2025/10/30 リハビリテーション学科
【作業療法学専攻】長庚大学との国際交流プログラムの開催
 
		
去る8月3日から10日にかけて、作業療法学専攻では国際交流協定に基づき、台湾・長庚大学作業療法学科2年生6名(台湾出身4名、マカオ出身2名)を本学に迎え、2回目となる国際交流プログラムを実施しました。
このプログラムの目的は、両大学の学生が互いの国を訪問し、文化交流を通じて相互理解を深めるとともに、国際的に活躍できる人材を育成することにあります。今回は本学が受け入れ側となり、大学紹介や文化体験、食を通じた交流会、ウェルコム・ツアーなどを実施しました。コミュニケーションは英語を中心にしながらも、スマートフォンを活用し、学生間交流を行いました。
プログラムには、作業療法学専攻の1~4年生約150名が参加しました。さらに、大学サークル「COCOSA」や茶道部、ミニモリサポーターズの学生の協力を得て、5日間にわたる交流活動と仙台観光も行いました。
学生発表会では、両国の作業療法教育や文化の違いについて英語でプレゼンテーションを行い、質疑応答を通じて「国が違っても、作業療法士が人を支えるという想いは共通している」という気づきを得る貴重な機会となりました。
また、長庚大学の学生は日本の作業療法の実際を学ぶため、せんだんホスピタル、せんだんの丘、医療法人財団明理会 イムス明理会仙台総合病院(リハビリテーション病院)を訪問しました。施設見学や作業療法士による説明を通じて、台湾との臨床の違いや考え方について理解を深めました。日本の作業療法に初めて触れた学生たちは、興味津々で多くの質問を寄せていたのが印象的でした。
本プログラムは、5年間の交流事業として国際協定が締結されており、「国際作業療法学」の一環として位置づけられています。来年3月には、本学の学生が台湾・長庚大学を訪問する予定です。国境を越えて人と人がつながるこの交流は、未来の作業療法士たちにとって、世界へと羽ばたく第一歩となることでしょう。
本プログラムに参加した本学学生の感想を一部紹介します。
Aさん(作業療法学専攻3年):「今回の国際交流プログラムに参加して、初めての経験で緊張もありましたが、多くのことを学ぶことができました。特に台湾の学生の発表を聞いた際には、日本との違いを感じるとともに、共感できる部分も多くありました。一緒に行動する中では、言語の壁を最も大きく感じましたが、準備を含め大変なこともすべて貴重な経験になったと実感しています。」
Bさん(作業療法学専攻3年):「今回の交流では、お互いの国の文化や学校生活の違いについて学び合うことができました。言語の壁はありましたが、翻訳アプリやジェスチャーを活用しながら多くのコミュニケーションを取り、仲を深めることができました。日本の文化についても知ってもらうことができ、とても良い経験になりました。英語力の必要性も強く感じたので、今後はさらに勉強していきたいと思います。」
 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			