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特別展「生誕120年記念 デザイナー芹沢銈介の世界展」
2015年3月17日(火)~6月17日(水)
※なお、「第3回国連防災世界会議」仙台開催にあわせまして、3月14日(土) ・15日(日) ・16日(月)も特別開館(プレオープン)いたします。
型絵染の人間国宝、芹沢銈介(1895~1984年)は、柳宗悦との出会いをきっかけに民藝に触れ、生活雑器や伝統的な図柄の中から美しい形を見いだして作品を作りました。特に沖縄の紅型にひきつけられ、その技法と色彩感覚、構図などを学んで独自の「型絵染」を創出。1956年(昭和31)、61歳のときに「型絵染」の技法で、重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定されました。その斬新でモダンな作品は、屛風、のれん、着物から本の装丁に至るまで多岐にわたり、染色作家の枠を超えた自由奔放なデザイナーとしての羽ばたきが感じられます。文字をデザイン化した作品などは、現代のグラフィックデザインにも大きな影響を与えています。
また、芹沢は主に晩年、アフリカや東南アジアの仮面、土器、木工品、布、朝鮮の民画、アイヌや江戸町火消しの装束など古美術や民藝品を約4500点収集していますが、いずれも見るものにもエネルギーを要求するような強さをもっています。芹沢自身の内在する未知の世界への好奇心と造形力に共鳴したこれらの収集品は、静岡市立芹沢銈介美術館と東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館へ寄贈されました。
本展は、デザインという視点から、第1部「デザイナー芹沢銈介~多様な造形表現」、第2部「芹沢銈介の目~収集した世界各国の美術・工芸品」の2部構成で代表作品約80点と収集品54点をご紹介し、そこに共通する芹沢の美意識と感性にせまります。
休館日 | 日曜日 ※プレオープン期間の3/15(日)は開館します。 |
開館時間 | 10:00〜16:30(入館は16:00まで) |
入館料 | 一般300(200)円 学生200(100)円 ( )は20名以上の団体料金 高校生以下および障がい者とその介助者1名は無料 着物で来館された方は当日の入館料100円引き(併用不可) |
主催 | 朝日新聞社、東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館 |
後援 | NHK仙台放送局、河北新報社、東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、 東日本放送、Date fm |
協力 | 静岡市立芹沢銈介美術館、日本民藝館、柏市 |
イベント | ●講演会「デザイナー芹沢銈介と型絵染」 講師:長崎 巌(ながさき いわお)氏 (共立女子大学教授) 日時:2015年5月9日(土) 13:30~15:00 会場:5階ロビー 定員70名 (要予約) 申込方法 : 電話または直接受付カウンターにお申込みください。4/1より受付開始 (当日の入館券が必要です) ※講演会当日はお車での入構を制限しております。公共交通機関をご利用ください。 ●学芸員によるギャラリートーク 2015年4月25日(土)、5月23日(土)、6月13日(土) ※各11:00より ※自由参加(当日の入館券が必要です) ●ワークショップ「型 de あーと、布に染める」 会期中の毎週火・土曜日 受付時間:11:00~15:00 体験時間:約30分 材料費:400円(額付の場合は1400円) 内容:型を使ってクロス(28×28㎝)に刷毛で染めます。型紙の種類は全部で5種類。小さなお子様から大人の方まで楽しく体験できるワークショップです。是非ご参加ください。出来上がった作品は、すぐに飾ることができるよう額も準備(別売)しています。 |