文部科学省平成20年度採択教育GP 重度障害者ICT支援コーディネータ育成

新着情報バックナンバー(2009年)

平成21年度第4回人材育成推進委員会開催(平成21年11月24日)*

 去る11月24日(火)午後4時より,標記委員会が開催されました。今回の委員会では,学生によるフィールドワークⅠ(在宅支援)の中間報告と,次年度に控えているフィールドワークⅡの実施要領に関する協議が中心となりました。第4回人材育成推進委員会議事の様子
 フィールドワークⅠについては,9月~11月の期間に,延べ13チームが在宅のALS患者さんを中心として地域で実際に支援に当たっている方々に同行し,徐々に支援現場の雰囲気などに慣れつつあるなどの報告が為されました。計画では,9月~12月の期間にフィードワークに出向く予定となっていましたが,被支援者,支援者及び育成対象学生の日程調整に手間取ることもあることから,期間を1月までとし,9チームが延べ36回のフィールドワークに出向くことなどが確認されました。
 また,フィールドワークⅡ(3年次)の実施要領については,支援回数もさることながら,定期的な支援を通じ対象者の時系列から見た変容なども学生にとっては極めて大きな学習事項であること,支援対象者と共にその人のQOLを高めるにはどうすればよいのか日常的に一緒に考えることも良い経験になるなど,議論が活発に交わされ,発展的なフィールドワークのありようが次第に明らかになってきました。さらに,本テーマの性格上,一般的なフィールドワークでありがちな「行きっぱなし」ではなく,要所要所で推進委員によるフォローアップのための”中間報告”の機会を設定すべきとの意見なども出されました。
 後者については,かなり要領が明確なものとなりつつあり,次回委員会で最終的な議論の詰めと,フィールドワークノートの様式協議を展開する運びとなりました。

▲TOP

*

1年次学生への課程履修ガイダンス開催(平成21年11月20日)

 本取組の2期生となる1年次学生を対象とした課程履修のためのガイダンスを,11月20日(金)17:40から開催しました。対象となる2学科(社会福祉学科,情報福祉マネジメント学科)から20名が参加し,今後予定される教育計画と科目概要などの説明を受けました。ガイダンスを受講する学生
 ガイダンスでは説明を行うとともに,コミュニケーション支援ソフトウェアのデモンストレーションも行われ,今後展開する教育内容を学生は垣間見たことになります。
 本取組で育成する人材は定員20名と制約が大きいのですが,このテーマに関心を寄せる学生が少なくないということに,関係者一同胸をなで下ろしました。都合により参加できなかった4名の学生を含め24名の1年次学生には,11月末日までに履修意志を最終表明するよう促されました。
 現在,2年次学生が本取組に参加していますが,それに続く人材となるよう,今後が期待されます。
(後日譚:17名の学生が課程履修の意思表明をしました!)

▲TOP

*

2年次学生フィールドワークⅠ(在宅支援)に走る!!(平成21年10月某日)

 9月から本格化した,在宅支援のフィールドワークが進んでいます。基本的に2名が1チームとなって,地域の支援者に同行する格好で取り組んでいます。在宅支援に熱心に取り組む学生
 支援対象者の病状などは様々ですが,地域支援者の全面的なバックアップとご家族の理解を得て,学生は初めはおっかなびっくり,そして慣れてきたら支援対象者と簡単なやり取りをしながら,その方のこれまでの来し方や現在の状況,支援環境の確認などに汗を流しています(汗は出ない時期ですが・・・)。
 これまでの在宅支援フィールドワークからは,支援対象者とそのご家族からは,「教育」の一環として学生が出向くことに大きな理解が寄せられ,普段は交流することのない若者の取り組む様子を大らかに見守られているという印象のようです。
 学生は在宅支援は余り経験がないことですが,その様子からは,新たな発見と今後更に学びを深める意義を感じ取っているようです。今後も,地域支援者の方や支援対象者とそのご家族の協力を得ながら”タマゴ”から”ヒナ”へと成長して欲しいものです。

▲TOP

平成21年度第3回人材育成推進委員会開催(平成21年9月29日)*

 去る9月29日(火),東北福祉大学第3会議室にて平成21年度第3回人材育成推進委員会が開催されました。委員会では,前回委員会以降の教育GP活動の報告として,パンフレットを印刷の上,教育GPに採択された他大学に郵送したり,学内配布を行ったこと,福井県及び新潟県の県外視察が行われたこと,フィールドワークの一環として病院実習顔こなれたこと等の報告がありました。
 県外視察結果として,どちらの県にもキーマン及び支援組織があり,個々に支援が行われてはいるものの,組織だった人材育成までは手が回っていない現状であるとの報告がありました。このため,本学の教育GPとして取り組んでいる人材育成について,地域の連携協力を得ながら組織的な人材育成を行っていることが将来に向けた極めて大切な取組であることが再認識されました。
 また,病院実習については,育成対象学生が地域における重度障害者へのICT支援を見聞する機会に先立って経験することから,事前指導上有意義であるとの報告もありました。さらに,9月に入ってから,地域で支援を行っている有識者に同行するフィールドワーク(在宅支援)が始まり,学生個々に大きな刺激と明瞭な意識形成に役立っているとの報告が為されました。
 一方,次年度予定しているフィールドワークⅡの実施要領が協議され,実施期間やチーム編成のあり方,実習時間下限をどのように設定するか等,特に授業の枠組みを中心に活発な議論が行われました。この結果,支援対象者数の制約と密度ある経験の蓄積を目指すことから,3名のチームを編成の上,様々なルートから寄せられるニーズに応えながら,対象者の環境や要望把握→準備→支援のプロセス及び支援の反復を展開してゆくのが妥当との判断に至りました。更に,詳細な方や内容については,今後の委員会で協議を重ねてゆくこととなりました。

▲TOP

*

フィールドワークⅠ(在宅支援)開始(平成21年9月10日~)

 育成対象となっている2年次学生18名が,2名1チームを編成し,地域で実際の支援に当たっている方に同行する在宅支援のためのフィールドワークが始まりました。このフィールドワークは,ICT支援対象となっている在宅の重度障害の方々(特にALSの患者さん)の状況把握と,支援の実際を見聞し,今後予定されている学生自らの手による支援に連動する意識づくりと支援の多様性を学ぶものとなっています。同行して頂く地域の経験者は4名であり,宮城県でのニーズをカバーしている方々の協力を得ながら始まりました。
 支援対象者及び地域支援者の協力を得て実施されているこのフィールドワークは,事前指導と位置づけた病院実習のあと,重度障害者へのICT支援がいかに重要であるか,このためにどれほどの知識や技術,感性が求められるのか,学生に対して再認識と意識向上を促す良い機会として期待されています。このため,次年度予定されている,学生だけによる実際の支援経験に向け,学生にとっては切磋琢磨する契機になることでしょう。

▲TOP

*

フィールドワークⅠ(病院実習)実施(平成21年8月3日~19日)

 教育GPの取組の目玉と考えられるフィールドワークⅠとして,事前指導との位置づけから,病院実習が実施されました。育成対象と成っている2年次学生18名が4チームを編成し,国立病院機構の西多賀病院と宮城病院に出向き,講義と病棟実習を展開しました。
 病院実習の講義では,それぞれの病院と筋ジストロフィーやALSなどの医療的な知識,ケアに関する取組などを90分学びました。また,病棟実習では,入院している患者さん達のICT環境や操作の実際を見聞したり,コミュニケーションを通じた相互理解などを90分に亘って行いました。学生にとっては,いわば重度障害者の方とのファースト・コンタクトとも言えます。
 実習を行った学生は,初めは緊張した面持ちで講義や病棟実習に臨みましたが,時間とともに吸い込まれるように熱心さを増幅させ,積極的な働きかけを行うようになるなど,大きな刺激となったようでした。また,今後予定されている実際の支援に向け,自己の想像力と意識を高めている様子を見せ,支援の重要性を改めて感じ取ったようです。
 残念なことに,1チームだけ宮城病院の実習を,インフルエンザ禍の影響でやむなく延期せざるを得ませんでしたが,近いうちに実施される予定です。下記のガイダンスと併せ,事前指導としての病院実習は,学生教育に不可欠なフィールドワークとして結実することでしょう。

▲TOP

*

平成21年度第2回人材育成推進委員会開催(平成21年7月21日)

 平成21年度第1回人材育成推進委員会が,7月21日(火),東北福祉大学管理棟4Fの中会議室で開催されました。今回から,オブザーバーとして,西多賀病院でIT支援の経験のある本学リハビリテーション学科の川村助手が参加することになりました。PTの立場から,各種議論に参加することが期待されます。第2回人材育成推進委員会会議風景
 委員会では,5月~7月の活動経過報告の後,昨年来,他県の状況視察を継続している関係から,6月から7月にかけて埼玉県を中心に視察・情報収集した結果報告がされました。埼玉県ITポートセンターではパソコン講習会やパソコンボランティアの派遣などをコーディネーションしており,その一部として重度障害者へのIT支援が内包されている様子でした。一方,埼玉県総合リハビリテーションセンターでは支援機器導入支援や補装具判定のために2名の専任スタッフがいますが,実際には外に出て支援を行うのが困難な状況にあることが判りました。東埼玉病院は,筋ジスの患者さんへのIT支援をOTMSW,医師により行う体制が整っているとのことでした。
 委員会ではさらに,学生にタイするフィールドワークガイダンスの実施報告が為された後,フィールドワーク実施要領を確認し,フィールドワーク時に学生が使用する「フィールドワークノート」の様式について確認が行われました。また,8月の病院実習後に予定している,9月から12月にかけて在宅支援を行っている方々に同行して出向くフィールドワーク要領の打合せも行われました。8月から本格化するフィールドワーク実施体制として,各種諸連絡や調整のためのフィールドワーク事務局としてせんだいアビリティネットワークを中核としつつ,実施上の混乱がないよう図ってゆくことも確認されました。

▲TOP

*

2年次学生へのフィールドワークガイダンス実施(平成21年7月11日)

 8月から開始となるフィールドワークに先だって,本教育プログラムを履修している学生の内,当該科目を履修登録している18名の学生の内15名を集め,本学2001館2122実習室に於いてガイダンスを実施しました。(残り3名については,7月15日に実施)
フィールドワークガイダンスを受講する学生 ガイダンスでは,8月の病院実習,9月~12月の在宅支援に同行してのフィールドワークについて,日程の説明の他,それぞれのフィールドワークに伴う留意事項の説明,チーム編成の説明,連絡体制の説明などが行われました。
 このガイダンスは,「事前指導」として位置づけられるものであり,参加した学生は一様に真剣な面持ちで説明に聞き入り,フィールドワークが実際に始まるとの意識を新たにしていました。(今回のフィールドワークの内容等については,「関連情報」で紹介しています)

▲TOP

*

平成21年度第1回人材育成推進委員会開催(平成21年5月19日)

 平成21年度の第1回目となる人材育成推進委員会が,去る5月19日(火)に東北福祉大学管理棟4Fの中会議室で開催されました。
 委員会では,3月の他県視察として兵庫・大阪・和歌山の状況報告と,5月の北海道(札幌・八雲)の状況報告がされました。際だった報告内容としては,ALSの患者さんが大学の共同研究者となっているケースや,患者さん自らがピアサポートとなって支援に取り組んでいるケースのあることが挙げられます。また,北海道では,NPOが在宅支援の主翼を担っていることも報告されました。
 メインとなる協議では,2年次学生が取り組む「フィールドワークⅠ」の導入教育(あるいは事前指導)と位置づけられる「病院実習」として西多賀病院及び宮城病院の協力が得られるとの報告があった後,これらの病院実習日程計画として8月に実施する提案があり,承認されました。これと関連して,大学における事前指導と病院実習に引き続く在宅患者さんへの支援同行とフィールドワークが展開されるのに伴い,それぞれのフェーズで求められる目標を学生に提示すべきとの意見が開陳されるなど,活発な議論が為されました。また,フィールドワークで学生が使用する「記録簿」の様式以外に,在宅患者さんの状況を把握するためのトレーニングとして,アセスメント様式も早急に準備するよう打合せがされました。
 今後,隔月開催ペースを維持しながら,学生教育に求められる課題について議論が重ねられて行く予定となっています。

▲TOP

*

課程履修学生への履修ガイダンス開催,専門科目の本格的な教育始まる(平成21年4月4日)

 真剣な面持ちでガイダンス事項に取り組む学生4月13日(月)の専門科目開講に先立ち,4月4日(土)に,課程履修ガイダンスが開催されました。当日は,人材育成推進委員会メンバー3名から,開講科目と履修登録の諸注意が為されたほか,当面のスケジュールに関しても説明がされました。
 当日は都合により3名が欠席したものの,課程履修学生17名が出席し,真剣な面持ちでガイダンス事項に聞き入っていました。 また,平成21年度より当該専門科目が卒業単位に組み込まれることから,各学生は自分たちの時間割編成に不都合が発生しないか確認を行うとともに,確実な履修計画作成に臨みました。
 3月フォーラムへの参加が良い機会となったのか,学生達はより意識を高めた様子で,真剣に説明を聞いたり,質問したりしていました。今後,加速度を増し,密度高く展開される専門教育に向けた準備が整ったようで,彼等の面持ちからはむしろ”頼もしさ”さえ感じられました。

▲TOP

*

平成20年度第5回人材育成推進委員会開催(平成21年3月17日)

 平成20年度最後となる第5回人材育成推進委員会が,去る3月17日(火)東北福祉大学管理棟4Fの中会議室にて開催されました。
 第5回の委員会では,北九州市を中心とした他県のICT支援状況視察報告の後,2年次学生へのフィールドワーク協議と,平成21年度分の教育課程自己点検・評価結果の協議が行われました。
 フィールドワークの協議では,事前指導の一環として,8月に難病病院での実習を行った後,9月から地域の支援経験者に同行して見聞を深めるプランの確認が為され,併せて,フィールドワーク時で学生が使用する記録簿様式などの教材について議論がされました。
 また,平成20年度の教育課程自己点検・評価として,教育体制の確立や教育環境の充実化,地域との連携協力などは奏功しつつあるが,全体的には「B評価」(今一歩という所)であり,その主因として,教育方針の明確化や教育成果の定量化,地域に向けた情報発信,対象学科の再考と委員メンバシップの不足などといった面で不足のあることが考えられるとされました。次年度は,これらの課題解決を行いながら教育課程の質をより高めてゆくことで,合意が形成されました。
 なお,平成21年度からは,人材育成委員会が軌道に乗ったことを踏まえ,隔月の会議開催を以て運営してゆくこととなりました。また,今後2年間でTEXTと人材育成マニュアルの発刊を目指すことが確認されるとともに,平成20年度の学内委員および学外委員に継続して委員委嘱を行われることとなりました。

▲TOP

*

『重度障害者ICT支援フォーラム2009』開催(平成21年3月7日)

 仙台市青年文化センター3Fエッグホールにて,フォーラムを開催しました。今回のフォーラムは「ICT支援と人材育成の重要性」を広くアピールするために催されました。土曜日の午後にもかかわらず,99名の参加が得られ,フォーラムの様子は当日18:45のNHKニュース宮城版でも取り上げられました。
 フォーラムでは,主催者である東北福祉大学の学長補佐が挨拶を述べた後,文部科学省高等教育局大学振興課課長補佐の藤田 常氏から,平成20年度より再編された教育GPの説明の後,このテーマが社会的にも重要であることから,今後進められる人材育成のような質の高い教育に期待したい旨,講演がありました。
 また,支援を必要としている当事者であるALS患者の後藤忠治氏(日本ALS協会宮城支部前支部長)は,ALS発症から,失われたコミュニケーションがパソコンを活用することで可能になったこと,そしてALS患者が生きてゆく上でコミュニケーションが如何にかけがえのないものであるかを,自己の経験を取り上げながら切実に訴えられました。実際には,後藤さんが時間と苦労を掛けて作成したメッセージを,奥さんが代読する形の講演となりましたが,それだけに尚更,コミュニケーション支援が如何に重要であるか,聴衆によりリアリティを突きつけるものとなりました。
 そのあと,高齢にもかかわらず,今も重度障害の方々にICT支援を続けておられる坂爪新一先生から,事例紹介と支援システム構成の話,そして,コミュニケーション支援のほとんどが患者の状況に応じたスイッチインターフェースの提供にあることが強調されました。併せて,実際に支援を行っている人の数が少ない割に,地域のニーズが如何に大きいか,データを示しながら物静かな口調で述べられました。これを受ける形で,「重度障害者ICT支援コーディネータ育成」の推進責任者である東北福祉大学の石野莞司が,地域のニーズ,支援者の僅少さ,これまでの東北福祉大学,これらより求められる教育課程の再編成を通じた人材育成の計画と方向性について,説明が行われ講演の部が締めくくられました。
 休憩の後,パネルディスカッションの部に入り,まず,東北大学大学院医学研究科の伊藤道哉先生から,重度障害者の”死生観”という重いテーマからの問題提起が為され,コミュニケーション支援が重度障害の方々の”生を共にする”行為に他ならず,現在は不可欠な要素であることが強調されました。また,神経難病専門医である宮城病院の今井尚志先生は,病棟構築に伴う同院の診療アプローチの説明をされた後,医療のみならず地域,関係機関を含めた”チームアプローチ”が重要となることを示されました。行政の立場から,宮城県リハビリテーション支援センターの漆山裕希氏,仙台市障害者更生相談所の佐藤幸子氏からは,コミュニケーション支援機器の補装具判定の実績データが示されると共に,医療機関や支援機関,実際に支援に当たる人材などとの連携関係構築の重要性をアピールされました。また,東北福祉大学リハビリテーション学科の紀國谷恵子は,「ICT支援コーディネータ」に求められる資質として,実際のICT支援の知識・技術・経験と,患者さんを日常的に診療・介護に当たっている様々な人達と情報共有しながら”適切な支援のあり方”を模索しうるコーディネーション能力,これらが求められていると力説しました。最後に,支援者の立場から坂爪先生より,支援するものに任せっきりにするのではなく,例えば支援に出向く際には交通費支給を行政として補償する枠組みが無いと,支援も尻すぼみとなる危険性のあることが指摘されました。
 以上のように,講演,パネルディスカッションが熱心に行われ,終了予定時間が大幅に超過しましたが,参加された医療関係者,教育関係者,学生,ボランティア,患者さんの家族などなど,多くの方々に様々な視点から「ICT支援」の現状認識や問題提起を提供できました。東北福祉大学ではこれを契機に,今後も,地域に向けて様々な情報と解決しなければならない問題を発信し続けてゆきたいと思います。

▲TOP

*

第4回人材育成推進委員会開催(平成21年2月24日)

 4回目の委員会が,東北福祉大学で開催され,3月に予定しているフォーラムの開催準備状況の確認が行われたほか,この回は特に,学生によるフィールドワーク教育の内容や方法について集中的に議論が為されました。学外委員の多くの方の考え方から,2年次学生がすぐさま病院や地域の重度障害者へのICT支援に入るのではなく,十分な病院実習を準備段階で行うほか,地域で実際に支援を受けている様々な状況の患者さん達への支援現場をより多く見聞させるべきとの意見が数多く出されました。
 これにより,事前・事後の指導を含め,フィールドワークのチーム編成,支援状況の見聞を深める為のチーム編成や支援者とのマッチング,連携など,より具体的なフィールドワークの体制と計画を立案する必要性が明らかとなりました。
 また,会議では,平成20年度は本格的な専門教育を実施する前準備が中心となったものの,大学教育の一環と考えた場合,広く行われている大学の自己点検/評価に相当する作業も必要であるとし,学内委員による点検/評価に,学外委員による点検/評価を反映させたものを開陳する方向が合意されました。これにより,より質の高い取組みへと昇華させてゆくコンセンサスが得られました。

▲TOP

*

第3回人材育成推進委員会開催(平成21年1月20日)

 「大寒」の日にもかかわらず,3回目となる委員会が開催され,「熱い」議論が展開されました。3回目の主なテーマは,2回目までで確定した講義科目と実習科目の日程と学内外委員のオムニバス形式の出番確認と,学生によるフィールドワークの方法・体制・内容等の協議でした。
特に学生によるフィールドワークについて,事務局より原案が提示され,説明が行われた後,実質的な協議に入りました。大まかなプランとして,前期は2年次学生が講義や実習で基本的なことを学んでから,夏休みから後期にかけてフィールドワークに出向くこと,このためには事前・事後の指導と巡回指導が必要であり,学生による経験共有化のために口頭報告の機会として3月には「研究会」を開催すること,などが提起されました。
 特に大きな議論を呼んだのは,フィールドワークで求める活動時間の設定と,病院と在宅の対象者支援について,「縦割り」の決まった人への継続支援を考えるのか,入院者と様々な病状の在宅者とで様々な支援経験をして貰うのか,活発な議論が展開されました。まだ明確な結論には至っていませんが,「人材育成という教育の一環」ということを被支援者や地域に理解して貰う必要がある,ということでは一致した認識に至りました。
 フィールドワークは学生が2名1チームが妥当な規模という合意は得られましたが,特にフィールドワークのコンセプトと内容という点については,次回委員会に議論が持ちこされました。いずれにしても,委員の方々から熱心に議論を進めていただき,極めて充実した委員会となりました。

▲TOP

*

平成20年度『大学教育改革プログラム合同フォーラム』のポスターセッションに参加(平成21年1月12日)

 去る1月12日(月),パシフィコ横浜で開かれた文部科学省主催の標記フォーラムにポスター参加しました。本来の日程は12日(月)・13日(火)の2日間でしたが,教育GPプログラムの参加は1日目でした。
 1日目とは言え,ポスター総数249件と大規模なイベントでした。今回は2名で参加したのですが,5~6名参加している大学もあり,全体では相当数の大学・短大・高専の教職員で埋め尽くされました。
A全版ポスター2枚と決められていたため,また,出来るだけ読んでもらえるよう文字を大きくカラフルに・・・などと考えたため,多くの情報量をポスター出来なかったのが残念でした。それでも,持参したリーフレットが90枚捌け,30名の人にプログラムの説明を行いました。
 プログラム・テーマの関係か,医療福祉系の大学の関心が多く集まりました。中には,個人的に関心があるということで,熱心に説明に聞き入り,質問する人もいました。「採択ならなかったけれど,今後の参考に聞かせ下さい」という大学教員の姿もありました。ともあれ,内容や計画について少なからずアピールできたのではないでしょうか。今後,プログラムの本格展開の励みともなるフォーラム参加でした。

▲TOP

<問い合わせ先>

〒981-8522
仙台市青葉区国見1-8-1
東北福祉大学総合マネジメント学部情報福祉マネジメント学科
TEL:022-301-1178
ictfhd@tfu-mail.tfu.ac.jp

このホームページは,在宅収入支援事業の一環として,障害のある方によって制作されています。