2017/08/02 福祉心理学科

【学び】「児童青年心理学」において外部講師を招いた特別講義が行われました

福祉心理学科では理論知と実践知を融合した『心理実践力』を身に付けた学生の育成に取り組んでいます。


『児童青年心理学』(半澤利一准教授:犯罪心理学)の講義では、児童期と青年期の過程や発達課題について学びます。最終回となった7月26日の講義では、青年期の問題行動(ひきこもりなどの非社会的問題行動)に関する理論的な学びを踏まえて、実践活動についてより深く理解するために、反社会的問題行動を繰り返す非行少年の処遇について、仙台矯正管区少年矯正第一課坂入慎悟課長と早瀬晶子課員から「女子少年院における矯正教育」という講話をいただきました。

坂入先生(元四国少年院統括専門官)からは、少年院におけるさまざまな体験学習や望ましい生活態度を身につけさせる指導の留意点についてデモンストレーションを交えたお話をいただきました。

青葉女子学園(仙台市若林区)に勤務されていた早瀬先生は、自尊感情が低く、依存性の強い女子少年のモデルケースに沿って認知療法などを活用した個別処遇について紹介されました。お二人ともベテランの法務教官であり、男女の非行少年の性格や少年院の多彩な教育内容、深く継続的な面接指導など、一般には知られていないお話も伺えたことから、受講生は興味津々に聞き入っていました。

受講生の感想
  • 「小学校と中学、高校とはまた違った「教育の場」があると知って興味を持ちました」
  • 「一度、少年院に見学に行ったことがあるのですが、もう一度行ってみようと思いました」
  • 「法務教官が面接する時に必ずしも生徒が自分の考えを言葉にできるとは限らないのだと気づかされました」
  • 「女子少年院での「内省ノート」にとても興味がわきました」
  • 「私は発達障害を持った子どもへのSSTのボランティアをしていますが、非行の問題を改善する場合においてもSSTが行われていることを知り、その大切さを実感しました」
  • 「子どもの未来のために、日々熱心に取り組む職員の方々の姿を知ることができて良かったです。自分は養護教諭を目指しているので、そういう姿勢を大切にしたいです」
  • 「お二人ともとても生き生きとお話ししていて、このお仕事が本当に好きなのだと伝わってきました。もっと聞きたいと思えるお話ばかりでした」
  • 「私は精神保健福祉士の資格取得を目指していますが、SSTや社会復帰支援など、少年院の矯正教育課程の内容と同じ部分もあり、とても興味を持って話を聞くことができました」
  • 「大変なお仕事ですが、やり甲斐があり、魅力的ですごく興味を持てました」
  • 「少年院の子どもに対して、いろいろな工夫をしながら話をしていると思った。自己主張が弱い子に対しても主張を引き出すようにすることで、何を言いたいか、自分の気持ちに気づかせるというのがすごいと思った」
  • 「子どもたちに先立って挨拶をするというのが大人として見本となれるような姿勢を見せて語れると思うので、その姿勢がとてもいいと思いました」
  • 「少年の更生のために、しっかりやり直させるための学校のような教育的雰囲気を感じ、とても驚きました。教官から挨拶をするという話がとても印象に残りましたが、確かにそのような雰囲気ではないと、やり直そうと思える心境にはならないと思う」
  • 「少年院の教官のお仕事、とてもすてきだと思った」
  • 「話題の一つ一つにリアリティがあるためか、とても心に響きました」
  • 「言葉でのコミュニケーションだけではなく、視覚で理解が出来るようなコミュニケーションが重要になってくるのだとわかりました。自分が子どもと関わる際に意識して行ってみようと思います」
(講義後アンケートより一部抜粋)
※SST ソーシャル・スキル・トレーニングの意味

関連ページ