2021/09/22 教育学研究科
【学生報告】「田んぼの学校」における活動報告
東北福祉大学大学院教育学研究科に所属する学生の活動を紹介します。今回は、村上綾花さんに研究紹介を執筆してもらいました。村上さんはSDGsに関わる研究を行っています。
はじめに
近年「SDGs」や「持続可能な開発目標」に関するニュースや新聞記事等を目にする機会が増えてきました。教育においても「持続可能な開発のための教育(ESD)」が求められ、平成29年告示小学校学習指導要領前文及び総則においては「持続可能な社会の担い手の育成」の文言が明記されました。そのことを踏まえ、大学院の研究では、さらに学びを深めESD現状と課題を明らかにし、具体的実践方法の検討を行いたいと考えています。
今回は、研究の一環として、2021年5月23日に宮城県内で行われた「田んぼの学校」に参加しました。田んぼの学校では、裸足で田んぼに入り、手植えをしました。私自身、手植えの経験は中学2年生の野外活動以来でした。
今回は、研究の一環として、2021年5月23日に宮城県内で行われた「田んぼの学校」に参加しました。田んぼの学校では、裸足で田んぼに入り、手植えをしました。私自身、手植えの経験は中学2年生の野外活動以来でした。
小学校社会科における「米づくり」
小学5年生社会科で「わたしたちの生活と食料生産」で米づくりについて学習します。教科書では、食料生産に従事する人びとの工夫や努力に触れて食料生産の重要性とその発展について記載されています。さらに、ICT機器の導入によって写真の提示のみならず、デジタル教科書などを活用した動画の使用によってより学びが深まることが期待されています。
参加してみて
今回、田んぼの学校に参加してみて感じたのは、体験を通した学びの大切さです。土の感触や匂い、体にかかる負荷や爽快感などは、教科書では得られない学びであると気づきました。GIGAスクール構想によってICT機器の導入等が推進されていますが、子どもが持っている「知りたい」「やってみたい」「なぜだろう」などといった意欲や疑問を引き出し、体験的な学習経験を持つことが今後も変わらず必要になると考えます。
(村上綾花)
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