2018/02/08 保育士・幼稚園課程
2018年2月9日 リエゾンゼミⅡ(フィールドリサーチ)合同発表会
2月8日、3〜5限目にTFU保育士・幼稚園課程2年生による「平成29年度リエゾンゼミⅡ(フィールドリサーチ)合同発表会」がステーションキャンパスにて行われました。つい2日前、保育士課程本登録認定試験を終え、保育士・幼稚園課程の新メンバーとなった1年生も参加し、先輩方の発表を真剣に聞いている姿が見受けられました。
リエゾンゼミⅡ(フィールドリサーチ)合同発表会
まず保育士課程2年ゼミ(リエゾンゼミⅡ(福祉実践演習))とは、ソーシャルワークの体系から、保育者に必要な基礎的知識・技法の習得と子ども家庭福祉の現場および保育者による子育て支援・保護者支援の実際的理解を図り、それらの学びを通して保育者にとって必要な知識・技術・態度の育成を図る保育士課程必須の演習科目です。
前期は相談援助技法の基礎の習得に加え、文献研究や情報収集によりソーシャルワーク(社会福祉援助技術)の基礎を学び、後期は、保育者による子育て支援・保護者支援に取り組んでいる施設へとフィールドに出向いてインタビューやリサーチなどに取り組み、前期・後期ともに成果をプレゼンテーションにより相互に共有しあうこととしています。
これらの学びを通して、保育ソーシャルワークの基礎知識の習得だけでなく、保育者における同僚性と共同の素養を培うことにも主眼を置いています。
具体的な目標としては、以下の三点が本授業の主な到達目標として掲げられています。
①保育における相談援助の概要、方法と技術、具体的展開について、グループで調べて発表することができる。
②保育におけるソーシャルワークの実際と事例について、フィールドに赴きリサーチを行うことができる。
③保育ソーシャルワークの学びを通して、他のメンバーと協力し、互いに高め合うことができる。
ただソーシャルワークの基礎知識を文献などで調査するだけではなく、子どもと家庭に対して、ソーシャルワークが実際にはどこでどのように展開されているかを知るために、児童養護施設や児童発達支援センターなど、児童福祉現場に実際に訪問し、そこでの援助活動全般やソーシャルワークの実際などを見学、インタビューすることで、実践の営みをさらに深いものにできるのです!
当日の発表はセッションごとに分かれており、ゼミごとに20分の発表時間と10分の質疑応答の時間が割り振られていました。今回は会場1(S400教室)の発表を取材しました。フィールドリサーチさせていただいた施設の概要、種別としての施設の説明、訪問までの流れやその後、職員構成、1日の流れ、施設で行っていること、質問して教えていただいたこと、などを発表していました。2年生にとって、他学年に向けて発表したり、実行委員による会の運営は今回が初めてということでしたが、あまり緊張した様子はなく、笑顔で1年生を気遣いながら進行していたり、発表も堂々と行う姿がみられました。
児童発達支援センターに訪問し調査した小坂ゼミからは、『発達障害の異なる子どもたちを同じ保育する際、施設の職員は全員が楽しめる工夫を意識し、毎回メインの子どもを決めて平等に楽しんでもらうような工夫がされていた』などと実演も交えながら施設で行っていた表現遊びを紹介していただきました。文章下の写真は調査した施設で実際に行われていた遊びを実演している様子です。
天井に吊るされたザルの中にちぎられた折り紙が入っていてそのザルを揺らすための紐をきのこの歌に合わせて引っ張ると折り紙が降ってくるというものです。この遊びを子ども達と一緒に歌いながら行うことも楽しみの1つだそうです。
前期は相談援助技法の基礎の習得に加え、文献研究や情報収集によりソーシャルワーク(社会福祉援助技術)の基礎を学び、後期は、保育者による子育て支援・保護者支援に取り組んでいる施設へとフィールドに出向いてインタビューやリサーチなどに取り組み、前期・後期ともに成果をプレゼンテーションにより相互に共有しあうこととしています。
これらの学びを通して、保育ソーシャルワークの基礎知識の習得だけでなく、保育者における同僚性と共同の素養を培うことにも主眼を置いています。
具体的な目標としては、以下の三点が本授業の主な到達目標として掲げられています。
①保育における相談援助の概要、方法と技術、具体的展開について、グループで調べて発表することができる。
②保育におけるソーシャルワークの実際と事例について、フィールドに赴きリサーチを行うことができる。
③保育ソーシャルワークの学びを通して、他のメンバーと協力し、互いに高め合うことができる。
ただソーシャルワークの基礎知識を文献などで調査するだけではなく、子どもと家庭に対して、ソーシャルワークが実際にはどこでどのように展開されているかを知るために、児童養護施設や児童発達支援センターなど、児童福祉現場に実際に訪問し、そこでの援助活動全般やソーシャルワークの実際などを見学、インタビューすることで、実践の営みをさらに深いものにできるのです!
当日の発表はセッションごとに分かれており、ゼミごとに20分の発表時間と10分の質疑応答の時間が割り振られていました。今回は会場1(S400教室)の発表を取材しました。フィールドリサーチさせていただいた施設の概要、種別としての施設の説明、訪問までの流れやその後、職員構成、1日の流れ、施設で行っていること、質問して教えていただいたこと、などを発表していました。2年生にとって、他学年に向けて発表したり、実行委員による会の運営は今回が初めてということでしたが、あまり緊張した様子はなく、笑顔で1年生を気遣いながら進行していたり、発表も堂々と行う姿がみられました。
児童発達支援センターに訪問し調査した小坂ゼミからは、『発達障害の異なる子どもたちを同じ保育する際、施設の職員は全員が楽しめる工夫を意識し、毎回メインの子どもを決めて平等に楽しんでもらうような工夫がされていた』などと実演も交えながら施設で行っていた表現遊びを紹介していただきました。文章下の写真は調査した施設で実際に行われていた遊びを実演している様子です。
天井に吊るされたザルの中にちぎられた折り紙が入っていてそのザルを揺らすための紐をきのこの歌に合わせて引っ張ると折り紙が降ってくるというものです。この遊びを子ども達と一緒に歌いながら行うことも楽しみの1つだそうです。
発表後の質疑応答では、1、2年生問わずどちらからも質問が挙げられました。まだフィールドリサーチを行っていない1年生からはどんな福祉器具があるのかなどの疑問が挙がり、2年生は来年フィールドリサーチを行う1年生に、訪問時の服装や訪問時の手順など、1年生からの疑問にたくさんアドバイスしていました。
そして発表後の休憩時間、発表を終えた2年生と、会に出席していた1年生にインタビューをしてみました!
まず、発表した2年生にフィールドリサーチに行ってみてどうだったか聞いてみたところ、「非常に勉強になった」「調べていくともっと細かいところまで知ることができて勉強になりました」と答えてくれました。また初めての発表はどうだったかと聞くと、「緊張はしなかった」「落ち着いて発表することができた」と、とても初めての発表であることを感じさせない回答をしてくれました。
次に1年生に発表を聞いてどうであったか聞いてみると、「知らない施設がたくさんあり勉強になりました」「保育所しか知らなかったのでもっといろいろな施設を知りたい」と答えてくれました。1年生にとって、先輩方の発表を受けたことで、施設やソーシャルワークについての学びだけでなく、来年度の学びの見通しを持つことができたのではないかと思います。
そして発表後の休憩時間、発表を終えた2年生と、会に出席していた1年生にインタビューをしてみました!
まず、発表した2年生にフィールドリサーチに行ってみてどうだったか聞いてみたところ、「非常に勉強になった」「調べていくともっと細かいところまで知ることができて勉強になりました」と答えてくれました。また初めての発表はどうだったかと聞くと、「緊張はしなかった」「落ち着いて発表することができた」と、とても初めての発表であることを感じさせない回答をしてくれました。
次に1年生に発表を聞いてどうであったか聞いてみると、「知らない施設がたくさんあり勉強になりました」「保育所しか知らなかったのでもっといろいろな施設を知りたい」と答えてくれました。1年生にとって、先輩方の発表を受けたことで、施設やソーシャルワークについての学びだけでなく、来年度の学びの見通しを持つことができたのではないかと思います。
今まで2年生は、各々ゼミの中だけの学びにとどまっていたでしょうが、1、2年生の保育士・幼稚園課程の学生間で学びを共有できる機会として有意義な会だったのではないかと、会に参加してみてあらためて思いました。
記事担当者:社会福祉学科3年 菅原優友
記事担当者:社会福祉学科3年 菅原優友