2019/12/11 キャリアカフェクラブ
【事業所インタビュー】第7回:NDソフトウェア株式会社
学生がつくる学生のためのキャリア情報Webマガジン。
学生が記者となり取材・編集し掲載しています。
人事部 中川亜希さん
Q.主な業務内容について教えてください。
当社は介護福祉施設で働いている職員様の業務支援ソフトを開発している会社となります。また、その販売やサポートなども一通り行っております。介護だけでなく、医療や自治体様向けの商品も幅広く扱っております。
—施設の利用者が起床しているかどうかや、体調のチェックを電子デバイスでしているのをみたことがありますがそういうイメージでしょうか。
そのとおりです。
Q.会社の強みはなんでしょうか。
当社の強みは、業界トップシェアとなっていることだと思っています。トップシェアということで、お客様から信頼できる企業と思っていただき、話を聞いてくれる機会が多いともいます。トップシェアということでその責任もありますが、いろんなお客様と接する機会が多いので、そこが強みになると思います。また、介護のソフトウェアを作っている会社は、介護保険制度がつくられた2000年当時は200社近くありましたが、現在は60社程度に淘汰されていて、そのなかで介護保険制度ができたころから培ったノウハウを生かして、介護だけでなく様々な分野で企画や提案ができるところも強みだと思います。
Q.求める人物像はなんでしょうか。
当たり前のことをしっかりできる人というのは大前提になると思います。ちゃんと物事を完結できるところから、新しいことにチャレンジしたり、進んでいくと思うので、まずはきちんとできる人が前提になると思います。また、この会社はできてからまだ40年ぐらいで成長途中の会社です。新しいことを取り入れて成長したいと考えているので、新しいことにチャレンジするのが苦じゃない学生というのも当社では求めています。
Q.中川様個人の業務はなんでしょうか。
人事部でメインとして、新卒採用を担当しています。それだけでなく、社員の福利厚生や、勤怠の管理、お給料の計算をしています。
Q.仕事に対する考え方を教えてください。
個人的にですが、プライベートと仕事を切り離して考えている人は多いと思うのですが、今の時代はツールが発達してどこでも仕事ができる環境にあるじゃないですか。なのでバサッと切るのってナンセンスかなと思っていて、あえてプライベートで学んだことを仕事で生かしたり、仕事で学んだことをプライベートで生かしたりして混ぜ込んだほうが仕事って楽しくできるんじゃないかなと思っていて、そういったスタンスで取り組んでいます。
しかし、半分半分混ぜるとリフレッシュできないところもあるので、必要に応じて混ぜ込んでみてやるほうがいい仕事ができると思っています。
Q.仕事のモチベーションを保つために意識していることはなんでしょうか。
人事部は直接お客様にかかわることは少ないので、社員がより良い仕事ができるように社員にサービス提供する部署ですので、社員から「ありがとう」と言われるように頑張ることをモチベーションにして仕事しています。社員がいかにスムーズに仕事ができるようにこちらから提供することを大事にしています。あとは休日に好きなことをして、いやなことは美味しいものを食べて忘れるということが大事です(笑)。
Q.カフェの感想をお願いします。
思っていたよりも和気あいあいと話ができたと思っていて、初めての企画とのことですが、よかったと思います。説明会だと気を使ってしまうことがありますが、カフェスタイルで気軽に質問できるイベントは人事部としてもありがたい機会だと思っています。
Q.学生へのメッセージ
新卒での就職活動は人生で1回きりなので幅広く業界を見て、ここだという会社を決めるのがいいかと思います。また社会人になるとプライベートの時間が減るので、今やりたいことを思う存分やって、いろんな経験を積んで、就職活動を頑張ってほしいと思います。
ソリューション事業部 仙台営業所 サポートスタッフ 加藤 凜さん
お客様に対し、自社製品(ソフトウェア)の操作説明をし、製品のインストールを行い、製品を使用できる環境を整える仕事をメインとして行っています。
Q.仕事のやりがいを感じるのは、どんなときですか?
説明をする中で、お客様に「わかりやすい」「またきてね」「近くを通ったとき、顔出してね」と言われたとき。嬉しいなって思いましたし、やりがいに繋がっています。
Q.わかりやすい説明をするために、心掛けていることはなんですか?
パソコン自体が初めてという方もいらっしゃいますので、どれだけ、ゆっくりわかりやすく説明できるかを心掛けています。「ここまでは大丈夫ですか?」という心遣い。そんなことに気を付けています。
Q.仕事とプライベートのバランスのとり方を教えてください。
仕事とプライベートをバサッと分けるという考え方を持っていたのですが、プライベートの経験も仕事に活かせる部分はあるんじゃないかと思いました。入社後、仕事とプライベートの分け方を決めても、それをずっと守り続けなければいけないわけではないので。いろんなやり方を試してみて、自分に合ういい方向にしていけたらなと思っています。
Q.休日はどのように過ごしていますか?
主に家にいます(笑)。学生時代から好きなカラオケには行きますね。先日も先輩に「カラオケ行きましょうよ!」と言って付き合ってもらって、行ってきたばかりです。
Q.仕事での嬉しかったエピソードを教えてください。
自社製品のひとつとして「Voice fun」という製品があります。キーボードを打たなくても、音声で入力ができる製品です。その操作説明をさせていただいたお客様がいて。1台ご導入いただいたのですが、後日「もう三本欲しい」と言われて自社の営業部のお役にも立てましたし、お客様の効率化にも繋がったので、嬉しかったですね。
お客様の感謝などがやりがいに繋がっています。操作説明が終わった後に、アンケートをお願いしているのですが、見える形で点数を頂けると嬉しいですね。
Q.就活はどのように進めましたか?
2年生の3月に、ひとつ上の学年向けの合同説明会に参加し、その時から企業を見ていました。3年生の夏は色々な1Dayインターンシップに参加しました。結果として福祉系ソフトウェアの会社に入っていますが、住宅系見たり、商社見たり。色んな業界を見て、その中で何がしたいのかを考えたり、人事の方の人柄も見たり……とにかく会社は、いっぱい見ました!業界は拘らず、色々なところを見るのが良いと思います。いろんな考え方を得ることができるので。
Q.学生のうちに培っておくべきことは何だと思いますか?
沢山の人と触れ合って、考え方を吸収するのが良いと思います。何が間違っていて何が良いかは、自分で決めていいので。「いろんな考え方があるのだな」と思えるような経験、知識、見分を培っていってもらえたらと思います。
Q.学生のうちにしていて良かったことは何ですか?
居酒屋やカラオケ店でアルバイトを結構していて「売上」という目に見える数字の結果に対して、責任を持てる仕事ができたということは良かったと思います。アルバイトをする中では、色んな人と会います。そこで様々な話も聞けたりしますし、アルバイトは大事ですね。僕はサークル活動をしていなかったので、アルバイトが周りと接する場でした。
Q.カフェの感想をお願いします。
1、2年生も参加されていて、すごく意識が高いと思いました。私が福祉大生だった時はこういうイベントは無かったので、社会人の方と意見交換ができる場はとてもいいなと思います。
福祉大生へのメッセージを!
まず単位は取ることと、いろんな人と接してみることが大事だと思います。また、何を挑戦してみるにも、大学は良い機会だと思います。
(2019年12月取材)
取材担当:社会福祉学科3年 郷古大雅、社会福祉学科2年 日下瑠偉
HP記事作成担当:情報福祉マネジメント学科2年 阿部尚実