2019/10/18 教育学研究科

【学生報告】聞き取り調査の重要性を学ぶ

東北福祉大学大学院教育学研究科に所属する学生の活動を紹介します。

教育学研究科では、「地域調査特別研究」という、地域調査の手法などを実践的に理解することを目的とする講義(+実習)があります。事前調査を行なったうえで、去る9月7~8日、山形県置賜地域を巡検しました。本記事では、現地を巡見するにあたり、必要となった事前調査について紹介したいと思います。

私は、主に「長井市における工業」と「白鷹山における地形」について担当致しました。工業分野の調査では、国や自治体の統計データや市町村史、関連書籍・文献などを参考に、長井市における工業の特徴や課題などを読み取りました。

しかし、地元出身ではないことに加え、文献等で知り得る情報には限りがあるため、実際に現地の方にお話を伺う必要がありました。そこで今回は、長井市商工観光課の担当者に直接聞き取り調査を行うことで、「地元の声」を調査結果に反映することができました。

今後、教育現場で地域調査教材を作成する際も、その地域に詳しい方に対する聞き取り調査が必要になる場面があると考えられますが、今回の調査活動は非常に貴重な経験となりました。
(石橋 拓也)

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