Ⅴ 社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験資格の取得方法

精神保健福祉士国家試験受験資格 取得希望の方へ

精神保健福祉士国家試験受験資格取得希望者は、必ず社会福祉学科へ入学してください。
福祉心理学科および科目等履修生では受験資格は取得できません。
精神保健福祉士とは
精神保健福祉士 (PSW)とは、「精神保健福祉士法」 の規定にもとづいて制度化された精神障害者の社会復帰などを援助するソーシャルワーカーであり、「社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行う」 ( 「精神保健福祉士法」 第2条) 相談援助の専門家です。
今後、精神障害者に対する地域での生活支援重視という流れを受けて、精神保健福祉士の役割・専門的機能がいっそう求められています。
2015年10月末現在の登録者数は69,360名です。
≪精神保健福祉士国家試験受験資格に関する近年の動向≫

平成24年度入学者より、厚生労働省の法令改正により 「精神保健福祉援助実習」 について、入学前に精神保健福祉士に関する指定施設で相談援助の実務経験を1年以上有する方は、実習科目を履修しない (実習免除) で受験資格を得ることができるようになりました。
一方、実習を必要とする方は、医療機関実習が90時間以上義務付けられるとともに (総時間数は福祉施設実習と合わせて210時間以上)、実習先の要件が課されることになりました。

≪本学で精神保健福祉士国家試験受験資格を得るためには≫
指定科目を履修 (単位修得) して、卒業することが条件となります。
※在籍中に両方を満たさなければ、受験資格を得ることはできません。
≪本学で精神保健福祉士国家試験受験資格を得るためには≫

【重要】出願にあたっての注意
精神保健福祉士国家試験受験資格希望者は、この募集要項記載の内容をご了承いただき、「 様式10 精神保健福祉士受験資格取得希望者出願時の誓約書」 をご提出いただける方のみ、ご出願ください。

「精神保健福祉援助実習」 受講者へ

  • ① 演習スクーリング受講時に、「精神保健福祉援助実習A・B選考試験」 を行います。実習受講者の選考は、演習科目をはじめ他の科目の成績や受講態度、筆記試験、面接試験などを総合して行います。
  • ② 下記の地域でのみ、実習を受講することができます。
      1) 北海道
      2) 東 北:青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県
      3) 関 東:茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
      4) 甲信越:新潟県
  • ③ 前項②において実習受入契約先を福祉施設・医療機関合わせて約150確保していますが、各地域の受講年度の実習希望者数により、「精神保健福祉援助実習A・B選考試験」 に合格した方でも、お住まいの地域では実習ができない方が出てくる場合がありますことを予めご了承ください。

「精神保健福祉援助実習」 免除者へ

ご出願いただいた実習免除に関する記載内容について、入学後にその内容が事実に反していたことが判明し、実習免除や国家試験の合格が取り消された場合、本学はその責任を負いません。

1 修業年限

本学で精神保健福祉士国家試験受験資格を得るための卒業までにかかる最短年数は、下記のとおりです。

「精神保健福祉援助実習」 受講者

  • 3年次編入学:4月生:2年以上  10月生:2年半以上
  • 2年次編入学:4月生:3年以上  10月生:3年半以上
  • 1年次入学 :4月生:4年以上  10月生:4年半以上
  • ※3年次編入4月入学生で最短2年間で受験資格を取得希望の方は、可能な限り第2期、遅くとも第4期までに出願することを推奨します。

第5期・第6期での出願も可能ですが、入学初年度の実習先確保の難行が予想されるため、2年間での受験資格取得ができなくなる場合があります。

「精神保健福祉援助実習」 免除者

  • 3年次編入学:2年以上
  • 2年次編入学:3年以上
  • 1年次入学 :4年以上

2 精神保健福祉士国家試験受験資格取得希望者専用の出願書類

実習受講者・実習免除者で、それぞれ下記の書類が必要になります。

  • 1) 「精神保健福祉援助実習」 受講で出願する入学者 
    • ① 「 様式10 精神保健福祉士受験資格取得希望者 出願時の誓約書」
    • ② 「 様式13 入学前・精神保健福祉援助実習A希望届」
    • ※②については、3年次編入学者で、入学初年度 (10月生は翌年度) に実習を希望する場合のみ必要
  • 2) 「精神保健福祉援助実習」 免除で出願する入学者
    • ① 「 様式10 精神保健福祉士受験資格取得希望者 出願時の誓約書」
    • ② 「 様式11 実務経験申告書」
    • ③ 「 様式12 実務経験証明書」

様式10〜13は別冊様式集にあります。
その他の通常必要な書類は、「ご出願にあたって」をご参照ください。

本用紙および出願用紙を通じて得られた個人情報は 「精神保健福祉援助実習A」 の実習先調整、および入学後の学習指導・実習指導等にのみ使用いたします。

3 学費  [精神保健福祉士受験資格取得のための学費の目安]

1年次入学者 (4年在学・スクーリング単位30単位・実習受講) の場合

最短4年間で受験資格取得・卒業するための総費用875,000円 (実習免除者は695,000円)

入学1年め 入学2年め 入学3年め 入学4年め
入学選考料 10,000円
入学金 30,000円
学 費 120,000円 120,000円 120,000円 120,000円
スクーリング受講料等
 (例:8単位/年分) 
40,000円 45,000円 45,000円 45,000円
実習関連費 (注) 
(実習免除者は不要) 
95,000円 85,000円
合   計 200,000円 165,000円 260,000円 250,000円
  • ※5年め以降の学費は1年あたり9万円です。
  • ※10月生で実習を受講する方は、最短でも4年半のため、在籍延長料9万円の加算が必須となります。
3年次編入学者 (2年在学・スクーリング単位15単位・実習受講) の場合

最短2年間で受験資格取得・卒業するための総費用555,000円 (実習免除者は375,000円)

入学1年め 入学2年め
入学選考料 10,000円
入学金 30,000円
学 費 120,000円 120,000円
スクーリング受講料等
 (例:8単位/年分) 
50,000円 45,000円
実習関連費 (注) 
(実習免除者は不要) 
95,000円 85,000円
合   計 305,000円 250,000円
  • ※3年め以降の学費は1年あたり9万円です。
  • ※10月生で実習を受講する方は、最短でも2年半のため、在籍延長料9万円の加算が必須となります。
  • (注)実習関連費:実習費A(85,000円)・B(75,000円)+実習指導A・Bスクーリング受講料(計2万円)