医療機関へと救急搬送された患者様のその後を学ぶ機会として、座学と実技を通し早期リハビリテーションの必要性と重要性、どのような内容の理学療法が、いつから始まるのか等に関して、救急救命士課程の1年生の授業を国見ケ丘第一キャンパスのウェルコム21で行いました。
安静を保ち寝ている(臥床)期間が長くなるとそれに伴い、身体の機能は低下し様々な弊害(廃用性症候群)を起こします。
この弊害を未然に防ぐあるいはひどくしないためにも、早期からのリハビリテーションは重要となります。
今回は理学療法を中心に歩行や関節可動域運動の実際を体験しました。
歩行については、大腿骨頸部骨折骨接合術という手術では骨折の状態にもよりますが、手術翌日から痛みに応じ体重の1/3を手術した脚にかけ平行棒や歩行器で歩行を始めます。全体重をかける事が可能となれば1本杖の歩行となります。
体重のかけ方や杖の長さの調節、杖歩行の際の介助者の位置など、患者・介助者を交互に体験しました。
授業後の学生の感想では、
・救命の授業では事故・災害現場から病院までの治療について主に学んでいるが、傷病者が入院中に行うリハビリについて知ることができよい機会となった。
・松葉杖や杖の使い方が理解でき良かった
と言う声が多くありました。
リハビリテーションの最終目標はできるだけ高いQOL(Quality of Life)の獲得であり、Lifeは「生命」、「生活」、「人生」の意味を持ちます。
命に関わる救急救命士の役割、救命後の対象者の方たちの生活、人生に関わるリハビリテーションの役割、対象者のQOLに関わる専門職の役割が理解できたと思います。
骨の弱化を予防するには立位が大切。機械で立位姿勢にするTilt tableを体験。
一本杖を利用し、階段昇降を経験。