を確認し、さらに甲冑や世界初の集団種痘を描いた平沢屏山筆「種痘施行之図」 などの新資料によって新たな視点でアイヌ文化を見直す機会にしたいと思います。

出品リスト● アイヌ民族が制作した工芸品(衣裳、木工品、ゴザ)
● 交易によってアイヌに伝来したもの(甲冑、小袖、蝦夷錦、首飾り)
● アイヌ風俗画  計200点
併設展示芹沢銈介の作品
仙台藩のやきもの 堤焼・切込焼
催しもの講演会 : 11/5(土)13:30~15:30 5Fロビー
「アイヌの甲冑と小袖」  講師: 当館館長 芹沢 長介 氏 
※ 電話にて要予約(10/1~受付)[当日の入館券が必要] 

型絵染講習会 :11/19(土)  10:00~15:00 (定員20名)
講師:土手武彦 氏 ・ 千鶴子 氏 (土手染色工房)
※ 電話にて要予約(11/1~受付) [材料費2000円必要]

ギャラリー・トーク 
10/29(土)・11/12(土)・12/10(土)各13:30~
当館学芸員担当・自由参加 [当日の入館券が必要]

ワークショップ
「アイヌ文様のしおりを作ろう」 
10/15・21・28、11/3・17・22、12/3・17  10:30~15:30
10/29・11/12・12/10 ギャラリートーク開催日のみ  10:30~12:00
自由参加 [当日の入館券が必要]
休館日11/23~11/27(入学試験期間のため)