2017/11/22 教育学研究科

【研究科報告】第2回 大学院生中間発表会

教育学研究科では、現在修士論文作成に取り組んでいる2・3年生の中間発表会及び1年生による構想発表会を行いました。教育学研究科の教員及び院生たちが集まりました。

各院生は指導教員の指導のもと、日ごろより各自の研究に取り組んでいますが、この会で他の教員からの助言指導を受け、改めて研究成果のまとめ方や方向性を見直すきっかけを得ることができます。

今年度は、院生の多くが特別支援教育に関連した研究に取り組んでおり、発表内容のほとんどが、院生自身が実際に障害のある子ども達へ指導をした事例研究でした。教員から「今後同じような障害児への指導にあたる人たちの参考になるように、ぜひ研究成果を社会に還元してほしい」という激励を受け、院生たちは「きちんと成果をまとめていきたい」と意気込んでいました。

この発表会を通じて、院生相互に新たな刺激を受け、さらなる研究の質の向上を目指していきます。

大学院生たちが取り組んでいる研究の主なテーマ

○人工内耳装用児の言語発達過程に関する事例研究
○知的障害が疑われる脳性まひ児への読字支援に関する実践研究
○特別支援学校の交流及び共同学習場面における児童生徒の相互の関わりを促すための教師の支援の在り方について
○重度・重複障害児に対する言語的働き掛けの効果に関する研究
 — 話し掛けと絵本の読み聞かせを通して —
○重度・重複障害児における楽器に対して手を伸ばす活動と視線についての研究
 — 楽器操作の質的変化とその条件について —
○読み書き障害のある児童の数字の変換に関する研究
 — 認知特性を考慮した指導方法の検討 —
○重度・重複障害児の音楽活動の促進に関する研究
○短期大学生の学習方法に関する一考察
 — 有意味学習と機械的暗記の視点から –
○地域社会における教育活動と町づくり
 — 山形県置賜地方を事例に考える学校と地域の連携 —
○読み書き障害のある児童のローマ字習得過程および書字の負担軽減に関する研究

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