2026/04/27 リハビリテーション学科

【作業療法学専攻】台湾・長庚大学で第2回の国際交流を実施しました

台湾に到着
2024年3月に本学リハビリテーション学科作業療法学専攻と台湾・長庚大学作業療法学科との国際交流協定締結に基づき、5年間で国際交流事業を行っております。2025年度は第2回目の開催となります。
昨年8月には、長庚大学の学生さん6名が本学に来校され、今回(この3月)は本学学生4名(3年生)と教員1名(王助教)が台湾・長庚大学を訪れ、大学授業の参加と作業療法関連施設の見学ならびに、台湾文化の体験等、多くのことを経験することができました。

長庚大学学生とペアし移乗動作の演習

8日間の訪問期間中に、長庚大学の教員と学生との交流をはじめ、3年生の授業「日常生活活動の作業療法」の授業も一緒に聴講しました。英語で授業した中、本学の学生は緊張感を持ちながら、真剣にメモを取り受講しました。授業中の演習も台湾の学生さんとペアを組み、移乗動作の練習を行いました。
長庚大学学生とペアし移乗動作の演習

発表後に長庚大学の先生と学生との集合写真を撮りました!

教育プログラムの一環として、本学の学生は「TFUの作業療法教育・大学生活」、「日本作業療法の現状」、「東北地方の魅力」という3つのテーマで長庚大学の教員と学生の前で英語プレゼンテーションに挑みました。出発前から2カ月以上かけて、教員と一緒に準備や発音の練習を積み重ねてきました。本番では準備した内容を無事発表を終えることができ、学生の皆さんはとても達成感を感じたようです。
 臨床施設見学では、長庚記念財団関連の急性期病院、慢性期病院、認知症ケアセンターから、地域の高齢者デイサービスと認知症カフェまで、作業療法士が活躍している領域を幅広く訪問しました。特に学生たちの印象に残ったのは、日本ではなかなか経験する機会が少ない「発達期(子ども)への作業療法」の現場です。まだ発達期の実習を経験していない学生にとって、台湾での取り組みはとても新鮮で、貴重な体験となりました。
林口長庚病院作業療法部門でスプリントの体験
林口長庚病院発達領域の作業療法部門で感覚統合の体験
桃園長庚病院精神科作業療法部門で就労訓練の対象者としおり染色体験
桃園長庚病院認知症ケアセンターの担当作業療法士より支援の実際を紹介
文化体験について、長庚大学が準備した文化体験のプログラムとして、台湾名物のパイナップルケーキ作りを体験したり、夜市に訪れグルメを食べました。また、国立台湾博物館にも見学し、台湾の歴史や文化などを学びました。
手作りのパイナップルケーキは美味しかった
国立台湾博物館の前で写真

台湾桃園国際空港でお別れ

研修期間中、長庚大学の先生や学生の皆さんは、私たちを温かく迎えてくれました。最終日には台湾桃園空港まで駆けつけてくれるサプライズもあり、絆の深さを感じる研修となりました。作業療法専門分野の学習だけではなく、両国の学生間の友情を育めるのも、この国際交流プログラムの大きな魅力となっています。

以下は、参加学生の感想を一部抜粋して紹介します。

Aさん:「海外の学生との交流を通して、言語や文化の違いを越えて意見を共有する経験を得ることができ、コミュニケーションの大切さを実感した。積極的に関わることで、自分自身の考えを伝える力の重要性にも気づくことができた」

Bさん:「研修を通して、日本と台湾の作業療法や施設の共通点や相違点、文化や生活様式の違い、コミュニケーションの重要性等を実感することができた。今後も広い視野を持ち、自分の学びを深めていきたいと考える」

Cさん:「海外の作業療法の動向を自分の目で確かめ、先生方の説明やお話を直接聞くことができ、大変貴重な機会であった。今後も積極的に海外の作業療法にも目を向け、経験を共有するとともに、将来の自分の糧にしていきたい」

Dさん:「この1年間の授業や国際交流プログラムを通して、さまざまな考え方や実践に触れることができ、自分の視野を大きく広げることができたと感じている。今回の経験を今後の実習や将来の臨床に活かし、より良い支援ができる作業療法士を目指していきたい」

 
本国際交流事業は、5年間日本と台湾の間で相互に訪問し交流を継続するものです。

学生間のみならず教員間、大学間の交流がますます深まっていくものと期待しています。