展覧会・イベント

新収蔵 芹沢銈介の型紙

2007年3月18日(日)~7月16日(月祝)

このたび、昨年3月16日に急逝された芹沢長介当館前館長のご遺族から、芹沢銈介の型絵染作品の根幹をなす1万枚の型紙が寄贈されました。1945年以前の型紙は、 戦災で仕事場とともに焼失してしまいました。寄贈された1万枚は、終戦後すぐから亡くなる前年の1983年までに制作されたものです。

 今回の展覧会はその中から百枚の型紙を選び、完成した型絵染の作品とともに公開するものです。モチーフをスケッチして模様が生まれ、それを下絵として型彫りに専念する。 銈介にとって、型彫りは工程中最も集中力を味わう瞬間でした。芹沢作品の特徴に“色彩の美しさ”があげられますが、色彩のない型紙それ自体が美しく、 作品の骨格をなしていることに気づきます。表面にはあらわれない、創造の根源にある型紙からは、刀を進める銈介の息づかいや制作工程の工夫が伝わってきます。

出品リスト●着物   ●帯  ●のれん ●屏風 ●軸 ●型絵染小品
など 約100点と作品の型紙100点を対比して展示
併設展示・芹沢銈介のブックデザインと蔵書票
・仙台藩のやきもの 堤焼・切込焼
・明治・大正のガラス器
催しもの講演会 :染色家 柚木沙弥郎氏 「芹沢銈介の型紙」
5/26(土)13:30~15:30 当館5Fロビー
要予約(3/18~電話にて予約開始)当日の入館券が必要です
型絵染講習会 :土手染色工房 土手武彦氏・土手千鶴子氏
5/19(土)10:00~16:00 東北福祉大学
要予約(4/16~電話にて予約開始)材料費2000円がかかります
ギャラリートーク :当館学芸員
4/28(土)・6/9(土)・7/7(土)各13:30~ 6F展示室
自由参加・当日の入館券が必要
ワークショップ 「合羽刷りのしおりを作ろう」 11:00~15:00 
開催日:4/27~5/13.5/15.18.20.23.24.27.29.31 
6・7月は毎週水・金・土、7/15.16
体験時間は15分程度
当日の入館券が必要 材料費はかかりません
休館日4/7(土)