2016/08/10 教育学科

朴木山キャンパス 活動報告(白井ゼミ・山下ゼミ)

7月30日、白井ゼミと山下ゼミが泉・朴木山キャンパスで野外実習を行いました。主体は白井ゼミの学生たちです。白井ゼミは教育心理学と理科教育をテーマとしているゼミで、さまざまな実験や観察を行っています。今回はグループに分かれて主に3つの活動を行いました。

活動1.炭焼きを作る

泉・朴木山キャンパスのあたりは炭焼きが盛んだったそうです。その名残でキャンパスにも炭焼き小屋があります。炭焼きにゆかりのある土地というわけで、炭焼きにチャレンジをしてみました。ただの炭ではなく、松ぼっくり、レンコン、きのこやエシャロットなどいろいろなものを炭化させました。

活動2.赤シソからシロップを作る

赤シソはアントシアニンという色素が豊富に含まれています。アントシアニンは酸性か塩基性かで発色が変わってきます。今回は薪を使って赤シソからアントシアニンを煮出しました。赤い色素が汁に出ると、葉は緑色になります。赤シソも「葉緑体」がちゃんとあることがよくわかります。赤い煮汁の中にクエン酸を投入しました。砂糖も入れてよくとかし、冷ませばかき氷用のシロップの完成です。

活動3.料理を作る

 小中学校の頃に校外実習で、薪を使ってカレーや豚汁を作ったという人も多いのではないでしょうか。学校の先生になれば児童生徒を指導しながら薪を使う機会もあります。そこで、薪を使った調理を学習するために豚汁に挑戦しました。

学生の感想

  • 炭焼きは出来上がり時期の確認をあまりせずに行ったがおおむねきちんと炭が出来ていた。どれもそのままの形で小さくなることがおもしろかった。緑に囲まれる環境が周囲にないのでそのような場所で動き回れたことは楽しかったが気温が高く、炭焼場や送迎施設から野外炊飯広場(豚汁調理場所)までが遠く感じた。現在施設建築中だがすでにごみが落ちていたので送迎施設外の野外にゴミ箱設置等対策を講じる必要があるように思う。
  • 現代の生活の中で野外での活動は少なくなってきているように感じる。そのため今回のような野外で、普段は完成品を見ているものを、一から作ってみるという活動はとても楽しく、良い経験になった。また、他学年との交流も4年生では少なくなってくるので、野外活動を通した関わりは、とても良いコミュニケーションの場になったと感じる。実際の教育現場でも子どもたち同士の会話の機会になるためこのような活動は大切にしていくべきであると考える。
  • 今回の活動では、白井ゼミの先輩たちと話すことができたし、白井ゼミの2年生の仲も更に深まったと思います。かき氷づくりでは、先輩たちがとても頼りになりました。天気が良くて、暑くて大変だったけど、豚汁もかき氷もおいしくできていてよかったです。朴木山の散策では、ホウノキも覚えることができたし、自然の中を歩いて、展望台からの景色はとてもきれいでした。とても楽しかったので、次の活動も楽しみです。
  • 朴木山で、炭焼き班と豚汁班と赤しそシロップ班の3班に分かれて活動を行った。私は、豚汁班になった。豚汁を作るために薪を山から探してきて、火をおこした。薪を拾うことは初体験であった。炊事できるほどの火を起こすためには、酸素を取り入れることができるように最初に薪を配置するときも工夫しなければならないことを学んだ。このように、普段の授業内では体験することが出来ないとても貴重な体験が出来たと思う。

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