2017/11/10 福祉心理学科

【学び】外部講師による『心理実践活動論』が始まりました

福祉心理学科では理論知と実践知を融合した『心理実践力』のある学生の育成をめざして、初年次から様々な科目を編成しています。

1年生を対象とした『心理実践活動論』の授業では、今年度は「福祉」、「医療・保健」、「司法・法務・警察」、「産業・労働」の4領域から、第一線で活躍しておられる方々を外部講師としてお招きし、貴重な講義をしていただいています。また、外部講師による講義の翌週には、専任教員のもとで講義内容を踏まえたグループディスカッションや振り返りを行い、心理実践活動に関する学びを深めています。

10月30日は、福島県障がい者総合福祉センターにて心理判定員として活躍されている早坂透先生(平成18年・福祉心理学科卒)に講義をご担当いただきました。先生には、職務に関する講話だけではなく、学生の事前質問に丁寧にお答えいただくとともに、OBとしてのエールもいただきました。学生にとっては心理実践活動の理解だけではなく、心理学を学ぶモチベーションを高めるよい機会になったようです。

受講生の感想

講話について

「心理学を職業とすることのやりがいと苦労についてのリアルなお話を聞くことができ、改めて社会で働くということについて考えるヒントになった。特に大学時代から大学院、病院での経験、そして現在のお仕事に就かれるまでの流れが印象的だった。心理職の買い手市場な厳しさのなか、ご自身の希望はある程度持ちつつ、臨機応変に進路選択されている印象を受けた。自分のやりたいことを追い求めることは重要であると思うが、一つのことにこだわり過ぎて、視野を狭め、チャンスを逃さないことも同様に大切であると感じた。また、このことから福祉大という環境を有効に活かし、心理学はもちろん、福祉もしっかり勉強して自分の幅を広げたいと思った。長期的な目を持って、自分の将来を考えていきたい。」(一部抜粋)

「心理職と福祉職は別と考えていたので、多くの部分でかぶってくるというのは驚きだった。また、即戦力が求められる事も多いようなので、大学で様々な専門的な分野を修めるようにしていき、資格などもしっかり取得することも大切だと感じた。今後、大学で勉強するだけでなく、その後のことも考えて生活をしていきたいと思う。」(一部抜粋)

振り返りについて

「これまでの講師の方々やディスカッションを通して、心理職として支援を行っていくために、冷静で客観的かつ多角的な姿勢が求められるのではないかと考える。クライエントの状況を的確に把握し、受け止めることによって、クライエントとの信頼関係の構築が望まれる。ただ、信頼関係と言っても、親密になり過ぎないなど適度な距離感を保つ必要がある。クライエントを思い、とった行動が本人の自主性を損ねる形にならないような冷静さが必要ではないだろうか。また、検査や面接に加え、生活環境の実態や身体的な様子などクライエントの持つ様々な情報に目を向けることで、表面的な理解に留まらずに、深みのある理解に近づくことができる。クライエントから発せられる様々な情報を見落とさずに、支援に繋げていくこと、さらに支援者同士で情報を共有することの大切さについて改めて気が付いた。」(一部抜粋)

「(グループディスカッションでは)自分だけでは考えつかなかった意見があり、なるほどと思った。また、1人だけで相談相手の問題を解決しようとするのではなく、ほかの機関と連携したり相談相手の家族と話し合ったりしながら解決に向かうことが大切なのだと分かった。心理職としては、観察、面接、検査を上手く使い対象者を理解することが大切ということも分かった。自分が支援する立場になった時、今回学んだことを活かして支援していきたい。」(一部抜粋)


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