2025/01/14 教育学科

【教育学科】幼保コースの1年生が福聚幼稚園を3日間見学し、 成果を発表しました

  幼保コースの1年生4名が1125日(月)~27日(水)の3日間、本学の関連法人である福聚幼稚園を見学しました。3歳児ちゅうりっぷ1組に1名、ちゅうりっぷ3組に1名、4歳児ひまわり組に1名、5歳児ゆり組に1名と、それぞれ異なるクラスに配属され、3日間同じクラスで子どもの様子を見学したり、保育活動に参加したりしました。3日目には、絵本の読み聞かせを実践する機会もいただきました。

  見学終了後には、4名で協力しながら成果をパワーポイントにまとめ、1220日(金)の「保育者論」(保育士資格取得のための必修授業)のなかで報告をしました。一日の流れや活動内容をクラスごとに詳しく伝えたり、担任の先生のお話から学んだことをまとめたり、さらに、遊びや生活の様子を学年ごとに比較し、分かりやすく表にまとめたりなど、100名近い学生の前で堂々と発表することができました。

  1年生の段階から、保育現場に入り、子どもと直接かかわったり、保育の様子を間近で観察できる機会は大変貴重だと思います。是非、今回の経験を今後の学習や実習にいかしてほしいと思います。

 

《参加した1年生の感想》

初めての経験で戸惑うこともありましたが、講義の中で学んだ子どもの姿や保育者像を実際に見ることで、多くの気づきや学びがありました。その中でも子どもの年齢やその場に応じてのかかわり方、声がけの仕方が特に難しく感じました。年齢によって遊びや子どもとのかかわり方が違うことを実感し、「~はダメ」「~しようね」だけでは伝わらず、なぜダメなのかまた、子どもがどういう思いでその行動をしたのかを知った上でどうすべきかを一緒に考えるなど子どもの姿だけで良い悪いをつけず、子どもとのかかわり方を工夫していく必要があることを学ぶことができました。

 幼稚園の見学実習を通して現場での先生の言葉かけや対応を講義内などの理論だけでなく自分の目や身体を通して身につけることができたと思います。そして、子どもそれぞれに合わせた対応は相当なスキルや経験を積んでいかなければならないということを実感した3日間になりました。また、実際に子どもとのかかわりや他のクラスの報告などを通して子どもの発達と周囲の環境は非常に深いかかわりがあることを再認識することができました。

 3日間の見学を通して私が最も感じたことは、やはり子どもとかかわることは難しいということです。一人一人に合わせた対応が大切であることを理解していましたが、実際にかかわってみると上手くいかないことばかりでした。講義だけでは分からなかった発見や気づきを多く見つけることができたのでこれからの学習にいかしていきたいと思います。小さな子どもとかかわることができる機会が少ないので、とても貴重な経験ができました。

 実際に、保育者の方々の仕事を間近で見て、自分が目指している職業の責任を改めて感じるとともに、子どもの成長をそばで見守ることができるというやりがいも保育者にはあるなと思いました。その後の発表準備では、3人との話し合いの中で、年齢による違いを比べることができたり、自分は気づかなかったことに気づくことができました。1年生のうちからこのような経験ができ、保育者という職業に対する思いがより一層強くなりました。この気持ちを大切に、今後も勉学に励もうと思います。




幼稚園児たちとのかかわりを楽しむ1年生
幼稚園見学の成果を報告する学生たち

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