2019/12/12 教育学科

【学科報告】古美術研修旅行を実施しました(門脇ゼミ)

日本美術史を学ぶ門脇ゼミでは、毎年、古美術やさまざまな伝統文化を実地に見学・体験する研修旅行を実施しています。今年度は2019年11月20~23日にかけて、2・3年生と担当教員の計11名で、静岡・東京の博物館施設や古社寺などを巡りました。旅行を通してこれまで以上にゼミの結束も強まり、楽しく有意義な4日間となりました。

≪主な見学先≫
静岡:久能山東照宮(同博物館)、静岡市立芹沢銈介美術館、静岡市立登呂博物館
熱海:伊豆山神社・伊豆山郷土資料館・MOA美術館
上野:東京国立博物館(住友財団修復助成30年記念特別企画「文化財よ、永遠に」など)

≪参加者の声≫
・これまでにゼミや講義で学んだ知識を発展させて、見学することができました。特に静岡市立芹沢銈介美術館では、本学の芹沢銈介美術工芸館とはまた違った視点から、作品と建築を満喫しました。個性的な建物の造りが面白く、窓や水場など美術館としては活かしづらそうな点もありましたが、それらを感じさせない優れた展示だと思いました。(3年 小澤拓登)

・実物を見ることで、興味関心をより広げることができたと思います。中でも、東京国立博物館で見た「文化財よ、永遠に」の展示が印象に残りました。見事に修理されたたくさんの仏像を見て、文化財の修復の手法について、また仏像や仏教美術について、もっと深く知りたいと思いました。ゼミ旅行を通じて先輩たちといろいろなお話ができ、交流を深められたことも嬉しい思い出になりました。(2年 齋藤優果)

・静岡での見学で最も印象に残っているのはMOA美術館です。まず建物が特徴的で、展示室に向かうまでにエスカレーターが7つも続く構造に驚きました。また展示室では、豊臣秀吉の黄金の茶室の再現に興味を引かれました。権力を誇示する豪華絢爛さに、当時ここに招待された人たちは落ち着いて茶を楽しむことができなかったのでは、と思いました。今回のゼミ旅行では、目標であった「自分なりの解釈をもって見学する」ことができ、見聞を広められたと思います。(3年 栁沼泰成)

・今回のゼミ旅行では、「様々なジャンルの美術品に触れ、その魅力を知る」というテーマを掲げました。たくさんの作品を観賞しましたが、その中で特に心奪われたのはMOA美術館の『色絵月梅図茶壺』です。金色で縁取られた赤の梅の模様が白地の壺に映えて美しく、黒い木の幹とのコントラストも綺麗で、上品さの中に強さが感じられました。壺の豊かな膨らみのラインもバランスがよく、とても良い形でした。MOA美術館では畳の上に茶碗を展示したり、藤や梅など、モチーフごとに作品を並べて見せたりと、展示の方法も工夫されていました。写真で作品だけを見るのではなく、工夫された展示空間と合わせて見ることで違った雰囲気を感じ、展示も作品を映えさせる重要な手段なのだと実感しました。ゼミのメンバーと作品について話しながら見学するのも楽しく、お互いの感想を聞き合うことで新しい視点も生まれていきました。これからも互いに高め合いながら、ゼミ活動に励んでいきたいです。(3年 浅野朱里)
久能山東照宮にて
登呂遺跡公園で開催中の体験型学習「火起こし」に挑戦

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