2025/12/22 保健看護学科 福祉心理学科 リハビリテーション学科

【3学科合同授業】多職種連携の第一歩!福祉心理学科・リハビリテーション学科・保健看護学科の合同授業開催

学科を超えて交流を深める

事前学習してきた学生に、教員よりあらためて事例紹介
事前学習してきた学生に、教員よりあらためて事例紹介
11月29日に、福祉心理学科、リハビリテーション学科(理学療法学専攻・作業療法学専攻)、保健看護学科の合同授業が行われました。

合同授業のテーマは「多職種連携」です。3学科の学生たちは、1つの事例を通してグループワークに取り組み、それぞれの専門性を発揮しつつ、連携できることを模索していきます。
グループワークの前に、アイスブレイクを行う学生
グループワークの前に、アイスブレイクを行う学生
合同授業では各学科の学生たちが混ざったグループでグループワークを行いました。

学生たちは初対面のため、少し緊張しながら自己紹介をした後、アイスブレイクをしてからグループワークを行いました。

自分の職種の専門性を伝え、お互いの職種の専門性を知る

自分たちの職種の専門的知識を共有する
自分たちの職種の専門的知識を共有する
グループワークでは、設定された事例について検討しました。

学生たちは、事例について共通理解をし、対象者の心理的側面に配慮しつつ、リハビリや看護上の目標、目標を達成するための課題を明確にしました。 さらに、事例の目標達成に向けた支援を検討する中で、それぞれの専門職は何ができそうか、協力して取り組むことは何かを検討しました。

それぞれの専門職にできること、協力して取り組むことは何かを検討する
それぞれの専門職にできること、協力して取り組むことは何かを検討する
学生たちは同じ対象者を見ているのに、職種によって注目する観察項目が異なっていたことを実感しました。

また、色々な情報を統合させることで、多方面から対象者を見ることができることに気づきました。

多職種交流による学びの成果を発表する

グループワーク後に、グループごとのチーム目標、協力して取り組むことについて発表しました
グループワーク後に、グループごとのチーム目標、協力して取り組むことについて発表しました
学生たちはグループワーク後に、グループごとの目標、協力して取り組むことについて発表しました。

1つの事例であっても、グループ毎に様々な視点から設定された目標や取り組みが発表され、学生たちの視野は大いに広がりました。
発表の最後には、福祉心理学科、リハビリテーション学科、保健看護学科の学生から、様々な感想が寄せられました。

<福祉心理学科 学生>「心理職に何ができるかを提示することの難しさがあった。他の職種の専門性や特徴を知り、心理職にできることを表明して積極的にチームに関わることが患者さんを支えることになるのだと実感した」

<リハビリテーション学科 理学療法学専攻 学生>「合同授業で行った内容は、将来チーム医療として行う内容になると思います。それは、チームとしての目標から自身が行う支援・目標を考え、さらにより効果的な治療のためにもチームとお互いに情報交換を行うことです。今回の経験を活かし、実習の際に実践することができるようにしたいです」

<リハビリテーション学科 作業療法学専攻 学生>「対象者に対する視点の多様さに驚いた。それぞれの職種の視点に立ったアプローチがあり、情報共有の大切さを実感した。学んだつもりでいた専門用語でうまく説明ができなかった場面もあったので、わかりやすく伝える方法も身に付けて行きたいと思った」

<保健看護学科 学生>「看護職としての考えを他学科の人たちに言語化することの難しさを感じたが、リハビリテーション学科の人たちは身体の仕組みや動作に関する知識がすごいと感じ、とても勉強になった。福祉心理学科の人たちは人の話を聞くことがとても上手で、心のケアについていろいろ考えて素晴らしいと感じた」

関連ページ

この記事に関するお問い合わせ

教務部教務課
住所:〒981-8522 宮城県仙台市青葉区国見1−8−1
TEL:022-717-3315
FAX:022-301-1280
E-Mail:kyomu@tfu.ac.jp