2026/07/08 教育学科

【教育学科】教員インタビュー金井徹准教授(初等教育専攻)

1.教員になったきっかけ、これまでの歩み
高校を卒業後、地元の長野県を離れて仙台の大学に進学しました。当時は明確な目標があったわけではなく、入学後もしばらくは右往左往しながら過ごしていました。しかし、学びが専門的になるにつれて大学という場所の面白さに魅了され、気付けばそのまま大学院へ進学。就職後も、教員養成に関わる仕事に携わってきました。「何となく」入った大学でしたが、その魅力に取り憑かれ、現在もこうして大学で働いています。どうやら私は大学という場所が好きなようで、今もその魅力に惹かれ続けています。

2.担当している授業・研究内容
担当授業は、「教育学概論」や「教育史」など、教職課程における教育の基礎理論に関する科目が中心です。また、小学校での教育実習に向けた事前指導も担当しています。実習先で研究授業などに熱心に取り組む学生たちの姿は、本当に頼もしく、いつも刺激をもらっています。大学院では「教育思想史特論」を担当しています。私の専門は、一言で言えば「教育政策の思想史」です。特に、教育基本法をはじめとする戦後日本の教育政策について、「なぜそのような理念が掲げられたのか」「どのような思想や価値観が背景にあったのか」を歴史的に考察しています。そこには、政策にはそれを生み出す人々の思想があるはず、そして、そうした政策を受け入れる人々の思想があるはずという大前提があります。

3.学生に身につけてほしい力
学生の皆さんには、ぜひ「悩みの耐性(悩む力)」を身につけてほしいと思っています。今の時代、効率よく分かりやすい答えのようなものを求めたくなるかもしれません。また、そのための技術も急激に発展を続けています。しかし、悩むことを避けずに、さまざまなことについてじっくり考え、自分なりの答えを模索していく。そうしたプロセスの先にこそ、新しい発見や成長があるように思います。大学は、いくらでも悩んでよい場所です。だからこそ、失敗を恐れず、多くのことに挑戦してほしいと思っています。

4.高校生へのメッセージ

高校生の皆さんは、いま「将来の進路」についてたくさん悩んでいるかもしれません。周りが進路を決めているように見えて、焦ることもあるでしょう。でも、焦る必要はありません。私自身も大学入学当初から明確な目標を持っていたわけではありませんし、たくさん迷い、試行錯誤を重ねながら今を生きています。さまざまな迷いの積み重ねが、今の私をつくっています。大学には、あなたの悩みにじっくり付き合ってくれる先生や仲間、そして学問があります。ぜひ大学で一緒に心地よく悩み、学問と向き合いながら、自分なりの歩みを深めていきましょう。

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