2025/08/28 実学臨床教育推進室 社会福祉学科

【実学臨床教育Ⅱ】2年生体験実習:百聞百見は一験に如かず-Part1-

大学関連施設との連携による実学臨床教育プログラム。前期に行われた社会福祉学科1年生の施設見学に引き続き、実学臨床教育Ⅱを選択し受講している2年生が大学関連施設に一人三日間の「体験実習」に行きました。

「体験実習」施設事前指導(オリエンテーション):せんだんの杜
実学臨床教育プログラムは四年間を通し学びを積み重ねていきますが、1年次で「百聞は一見に如かず」ということで大学関連施設の見学を経験し、2年次では「百聞百見は一験に如かず」で大学関連施設での三日間の「体験実習」を経験します。
今年の2年生は、7月28日から8月8日の間で一人同施設で三日間の体験実習に行ってきました。

7月16日にオンラインで、各実習施設の体験実習担当職員の方から事前指導(オリエンテーション)を受けました。配属先と三日間の実習内容、実習に臨む心がまえや対人援助の基本などを確認していただき、学生からの質疑にお応えいただきました。三日間しかないので失敗を恐れて何もできないのではなく、行動に移してみて失敗してもそこからの学びは大きいものである、自分が働きかけをしていなくても利用者様の様子や職員の関わり方や話かけ方をよく見ることも体験実習の学びである、と励ましていただきました。
実習一週間前から「健康チェック表」を記入、実習初日には新型コロナウイルス・インフルエンザウイルス抗原検査を実施し陰性であることを確認し、安全安心に万全を期して実習に臨みました。

体験実習の詳細は後期の授業が開始され、「体験実習記録」が学生より提出されましたら、ご報告します。

実習直前の授業①:話しかけ方のロールプレイングをしています
実習直前の授業②:不安を払拭するような先生方のお話を聞きます
施設事前指導(せんだんの丘オリエンテーション)の様子

2025年度 第2回「実学臨床教育実習施設連絡会」

7月24日 今年度第2回の会議を行いました。主に各施設の実学臨床教育の担当者にご参加いただきました。
今年度から実学臨床教育Ⅰが社会福祉学科1年生の必修科目になったため、470名余りの学生が7週間にもわたり施設見学に行くというのは初めてのことだったため、受け入れる側の体制や見学時の学生の様子などから率直なご感想やご意見を頂戴しました。1年生が記入した「施設見学報告書」の写しを共有し、1年生にとっての学びや結果についての確認も行いました。
また、実学臨床教育Ⅱの体験実習が間近に迫っていたこともあり、事前指導の様子や学生についての情報共有を行いました。
後期は、実学臨床教育Ⅰでは施設職員の方にお越しいただき「福祉現場のリアルを語る」という座談会を行う予定ですので、座談会までのスケジュールの確認や参加職員の選出について打ち合わせを行いました。
実学臨床教育Ⅱでは施設担当者に体験実習の事後指導を行っていただく予定ですので、実施内容についての確認を行いました。
このように、大学関連施設との連携で授業が行われるのが実学臨床教育の特徴の一つです。

実学臨床教育とは

「本学の建学の精神である『行学一如』の理念を基礎として、社会福祉分野のさまざまな領域を理論(大学での講義など)と実践活動(社会福祉施設・機関などでの実践)を通し学び、『実践する力・考察する力・理論化する力』に富んだ人材を育成する」本学の実践的な教育の先駆けとして生まれた教育プログラムです。4年間を通し積み上げていく教育内容となっており、特に実学臨床教育Ⅰ・Ⅱは本学関連施設と連携して授業を進めていきます。