2025/11/04 教育学科 社会福祉学科

【教育学科】「TFU教育学科・土曜セミナー2025」(第3回・第4回)を開催

10月25日、仙台駅東口キャンパスにおいて「TFU教育学科・土曜セミナー2025」(第3回・第4回)が開催されました。当日は、高校生、大学生・大学院生、教員など72名が参加し、教育現場における実践的な学びの機会となりました。

今回は、本学教育学科の和史朗准教授が講師を務め、これまでの教員生活での様々なエピソードを交えながら、児童・生徒の行動問題に対する教師の支援について応用行動分析(Applied Behavior Analysis : ABA)の視点から解説しました。講義を通して、教師の勘や思い込みで判断するのではなく、子どもの行動を丁寧に観察し、その意図や背景を見極めたうえで、一人ひとりに合った支援を考えることの重要性を学びました。午前中は理論編、午後は実践編と長時間に亘るプログラムでしたが、参加者の皆さんは講義やグループ・ディスカッションに熱心に取り組み、充実した学びの時間を過ごしました。

本学では今後も、教育に関心を持つ高校生や現職教員、学生・院生の学びを支援するため、さまざまなテーマで「土曜セミナー」を継続的に開催していく予定です。2025年最後の「TFU教育学科・土曜セミナー」(第5回)は、11月29日に『授業におけるAIとのつきあい方』をテーマに開催します。ぜひご参加ください。
(文責:伊勢 恵)

第3回理論編:参加者の感想

・学生の頃と違って今の学級の児童を思い浮かべ、どうしてあの子はあの行動をしてしまうのかを考えながら受講できました。午後の講座で、実践を通して、来週からのアプローチを考えられたらと思います。(教員)
・支援を必要とする子供にどんなアプローチをすればいいのか、具体的な視点を学ぶことが出来ました。実践しやすい事例等もあったので、ボランティア先でも可能な範囲で自分なりに考えながら子供たちと接したいと思いました。(学生)
・問題行動を起こす原因や対策について理論的に学ぶことが出来ました。今までの常識を覆すような事ばかりで、とても新鮮でした。(学生)

第4回実践編:参加者の感想

 ・日頃関わっている児童を思い浮かべながら講義に参加させていただきました。今後、自分自身の教育活動に活かしていくことはもちろん、本校の教育活動にも大いに活かしていきたいと思います。(教員)
・言葉で伝えることが未発達なところがある乳幼児期の子どもと関わっています。言葉だけでなく、手差し、指差し、身振り手振りで表現してくれます。言葉だけがコミュニケーションではないので、今回のセミナーでそういう姿を大切にしてあげたいなと、改めて感じました。(保育教員)
・どんな問題行動も行動分析をして適切に対応すれば、問題行動を適切な行動にすることができると思えました。(学生)
和先生の講義に熱心に耳を傾ける参加者
先行条件と問題行動:意見の共有
グループ・ディスカッション
ABC分析に挑戦!

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