2017/12/14 保育士・幼稚園課程

2017年12月14日 3年生保育実習指導Ⅱ

2017年12月14日 3年生保育実習指導Ⅱ

今日の保育実習指導Ⅱでは、プロジェクト型PBLの実施に向けて、さまざまなプロジェクトが創案されました!
学生が主体的に最後の1年間で将来に向けてやりたいこと、深めていきたいことを自ら提案し、また、一人ひとりが同じ志を持つ仲間を見つけ、プロジェクト発足の第1歩としてついに動き出すこととなりました!そう、いよいよ今日がプロジェクトの始まりの日になります。なんだかわくわくどきどきします!

さて、4年生で行われるプロジェクトとはいったい何なのかご説明いたします。まず、3年生の時は、ワールドカフェ方式で対話を重ね、対話の内容を整理し発表したり、アプリシエイシブ・インクワイヤリー(AI)などにもよって、対話を重ねながら自分の考えをシェアしたりなど、複数人数で話し合い、仲間と共に考えていく機会がたくさんありましたね。4年生では、ワールドカフェ、AIに続き、「OST(オープンスペーステクノロジー)」という新たな方式で学びを深めていきます!

OSTとは・・・
ワールドカフェ、AIなどのホールシステム・アプローチ(大規模集団で対話を行いながら意見集約や解決の方途を探り合う手法)の一種であって、重要な課題について関係者を一堂に集め、参加者が解決したい課題や議論したい課題を参加者自らが提案し、自主的にスケジュールを決めて進めていく会議手法。というものです!
OSTは、自分たちで深めたい、取り組んでみたい議題について、自分たちで発題しあって、自由にいつでもどこでも話し合ったり、自由に時間を使いながら自分のやりたいことを追求していくのです!4年生で行うプロジェクトはこのOSTを用いて行われます。集う仲間達の志や、やりたいことが一緒なら、それぞれのやる気が大きな力となって学びがより深まりますよね!

そして今日はそのOSTが展開される初段階として、和田先生から一通りOSTの説明をしていただいた後、プロジェクトの提案と、学生一人ひとりが参加したい企画を選び決定するといった内容で授業が行われました。プロジェクトの提案は、最初3年生全員がサークル(円)になって座った状態で行われました。3年生はいったいこれから何がはじまるんだ…と緊張した様子でしたね(笑)

そして和田先生から、「プロジェクトを提案したい者は、テーブルにある紙にプロジェクト名を書き、ボードに張り出せ。」といったご指令が…。いったい誰が口火を切って最初に名乗り出るのかとドキドキしていましたが、和田先生がマイクを置いた瞬間、待ってましたとばかりに渡邉実行委員長が!!さすが実行委員長です!それに続いて強い意志の持った学生たちがどんどん立ち上がる!
この授業に同席していた4年生の先輩もこの様子を見て、今年の3年生は積極的ですごい!とびっくりしていました!私もこんなにたくさんのプロジェクトが提案されるなんて思っていませんでした!
ここで張り出されたプロジェクトは全部で23個!

・園を作ろうプロジェクト・呼び覚ませ童心プロジェクト・保育について語ろうプロジェクト・学童保育プロジェクト・手作りしようプロジェクト・友達からおすすめ聞いてボランティア行こうプロジェクト・主活動考えようプロジェクト・東日本の園行けるだけ行ってみようプロジェクト・コッコクラブプロジェクト・深めよう保育プロジェクト・ケース研究プロジェクト・障がい児プロジェクト・子どものヘアアレンジプロジェクト・子どもに関するお仕事知ろうプロジェクト・体力づくりプロジェクト・子どもの発達勉強したいプロジェクト・遊び(外遊び)研究プロジェクト・ぶくぶくプロジェクト(溺れるまで本を読もう)・1週間チャレンジプロジェクト・子どもの貧困プロジェクト・応用行動分析プロジェクト・保護者支援プロジェクト・ぴよねっと

こんなにいろいろなプロジェクトが!!全部入ってみたいです・・・。これからそれぞれのプロジェクトでそれぞれのやりたいことに特化してみんなで追求していくなんて、今からドキドキワクワクがとまりません!!プロジェクト提案者が「一緒にやらない?」と目をキラキラ輝かせながら、立ち上げるプロジェクトについて熱く語っている姿はとてもかっこよかったです!!

4年生、最後の1年、学生だからやれること、たくさんあると思います。文献を漁るのも、園見学に行くのも、仲間と好きなことを好きなように語り合うことも、満足するくらいできるのはきっと今しかありません!1年なんて長いようであっという間です。この1年間であなたは何をしますか?やるかやらないかはあなた次第!手ごたえのある1年にして、悔いのない学生生活にしていきたいですね!!

OSTの4原則
1、参加してきた人は誰であれ適切な人である
2、いつ始まろうと、その時が正しい時である
3、何が起ころうと、それが、起こりうるべき唯一のことである
4、いつ終ろうと、終わったときが終わりである

さて来週はいよいよ集いし者たちで、プロジェクトで何をやっていくかミーティング開始です!胸が高鳴ります!!!それでは長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!来週もお楽しみに!!

記事担当者:菊池海里