2018/01/26 福祉心理学科

【学び】外部講師を招いた特別演習(犯罪心理学ゼミ)が行われました

半澤利一准教授(犯罪心理学)のゼミでは、12月12日の夜、仙台駅東口キャンパスにおいて「夜ゼミⅠ~傷ついた心のケアで大切なこと」という特別演習を行いました。講師は、自然災害の被災者や犯罪被害者に対する心理的支援の専門家で、支援者育成のために海外からも招へいされる、兵庫県こころのケアセンター研究主幹・大澤智子博士です。

演習では、先生方が翻訳されたPFA(サイコロジカル・ファースト・エイド)やSPR(サイコロジカル・リカバリー・スキル)にあらかじめ目を通した受講生たちから寄せられた質問に基づき、トラウマ体験を受けた人々を理解し、支援するためのポイントや心構えについてお話しいただきました。

受講生の感想

  • 支援を行う側は、支援対象者の背景やトラウマ体験による記憶が引き起こされるきっかけなど知ることが必要なのだと感じました。また、対象者にトラウマ体験の話をさせすぎるのも、思い起こすきっかけを与えてしまうことになりかねないと聞き、驚きました。確かに、対象者が体験を閉じ込めて思い出さないようにしていたとしても、その体験を話していくうちに蘇り、また不安定な状態にさせてしまう可能性は本当にあると思いました。支援対象者と、ある程度の距離感を保つのも支援を円滑に進めていく上で重要であるのだと感じました。
  • 私は、今回の大澤先生のお話を聞く中で、「自分で変えられるものは自分だけで、自分の力で他人を変えることは出来ない」という考えを持ちました。先生のお話に「本人がその気になるかどうか。自分のことは自分にしか出来ない、変えられない。自分が思わないことには先に進まない」という言葉がありました。これは臨床場面でも日常場面でも言えることだと思います。明らかに世間の常識とずれが生じている人や自分の意見が無く人に頼ることしかできない人などは、いくら他人が働きかけたところで、その人自身が問題意識をもって向き合わないことには変わることはないでしょう。もちろん、どんな人にも言えることだと思いますが。
  • 「トラウマを抱えている人も他の問題を抱えている人も、大きなストレスが掛かってしまうと以前できていたことができなくなることがある」ということをしっかりと認識しながら、「どんなひどい目にあっている人でも回復できる」と強く思って支援をすることが大切だと分かりました。また、支援する立場の私たちだけが一方的な思い入れで支援することは避けるべきですが、クライエントが一向に変わらないから諦めてしまったり、自分の支援が悪いと思い悩むのではなく、「クライエントが頑張ってくれればいいな」というように適度な期待で支援する意識も大切だと分かりました。PFAやSPRは一般の人でも習得できるスキルなので、私もしっかりと学んで役立てられるようにしたいです。
※感想は一部抜粋です。

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