2026/04/28 教育学科

【教育学科】教員インタビュー久保田佳克教授(中等教育専攻・英語科コース担当)

今回は教育学科中等教育専攻で英語科教育や教育実習関係の授業を担当している久保田佳克先生にインタビューを行いました。

Q. 高等専門学校での英語教員経験があるとのことですが、教員となったきっかけはありますか?

月並みですが、小中学校で素晴らしい先生方に出会ったことが教員を目指したきっかけです。小学46年生の時の担任は教え方を常に工夫される方で、学ぶ楽しさを教えてくれました。中学2年生の時の担任は、規律に厳しくも学級づくりが非常に巧みな先生でした。また、中学2年生の時の英語の先生のご指導で「英語がわかる」という実感を掴めました。こうした先生方の影響で、自然と教員を目指すようになりました。

 

Q2. 教員という仕事の魅力は何だと思いますか?

何といっても、学生の成長を目の前で見られることだと思います。高専教員時代、1年次(高校1年生相当)には指導に苦労した学生が、5年次(大学2年生相当)には驚くほど逞しく成長し、卒業式の後で感謝の言葉を掛けてくれたことは今も忘れられません。成長には本人の努力が不可欠ですが、そのプロセスを支え、伴走できることがこの仕事の最大の魅力だと感じています。
 

Q3. 中学や高校での英語の学習は、将来どのように役立つと考えていますか?

生成AIの普及により外国語学習は不要という声もありますが、私はむしろ逆だと考えています。中学・高校で日本語以外の言語の文法や語彙の基礎を築いておくことは、将来AIを使いこなす、あるいは必要に迫られて専門性を高める際の強固な土台になります。また、現在の英語教科書は異文化理解の視点が非常に豊富です。言葉を通じて自分とは異なる価値観に触れる経験は、多角的な視点を養う上で大きな力になるはずです。

 

Q4. 学生には大学でどのようなことを学び、身につけてほしいと考えていますか?

私自身、学生時代はアルバイトや部活動に熱中し、一生の友を得ました。それは貴重な経験でしたが、一方でもっとしっかり勉強しておけばよかったという思いもあります。大学ほど知的な環境が整った場所はありません。図書館には何万冊という専門書があり、各分野の専門家である教員がいます。在学中に少なくとも100冊は図書館の本を読み、いろいろな先生方の授業を受けて、一人ではつけられない力を養ってほしいと願っています。

 

Q5. 最後に、中学・高校の教員を目指す皆さんへ、メッセージをお願いします。

教育には、個人の人格の完成と、民主的な国家、社会の形成者の育成という二つの重要な使命があります。専門的な知識や技術を磨くことはもちろんですが、それ以上に、自分たちはどのような社会を次世代に引き継ぎたいかという広い視点を持ってください。日々のニュースに関心を持ち、社会のあり方を考える一歩として選挙にも足を運ぶ。そんな社会の一員としての姿勢が、教室で子どもたちに向き合う時の指針となってくれるはずです。




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