社会人教育・生涯学習
今日の社会は、新しい知識、情報、技術が絶えず求められる「知識基盤社会」といわれます。そのような社会では、社会人の学びの機会が必要とされ、生涯学習社会が望まれます。
生涯学習社会とは「国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、
その成果を適切に生かすことのできる社会」(教育基本法第3条)をいいます。
他方、広い意味の福祉は、すべての人の幸せ・生きがい・自己実現をめざすこと(well-being)であり、社会人も含まれます。
本学は、生涯学習社会における社会人の学びと自己実現の機会を広く提供し、積極的に支援します。
■正規の大学教育(大学の単位が修得可能なもの)
<通信教育部>
・総合福祉学部に通信教育部を開設し、正規の大学教育として、社会福祉学・心理学などが学べます。大学卒業資格や社会福祉士・精神保健福祉士受験資格、
認定心理士なども取得可能です。平均年齢39歳の主に社会人・主婦の方が約3500名学んでいます。また、科目等履修生として1科目から好きな科目を学ぶことも可能です。
<認定こども園法改正にともなう幼稚園教諭免許状・保育士資格取得特例の講座>
(幼保特例講座)
・幼稚園教諭免許状・保育士資格のいずれか片方しか所持されていない方が、もう1つの免許状・資格を取得し、「保育教諭」として活躍できる場を広げましょう!
(平成32年3月末までの特例制度です・申請までに3年以上かつ4320時間以上の実務経験が必要です)
<通信制大学院>
・通信制大学院 総合福祉学研究科 社会福祉学専攻・福祉心理学専攻を設置しています。修士号が取得可能です。
<通学課程の学部・大学院>
・「社会人入試」「科目等履修生受入」「研究生受入」を実施しています。通学課程の学生と机を並べてみませんか?
・社会人入試
・科目等履修生
科目等履修の志願者は入学願書等を提出し、所定の選考を受けます。
・研究生
研究生として入学を志願する者は、あらかじめ指導教員の承諾を得て、入学願書等を提出し、所定の選考を受けます。
■資格取得や更新が可能な講座
<教員免許状更新講習>
・通信教育の方法により、1)レポート+会場試験、または2)レポート+スクーリングで、教員免許状更新講習が受講できます。
<防災士養成研修講座>
・「防災士」とは、「減災と社会の防災力向上のための活動について十分な意識を持ち、一定の知識・技能を習得した」ことを日本防災士機構が認定した方のことです。
本学でレポート+2日間の会場講習で「防災士」が取得可能です。資格を取得し、自然災害に備えた減災へつなげる「災害に強いまちづくり」支援活動を行いませんか?
<介護技術講習会>
・介護技術講習会は、介護福祉士国家試験の実技試験免除のための講習会です。講習会の全日程に出席した上で、総合評価に受け合格者に「修了証明書」を発行します。
<社会福祉士実習指導者講習会>
・福祉施設・機関で、社会福祉士「相談援助実習」を受け入れてご指導をいただくためには、社会福祉士登録後3年以上の相談援助に関する実務経験とともに、
「社会福祉士実習指導者講習会」を受講していただくことが必要になりました。その2日間の講習が各県の社会福祉士会以外に、本学でも受講できます。
■生涯学習・公開講座
<生涯学習支援室> ~ 社会人聴講生 ・ 履修証明社会人コース ・ 公開講座 ~
・現代社会は、教育が在学中だけにとどまらず、全人生を通じての問題としてとらえられています。いわゆる生涯教育で、本学も生涯学習支援室を中心に積極的に取り組んで
います。市民のための公開講座をはじめ、社会人の再教育講座、関係機関との連携・交流など、大学を広く社会に開放しています。<生涯学習支援室>が主に担っています。
・「社会人聴講生」は、継続的で専門的な学習の機会を幅広く提供するもので、正規学生と同じ授業を自分の興味・関心に応じて自由に選択できます。
・「履修証明社会人コース」は、学校教育法第105条に基づいた体系的で専門的な学習課程です。コースは「福祉用具生活支援」「異文化コミュニケーション」 「重度障がい者ICT支援コーディネーター育成」「自分再発見」の4つです。
・「公開講座」があります。生涯学習支援室では、1年間に4つか5つのテーマ(福祉・心理・仏教・情報・歴史・文化・経済・教育・語学など)を取り上げて、5~6回の講義で構成する「公開講座」を 開催しています。このうちの一つは宮城県教育委員会からの補助を受けていますが、それ以外は大学独自の講座となっています。また、自治体や諸団体と連携して講師を 派遣し、現地で研修会を開催する取り組みも行っています。
<発達障害講座(特別支援教育研究室)>
・特別支援教育研究室では、発達障害講座を開講しています。発達障害の理解と対応について学びます。
<次世代育成と子育てについての講座(次世代育成支援室)>
・次世代育成支援室では、イベント・セミナーの講座を開講しています。次世代育成や子育ての知識と実践について学びます。
■校地内生涯学習施設・大学関連法人
「芹沢銈介美術工芸館」
・型絵染の技法による人間国宝の芹沢銈介の作品と氏の収集したコレクションが展示されています。
「けやきホール」
・本格的な音楽ホールである「けやきホール」ではクラシックをはじめ多くのミュージシャンの演奏会や講演などが行われます。
東北福祉看護学校 学校法人 栴檀学園 が行っているもの
・入学資格は「准看護師として10年以上の就業」ですが、それに満たない方でも、 意欲さえあれば“学び”を始め、進学のための準備をすることができます。 働きながら看護師を目指す方、 看護師として復職を目指す方を応援します。
元気塾 学校法人 栴檀学園 の関連法人が行っているもの
・本学・予防福祉健康増進推進室の会員組織である「仙台元気塾」に「入塾」(入会)し、会員である「塾生」になっていただくことで、メディカルフィットネス、クリニカルアートなどのさまざまな健康増進プログラムを優先的に受けることができます。 これらのプログラムは、東北福祉大学の長年の研究成果に加え、仙台元気塾の運営経験を基に企画・開発されています。