2026/07/14 福祉行政学科

「プロジェクト実践活動」涌谷町で地域での報告会を実施(2日目)

6月27日(土)、「プロジェクト実践活動」では、21名の学生が宮城県涌谷町でフィールドワーク(2日目)を行いました。学生たちは、9の1区、駅前周辺、上谷地区、脇区(報告順)の4つの地域活動に分かれ、お世話になった地域の皆様や涌谷町社会福祉協議会の方々に向けて、活動を通して学んだことや気付いた課題、今後の提案について模造紙にまとめ、成果発表会を行いました。本稿では、そのうち9の1区を訪問した学生による活動報告をお届けします。
私たちのグループは、「9の1区運動ひろば」に参加しました。地域福祉会長の方や地域住民の方々から直接お話を伺うことで、「地域を元気にする秘訣」について多くのヒントを得ることができました。
午前中の報告準備では、前回の地域の方々からの直接の聞き取りの記録をもとに、活動中の気付きやインタビューで伺った内容を「活動の概要」「活動の工夫・効果・影響」「課題と提案」「地域を元気にする秘訣」の4つの項目に分けて作成しました。文字は大きく読みやすいものを意識し、重要な部分は色を変え、イラストや写真を取り入れたりするなど工夫をしました。成果発表会にはご高齢の方も参加されるため、聞き取りやすいようにゆっくり丁寧に話すことや、模造紙のどの部分を説明しているのかが分かるように指し示しなどを意識して練習を重ねました。午後の成果発表後には、民生委員の方から「自分たちでは気付かないようなことによく気付いていましたね」というお言葉をいただきました。
他のグループの発表ではそれぞれの地区が向き合う課題についての報告がありました。
駅前周辺では地域おこし協力隊での活動について報告がありました。地域おこし協力隊とは、都市部から人口減少や高齢化が進む地域へ移住し、地域の活性化に取り組む方々であり、その地域おこし協力隊の方の案内による学びで得た、町内の魅力を発信する活動、地域住民が交流できる場、地域資源を生かしたリノベーション計画などを報告しました。
上谷地区の地域見守り活動では、民生委員や福祉推進委員が地域住民の自宅を訪問し、安否確認や見守りを行う活動に同行しました。正式な訪問は月2回実施されていますが、それ以外にも日常生活の中で地域の方と顔を合わせた際に声を掛ける「ながら見守り」を実践しており、実質的には毎日見守り活動が行われていることが報告されました。
脇区では、毎月20日に「運動ひろば」を開催しており、体を動かす運動やゲーム、地域住民が集まって昼食をとるなどの活動が行われることが報告されました。
4地域に共通する課題として、参加者の多くが自家用車で会場まで来ているため、移動が負担となっている可能性があることや、参加者の大半が高齢者であり、新たな参加者が少ないことが見えてきました。また、参加者を増やすために高齢者だけでなく、その孫や介護をしている家族も一緒に参加できるような活動内容を取り入れる解決案、ボランティアの積極的な受け入れ、学生が地域の企画に参加できる機会を増やすことなどを提案していました。

今回得られた経験や気付きを生かし、7月25日の学内報告会に向けてさらに発表内容や話し方を改善し、自信を持って本番に臨みます。