2017/08/29 教育学科

【学科報告】仏像修復の仕事を見学

渡邉氏より江戸時代につくられた随神像の彩色について説明を受ける
渡邉氏より江戸時代につくられた随神像の彩色について説明を受ける
日本美術史を学ぶ門脇ゼミでは、8月9日に東北古典彫刻修復研究所(山形県上山市)を訪問し、仏像などの木彫像を中心とする保存修復の現場を見学させていただきました。

副所長の渡邉真吾氏より、仕事内容や古い文化財を取り扱う上での注意点、また保存修復の魅力と難しさなど、貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。古い仏像は材質・構造・形状・劣化の状態が一体一体異なっており、どのようにすれば最も適切な処置ができるかを毎回試行錯誤されているそうです。

表面的にはさほど痛みがないように見えても、虫食いによって木材が脆くなっていることもあり、確かな観察眼と熟練の技術が求められます。また誤った補作によって像本来の価値を損なうことがないよう、時代毎の造形的特徴に関する研究も欠かせません。

美術史において保存修復の成果に学ぶことは多く、今回の見学会では、普段は人目に触れることのない木彫像の内部構造について解説をいただくなど修復現場ならでは体験をさせてもらうことができました。

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