2019/10/27 福祉心理学科

【学び】仙台少年鑑別所 法務技官 安藤先生と今野先生による講話 / 心理実践活動論

1年生を対象とした『心理実践活動論』の授業では、第一線で活躍しておられる卒業生や外部講師をお招きし、職場での心理実践活動の詳細や学生時代の学修経験などについてお話いただいています。

10月21日は、仙台少年鑑別所の鑑別部門・統括専門官(考査担当)、法務技官兼法務教官として活躍されている安藤友祐先生(臨床心理士 / 公認心理師)と、法務技官兼法務教官として活躍されている今野華奈先生に講義をご担当いただきました。

安藤先生には、少年鑑別所の業務を中心に、司法・矯正領域における心理の仕事などについて幅広くお話いただきました。また、今野先生には、法務技官をめざした理由や、仕事のやりがい、大学生のうちにやっておいた方がよいことなど、学生の事前質問に対して丁寧にお答えいただきました。翌週の10月28日は、専任教員のもと、グループディスカッションや振り返りを行い、心理実践活動に関する理解を深める予定です。


今野先生による講話
学生の感想

『今日の講話で印象に残っているのが、今野先生がおっしゃった鑑別所に入ってきた少年達をしっかり尊重し、優位に立とうとしないということです。鑑別所に来るに至るまでに経験した大人や社会に対する不信感を抱く体験を理解し、受け止めることが大きな影響を与えると思いました。また、驚いたのが鑑別所という施設であるための保安の体制についてです。鍵をかけ、食事の量まで観察されているとなると慣れるまでは相当なストレスだと思うのですが、鑑別所に来るまでの少年達の生活と比べたらもしかしたらとても安全にも感じるのかもしれないと考えるととても重い問題なのだと改めて感じました。』
安藤先生による講話
『様々なお話の中でも特に印象的だったのは、仕事のやりがいのお話の中での言葉です。負の気持ちを話すことは悪ではないにしろ、不安を口に出すということが変化としてポジティブに捉えられるとは考えてもみなかったので「率直に負の気持ちを話せることも強みだと思っています」という言葉には衝撃を受けました。子供たちの言葉一つ一つを「強み」と表現出来るところに働く方々の強さも感じました。今日の講義を聞いて、4週間という時間の制限がある中で子供たちに正面から向き合うことの想像以上の厳しさ、そして、それ以上にその中にある温もりを感じました。』

『法務少年支援センターの活動として、子供の予兆を知り、対応していくことの重要性が印象に残りました。理由を考えて対策を取ることは、どんなことにも活かせると思います。対応策をしっかりと取ることで、子供も大人を信頼することができるのではと思いました。仕事で心掛けていることは“コミュニケーションを取ること”と仰っていたので、コミュニケーションはどの仕事でも必要であるため今から能力を高めていきたいです。』

(感想は一部抜粋です)




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