スクーリング・アンケートから
12〜1月に行われたスクーリングの科目ごとの受講生の方々の感想を掲載させていただきます。今回はとくに講義を通じて「印象に残ったこと,考えさせられたこと」を抜粋させていただきました。紙数の関係でごくわずかしか紹介できておりませんが,ご感想をお寄せいただいた受講生の皆様に厚く御礼申しあげます。皆さん,講義を通じていろいろなことをお感じ,お考えいただいているようで,あらためて大学っていいな,と感じさせられました。
●高齢者福祉論
- ビデオを見ても,そのビデオからの視点,先生からの視点といったいろいろな見方をすること,誰の立場で見るかで見方が変わる単純なようで難しい点を教えていただけた。
- 福祉について自分なりの考えをもつこと,感性を磨くことの必要性を感じた。
- 高齢者福祉について,今まで以上に深く考えることができたし,考えなければいけないと思った。自分のことだけでなく,地域や他人にも目を向ける社会ができればいいなと思った。
●社会福祉援助技術論I
- 社会福祉援助を行うなかで修得しなければいけないことが非常に多いことがわかりました。教科書を読んだときは何を言っているかわからなかったが,講義を聞いて整理できた気がします。
- 社会福祉援助技術は科学的にものをとらえていく歴史があるということが印象に残った。
●福祉機器論
- 福祉用具は自立支援のために使うものであることがよく理解できた。福祉用具の活用が高齢者ひとりひとりの自立を助け,人生をより豊かにするものであると考えさせられました。
- 障害者が地域社会で生活するには,福祉用具が体の一部となって実現できることを感じさせられた。
●精神科リハビリテーション学
- ワーカーもいろいろな感情・心をもった人間であるということ,そこに目を向けないで人様の援助はできないということ。
- 障害者が働くことがゴールではない,という見方も大切なんだと知った。
●心理アセスメント
- クライエントと向き合うときは全身全霊でおこなわなければならないこと,勉強するべきことがたくさんあることを実感しました。
- 先生の姿勢に心うたれました。知識よりもまず基本的な考え方をいっしょうけんめい伝えてくださっていると感じます。
- 直接カウンセリングをする立場ではなくても,人間関係に大切な内容を教えてもらえた気がします。
●環境心理学
- 現在の地球環境の危機的状況について先生が真剣に熱をこめて語ってくださったことに感動しました。私もあきらめずにまわりの人たちに伝えよう,訴えようと思います。
- 環境問題について一人一人の行動が大切だということ,そしてそれが必ず役に立つこと。
- 社会心理学や臨床心理学で学んだ内容が環境という視点から見直しができて,理解が深まったような気がした。刺激剥奪状況における人間の心的機能について興味深かった。
●社会心理学
- 対人認知において,トレーニングによって認知的複雑性を高めることができるという話があり,そうなれるように努力したいと思った。
- ごく普通の人々でも状況の力によって残忍な行動に走るという点に衝撃を受けました。
- 集団というものの恐さが体系的に理解できた。
●心理学研究法I
※この科目は受講した方の大半が「予習や基礎知識が必要」と回答されています。「心理学研究法」を理解していただくのは短い時間でなかなか難しいようです。教員もいろいろ工夫しておりますので,受講された方は復習を,受講前の方は予習をお願いいたします。なお,スクーリング受講済みの方は,1月下旬から始まるオンデマンド・スクーリング(夏の講義なので資料の一部は異なりますが)を聴けるようにしますので,オンデマンド・スクーリング係までメールにてお申し出ください。
●通信教育部への要望など
- バイク置き場の位置が『試験・スクーリング 情報ブック』の構内図では不明確というご指摘はありがとうございました。2008年度版から改善させていただきます。
- 大学がまちがったものを送付した際に通信教育部に返信いただいた方より,御礼や切手の返送がなかったというご指摘をいただき深くお詫びいたします。
- 「学生同士が知り合う機会をつくってほしい」というお申し出については,少ない機会ではございますが,12月にも行ったスクーリング1日め終了後の夕方からの風土での学生交流会などをご利用ください。また,「基礎演習」やスポーツ科目,社会福祉学科の方は「社会福祉援助技術演習I」,福祉心理学科の方は「心理学実験I・II」などではお知り合いができやすいようです。ご活用ください。
- その他,いただいたご意見・ご要望は今後の通信教育部をよりよくするための検討材料として活用させていただきます。
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